>
季節 PR

ハナミズキとヤマボウシの実や葉の違いを簡単にご紹介します

白いハナミズキ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ハナミズキとヤマボウシ

ピンクのハナミズキ
桜の花が散り、春が本格的な季節を迎えるころ咲き始めるのがハナミズキ(花水木)で、家のシンボルツリーや街路樹として人気があります。

ところで園芸店などに行くと、ハナミズキの横にまったく同じような雰囲気でありながらヤマボウシ(山法師)という名前で販売されている樹木があります。

似ているけれど名前が違うということは、何か違いがあるのではないか。

この記事では、ハナミズキとヤマボウシの共通点とともに違いについてご紹介をしていきます。

どうやらハナミズキとヤマボウシでは花の咲く時期の他、実や葉についても違いがあるようです。

ハナミズキとヤマボウシの共通点

ヤマボウシ
ハナミズキとヤマボウシは同じ趣を持つ樹木です。最初にハナミズキとヤマボウシの共通点をご案内します。

 
ハナミズキヤマボウシ
分類ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属
性質落葉高木落葉高木
なお、上記以外の共通点としては総苞があります。

ハナミズキとヤマボウシの花弁のように見える部分は総苞(そうほう)で、花は総苞の中心にある小さな集まりです。

総苞は花というよりも葉に近い性質を持ちます。そのため、ハナミズキやヤマボウシの花が長く咲いているように見えるのは、総苞が葉のように長持ちしているためです。

スポンサーリンク


ハナミズキとヤマボウシの違い

ヤマボウシの実
それでは、ハナミズキとヤマボウシの違いをまずは表形式でご案内します。

 
ハナミズキヤマボウシ
原産アメリカ日本など
花の咲く時期4月~5月5月~6月
総苞(葉の違い)丸く先端に切れ目尖っている
食用にならない食用になる

ハナミズキとヤマボウシの違い1 原産

ハナミズキの原産はアメリカ。

ヤマボウシの原産は、日本・朝鮮半島・台湾です。そのため、ハナミズキは別名アメリカヤマボウシとも言われています。

ハナミズキとヤマボウシの違い2 花の咲く時期

ハナミズキとヤマボウシでは花の咲く時期に違いがあります。

ハナミズキは桜の花が終わった4月~5月の春のころ。

ヤマボウシは、ハナミズキより少し遅い5月~6月で初夏のころ。

ハナミズキとヤマボウシの違いで最も分かりやすいのは花の咲く時期かもしれません。

花の咲く時期が違うということは、花と葉の順番にも違いがあります。

ハナミズキは花が咲いた後に、葉が芽吹きます。ヤマボウシは、葉が芽吹いた後に、花が咲き始めます。

花を楽しみたいならハナミズキ。花と葉のコントラストを楽しみたいならばヤマボウシということになりそうです。

ハナミズキもヤマボウシも家庭のシンボルツリーとして人気のある樹木ですが、どちらも高木になるので同時に植えることはなかなか難しいと思います。

そんなとき、ハナミズキとヤマボウシの特徴は選択の基準になるのではないでしょうか。

ハナミズキとヤマボウシの違い3 総苞(葉の違い)

ハナミズキの総苞はソメイヨシノの花びらのように丸く先端に切れ目があります。

ヤマボウシは(品種によって例外はありますが)尖っています。

なお、総苞の枚数はどちらも4枚です。

ハナミズキとヤマボウシの違い4 実

ハナミズキの実は食用になりません。

一方、ヤマボウシの赤く熟する実は生食することができます。もっとも甘酸っぱいヤマボウシの実は生食ではなくジャムなどに加工されるのが一般的です。

スポンサーリンク


まとめ

この記事では、ハナミズキとヤマボウシの共通点や、実や葉など違いについて簡単にご案内をしてきました。

ハナミズキもヤマボウシも家庭のシンボルツリーや街路樹として人気のある樹木で基本的には同じ仲間です。

ただ、花の咲く時期、総苞(葉の違い)、実などに違いもあります。

歩いていて、ハナミズキやヤマボウシを見つけたら、その樹木がどちらなのかを考えるのも楽しいかもしれないですね。

 
■合わせて読みたい

こちらの記事もお読みください