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はじめに
この記事では、百日紅(サルスベリ)の花か咲かない理由を5つにまとめてお伝えします。ミソハギ科の落葉高木の百日紅は、夾竹桃(キョウチクトウ)とともに夏の暑い時期に咲く花木です。
百日紅は、幹がすべすべして猿でも滑るからサルスベリ。
また、花期がとても長いことから百日紅と漢字で表記されます。
百日紅は高木に成長しますが、最近では樹高1m程度の矮性種も出回っているため、民家の庭でも見かけることが多くなっています。
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百日紅の花が咲かない理由 日当たり
百日紅は日当たりを好む花木てす。日当たりの良い場所にある百日紅は花芽を作り花を咲かせますが、日当たりが悪いと花芽を作らなくなります。
百日紅を地植えで育てる場合は、日当たりの良い場所に植えることが大切です。
矮性種の場合は鉢植えで育てることもありますが、こちらも日当たりの良い場所に鉢を置き、十分な日光に当てることが大切です。
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百日紅の花が咲かない理由 土壌と水やり
百日紅は排水の良い場所を好みます。地植えでも鉢植えでも、最初に土壌改良を行ったうえで植えることが大切です。
また、百日紅の花は夏に咲きますが、暑い夏は水分の蒸発も盛んになります。
花を咲かせると体力を消耗するので、土の表面が乾いたらたっぷり水を与える事が大切です。
百日紅の花が咲かない理由 肥料
肥料不足も百日紅の花が咲かない理由になります。百日紅に肥料を与える時期は年に2回。
花が終わった後の9月頃と、花芽を形成する前の1月~2月に与える寒肥です。
肥料は、たい肥・腐葉土・鶏糞・油粕などの有機肥料を中心に与えます。
百日紅の花が咲かない理由 剪定
百日紅は剪定作業がとても大切です。百日紅は、その年に伸びた若い枝に花芽を作ります。
古い枝を放置していると小枝ばかりが増え、新しく伸びようとする枝の成長を阻害します。
では、剪定の時期はいつでしょうか。
百日紅の剪定は、その年の花が終わって翌年の春に若い枝が成長を始める前の冬、12月~翌年2月に行います。
春以降だと新芽を剪定してしまう可能性があるので、その前に行うのが無難です。
また、剪定の方法は強剪定。
夏に花の咲いた枝は切りとってしまいます。
また、木の根元から伸びたヒコ生え(シュート)も、木の成長を阻害するので切り取ります。
百日紅は剪定すると、太い幹だけが残っているように見えます。
なお、矮性種の百日紅については、そこまで強剪定をする必要はありませんが、放任すると良い花が咲かないのは同じなので小枝は剪定します。
百日紅は剪定がとりわけ重要で、剪定時期や剪定方法を間違えると花が咲かなくなります。
百日紅の花が咲かない理由 病虫害
百日紅がかかる病気としては、うどん粉病があります。これは、日当たりや風通しが影響している場合が多いようです。うどん粉病の症状を見つけたら、その部分の葉や茎を取り除き、殺菌剤を散布します。
百日紅がかかる虫害としては、カイガラムシ・グンバイムシ・ケムシ・アブラムシなどによるものが考えられます。
害虫を見つけたら、害虫を取り除く、殺虫剤を使用するなど早急な対策が必要です。
まとめ
この記事では、百日紅の花か咲かない理由を5つにまとめてお伝えしました。
夏の暑い時期に、長い間、花を咲かせてくれる百日紅は貴重な存在です。
また、百日紅は高木なので公園などの広い敷地で見かけるのが一般的でしたが、最近では民家の庭で矮性種の百日紅を見かけることも多くなっています。
公園でも自宅の庭でも、夏になったら百日紅の綺麗な花を楽しみたいですね。
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