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朝顔・昼顔・夕顔・夜顔の違いとは!花言葉もご紹介します

朝顔のピンクの花
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朝顔・昼顔・夕顔・夜顔の違いとは

この記事では、夏に咲く花として知られている朝顔・昼顔・夕顔・夜顔の違い。

そして、それぞれの花言葉についてご紹介します。

夏の暑い時期、私たちを楽しませてくれるのが朝顔で、東京でも初夏になるとあちこちで「朝顔市」が開催され、多くの人で賑わいをみせます。

ところで、朝顔に似た名前の花としては他にも昼顔・夕顔・夜顔があります。では、この4つの「顔」の名前を持つ植物は同じ仲間なのでしょうか。

ちょっと気になったので朝顔・昼顔・夕顔・夜顔の違いについて調べてみました。また、それぞれの花言葉についてもご紹介します。

2つに分類される朝顔・昼顔・夕顔・夜顔

朝顔・昼顔・夕顔・夜顔は、植物の分類で見ると大きく2つのグループに分類されます。

 
朝顔(あさがお)ヒルガオ科サツマイモ属
昼顔(ひるがお)ヒルガオ科ヒルガオ属
夕顔(ゆうがお)ウリ科ユウガオ属
夜顔(よるがお)ヒルガオ科サツマイモ属
朝顔・昼顔・夜顔はヒルガオ科の植物で大きくとらえれば仲間。

一方、夕顔はウリ科の植物で、知られたところでは瓢箪(ひょうたん)の仲間になります。

それでは、それぞれの花の特徴と花言葉をご紹介します。

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朝顔の特徴と花言葉

観賞用の植物として代表的な花が朝顔です。

朝顔は小学校の理科の授業でも使われる他、朝顔市などでは行灯仕立ての朝顔が数多く販売されています。

朝顔の原産は熱帯アジアで、日本には奈良時代又は平安時代に中国を経由して入ってきたと考えられています。

また、現在では観賞用として愛されている朝顔ですが、元々は薬用として利用をされてきました。

朝顔が観賞用として人気を博したのは江戸時代。

江戸時代に朝顔の品種改良が盛んに行われるようになり、特に新しい品種は高値で取引されたことから植木職人だけでなく武士も内職として朝顔栽培をしたと言われてます。

また、そのような流れが明治時代に始まった「入谷の朝顔市」につながったとされています。

朝顔が花を咲かせるのは夜明け前の午前3時頃。そして、午前中にはしぼんでしまいます。

もっとも、朝顔は現在でも品種改良が盛んに行われていて、午後でも花を咲かせ続ける朝顔もあります。

では、次に朝顔の花言葉をご紹介します。

朝顔は、多くの色があります。

そのため、色によって花言葉を使い分けるという意見もあるようですが、朝顔全般については次のような花言葉があります。

 

★ はかない恋

★ 真夏の夢

★ 愛情の絆

★ 結束

 

「はかない恋」や「真夏の夢」は、午前中にはしぼんでしまう朝顔の花の命の短さから。

「愛情の絆」や「結束」はつるを絡ませて成長する朝顔のイメージからつけられているようです。

昼顔の特徴と花言葉

昼顔の白い花
昼顔の原産は日本やヨーロッパなど。

朝顔は種子から育つ1年草であるのに対して、昼顔は種子よりも一般的には地下茎で成長する多年草になります。

花の大きさは5センチ程度。花の色は白またはピンク。朝顔と同じように、つる性の植物で、花の咲き方も朝顔に似ています。

朝顔と昼顔の最大の違いは花のしぼむ時間。

昼顔の花の咲く時間は夜明け前または朝、一方、花のしぼむ時間は夕方。

午前中にしぼんでしまう朝顔に対して、昼間も咲き続けることから昼顔という名前が与えられています。

昼顔は小さな可憐な花を夕方まで咲かせているので、もう少し人気があってもよさそうです。

でも実際には、朝顔とは異なり昼顔には品種改良の歴史はなく、頑丈な性質でどんどんと繁殖することから、どちらかといえば駆除の対象になってしまうことが多いようです。

では、次に昼顔の花言葉をご紹介します。

昼顔にもいくつかの花言葉を見つけることができますが、代表的なものとしては

 

★ きずな(絆)

★ よしみ(誼)

 

があります。いずれも、昼顔のつるが他の樹木に巻き付きながら成長するところから生まれたものです。

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夕顔の特徴と花言葉

夕顔の白い花
夕顔の原産国はインドといわれていますが、いつの時代にどのような経路で日本に入ってきたのかは明らかではありません。

もっとも清少納言の枕草子に、夕顔は朝顔に似ているけれど夕顔の実は不格好であまりにも残念だと書かれています。

清少納言が生きた平安時代、すでに日本に夕顔があったことがわかります。

また、清少納言が語っているように夕顔は大きな実を秋に持ちます。

このことから、夕顔は朝顔の仲間ではなく、瓢箪の仲間であることがわかります。

瓢箪はお酒を入れる容器として知られています。

夕顔の実も器として使われていますが、より有名なのはかんぴょう(干瓢)。

かんぴょうは夕顔の実を裂いて加工した食べ物で、今でもかんぴょう巻きなどで知られた食材です。

夕顔の花は、夕方に咲いて翌日の午前中に萎みます。

花を咲かせる時間帯が特徴的で、花の色も白色で昼顔などに近いことから、朝顔・昼顔・夜顔と同じように考えられがちです。

しかし、花の形は異なり、花には雄花と雌花があり、さらには瓢箪と同じように大きな実をつけることは朝顔などとは明らかに異なっています。

では、次に夕顔の花言葉をご紹介します。夕顔にもいくつかの花言葉を見つけることができますが、代表的なものとしては

 

★ 夜

★ はかない恋

 

があります。花の咲く時間帯と花の咲いている時間の短さに由来をしています。

夜顔の特徴と花言葉

夜顔は熱帯アメリカ原産で本来は多年草ですが、日本では1年草として扱われています。

花の色は白が中心ですが、赤い花を咲かせる種類もあります。白花種の花の大きさは直径15センチ、赤花種は直径5センチ。

色により花の大きさは異なりますが、花を咲かせる時間が夕方から翌朝にかけて、どちらも芳香のあることが特徴的です。

もっとも、咲く時間帯や花の雰囲気が夕顔と似ていることから、夜顔と夕顔を混同して夜顔を「夕顔」と言ってしまうことも多いようですが、夕顔と夜顔は明らかに異なる植物です。

では、次に夜顔の花言葉をご紹介します。夜顔にもいくつかの花言葉を見つけることができますが、代表的なものとしては

 

★ 夜

★ 夜の思い出

 

があります。夕顔と夜顔は花の咲く時間帯が似ていますが、花言葉も似ているのは興味深いところです。

まとめ

朝顔の青い花
この記事では、朝顔・昼顔・夕顔・夜顔の違いや、それぞれの花言葉をご紹介しました。

朝顔と他の花を見間違うことはなさそうですが、特に夕顔と夜顔は間違いがちかもしれないですね。

 
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