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はじめに
春になると、多くの花木が花を咲かせるようになります。その中でも数多く見かけるのが、梅と桜ではないでしょうか。
もっとも、梅と桜は同じような時期に花を咲かせるので、見分けるのに迷う人がいるかもしれません。
でも見分け方は、梅と桜の違いが分かれば案外と簡単なようです。
この記事では、梅と桜の違いを全部で6点お伝えします。
この中で、2つの違いは見分け方を判断するのが難しいもの、4つの違いは見分け方の判断が簡単にできるものです。
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梅と桜 見分け方が難しい2つの違い
植物学上の分類
梅と桜はとても近い仲間であることは分かりますが、分類で梅と桜を見分けることはできません。梅 | バラ科 | サクラ亜科 | サクラ属 | スモモ亜属 |
桜 | バラ科 | サクラ亜科 | サクラ属 | サクラ亜属 |
花の咲く時期と色
花の咲く時期 | 色 | |
梅 | 1月下旬~3月 | 白・ピンク・赤 |
桜 | 3月下旬~4月 | 白・ピンク・紅 |
しかし、梅と桜はそれぞれに多数の品種があります。たとえば、桜は年に2回咲く品種もあれば、早咲きの桜や遅咲きの桜もあります。
花の咲く時期は、見分け方の絶対的な基準とはいえません。
また、花の色も似ているので、色で見分けるのも難しそうです。
なお、北海道では梅と桜が同時に咲くことも多いようです。
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梅と桜 見分け方が簡単にできる4つの違い
次に、梅と桜の見分け方がわかる4つの違いをご紹介します。4つの違いがわかれば、梅と桜を見分けるのは案外と簡単かもしれません。つぼみの形
梅のつぼみは、全体的に丸みを帯びてふっくらとしています。桜のつぼみは、若干細長くなっています。
花柄(かへい)
花柄は枝から伸びる茎のことで、花を支える役割を果たします。梅には花柄がなく、枝に花が直接ついているように見えます。
桜には花柄があります。もっとも分かりやすいのがサクランボで、サクランボには枝のようなものがついていますが、それが花柄です。
※ 梅にも花柄はあるが短いという意見もあります。
花芽
梅の花芽は基本的には1つで、枝から出た一つ一つの花芽がつぼみになり花を咲かせます。桜の花芽は2つで、花柄が房状に分かれ、それぞれの先に花を咲かせます。
桜は房状に花を咲かせるため、全体的にこんもりとしていて、梅よりも華やかさを感じさせてくれます。
花びらの形
梅の花びらは、丸いのが特徴です。桜の花びらは、楕円で先が割れていてハートのような形をしています。
まとめ
この記事では、梅と桜の見分け方ということで、全部で6つの違いをお伝えしました。
もっとも、見分け方がわからない違いと、見分け方がわかる違いがあります。
そこで、前半では見分け方が難しい2つの違い、後半では見分け方がわかる4つの違いをご紹介しました。
梅も桜も、数多くの品種がありますし個体差もあります。
それでも、4つの違いがわかれば梅と桜の見分けるのは、案外と簡単になると思います。
春、街中で白・ピンク・紅色の花が咲いていたら、少し近寄って見てください。きっと、梅と桜の違いがわかるはずです。
梅と桜の見分け方が分かる4つの違い(まとめ)
梅 | 桜 | |
つぼみの形 | 丸い | 尖っている |
花柄(かへい) | ない・短い | 長い |
花芽 | 1つ | 2つで房状 |
花びらの形 | 丸い | 楕円で先が割れている |
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