しめ飾りはいつからいつまで
この記事では、2023年のしめ飾りはいつから飾るのか。そして、2024年のしめ飾りはいつまで飾るのかをご案内します。
日本には正月にしめ飾りを飾る習慣がありますが、以前よりも見かけることが少なくなっているようにも思われます。
どうしてでしょうか。
単に、面倒だからなのか。しめ飾りを買うのがもったいないと思うからなのか。あるいは、クリスマスリースを飾るのが一般的になっているからなのか。
しめ飾りを飾る習慣が希薄になっているのには、いくつかの理由があるのかもしれません。
でも、しめ飾りの習慣がなくなったわけではありません。
そこで、この記事では2023年のしめ飾りはいつから飾るものなのか。
2024年のしめ飾りはいつまで飾っておくものなのかについて、ご紹介します。
2023年のしめ飾りはいつから飾るの
しめ飾りは、いつから飾るのでしょうか。しめ飾りを飾る時期のいつからには期間があり、12月13日から30日までとされています。
初日が12月13日となっているのは、12月13日が「正月事始め」。つまりお正月の準備をする、その開始日となっているためです。
ここで注意をしたいのは、この「いつから」の期間に12月31日が入っていないことです。
12月31日も年内に違いありませんが、12月31日に門松やしめ飾りを飾るのは「一夜飾り」といって年神様に対し失礼とされています。
また、意見が分かれるのは12月29日です。
しめ飾りを飾る「いつから」期間の中でも、12月29日はしめ飾りを飾っても良いという意見と、飾ってはいけないという意見が交錯しているようです。
12月29日にしめ飾りを飾ってはいけないという根拠は、29日は「二重の苦」につながるというものです。
一方、12月29日にしめ飾りを飾っても良いという意見の根拠は、29日は「福」につながるというものです。
後者の意見の場合、12月29日にしめ飾りを飾るのは、むしろ縁起が良いと考えられます。
しめ飾りをいつから飾るのか、その期間についての異論は少ないようですが、12月29日だけは正反対の意見があるようです。
では、2023年のしめ飾りを飾る時期を曜日入りでご紹介します。
しめ飾りを飾る時期の開始日(正月事始め) | 2023年12月13日(水) |
しめ飾りを飾る時期の終了日 | 2023年12月30日(土) |
意見が分かれる日 | 2023年12月29日(金) |
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2024年のしめ飾りはいつまで飾るの
しめ飾りは、いつまで飾るのでしょうか。こちらについては「しめ飾りはいつから飾るの」よりも、さらに意見が分かれています。
一般的に考えられているのは松の内まで。
松の内は年神様が家に滞在している期間のことで、具体的にはしめ飾りを飾るのは1月6日までとし、1月6日の深夜か1月7日の早朝に取り除くものとされています。
これに対して、1月14日まで飾るという意見もあります。
1月14日の翌日である1月15日は「小正月」とも言われています。
小正月までを松の内とし、この日までにしめ飾りを取り除くというもので、特に関西地方に多いようです。
この場合、しめ飾りは1月14日の深夜または15日の早朝に取り除くことになります。
なお、しめ飾りはいつまで飾るのかについて、他の意見としては1月11日までというのもあります。
1月11日は鏡開き。
鏡開きは年神様にお供えしていた鏡餅を、雑煮やおしるこなどにして食べる行事のことで、この日に合わせてしめ飾りを取り除くというものです。
このように、しめ飾りをいつまで飾るのかについては、地域性があるようです。特に転居した場合は気をつけたいですね。
2024年のしめ飾りを取り除く日
いつまで飾る | 取り除く日 |
松の内まで | 2024年1月6日(土)深夜又は1月7日(日)早朝 |
鏡開きまで | 2024年1月11日(木) |
小正月の前まで | 2024年1月14日(日)深夜又は1月15日(月)早朝 |
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さいごに 飾り終わったしめ飾りはどうするの
この記事の最後に、取り除いたしめ飾りはどうするのかについてご案内します。
できるだけ避けたいのは、しめ飾りを一般ごみとして出してしまうことです。原則は、飾りおえたしめ飾りは神社に持っていき供養してもらいます。
また、年神様を火に乗せて天にお返しする行事に「どんと焼き」があります。
どんと焼きは1月15日に行われる火のお祭りで、この日にしめ飾りを持っていき供養をしてもらいます。
しめ飾りを取り除く時期に小正月がありましたが、小正月にしめ飾りを取り除き、それをどんと焼きで供養するのは理に適っているような気がします。
しめ飾りをいつから飾るのかについては、全国的に概ね共通しているようです。
一方、いつまで飾るのかについては地域により差があるようです。同じ神様をお迎えするのに違いがあるのは面白いですね。
この記事では、しめ飾りをいつからいつまで飾るのかご案内してきました。
しめ飾りは昔よりは見る機会が少なくなっていますが、まだ習慣としては根強く残っています。
これからも、しめ飾りを飾る習慣を大切にしていきたいですね。
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