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イチリンソウとニリンソウの違いと簡単な見分け方とは!

最終更新日:2018-11-01
イチリンソウ

はじめに

イチリンソウ(一輪草)とニリンソウ(二輪草)。名前が似た植物ですが、イチリンソウとニリンソウにはどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、イチリンソウとニリンソウの違いをご紹介するとともに、簡単な見分け方をご案内します。

また、最後に同じく名前が似ているサンリンソウやクリンソウについてもご紹介していきます。

イチリンソウとニリンソウの違い【表形式】

イチリンソウのイラスト

一輪草



イチリンソウとニリンソウは、主に里山に咲く白い花で、日中に開花して夕方には花を閉じるという共通の性格を有しています。

一方、イチリンソウとニリンソウにはいくつかの違いもあります。まずは、イチリンソウとニリンソウの違いを表形式でご案内していきます。

 
イチリンソウ(一輪草) ニリンソウ(二輪草)
1 分類 キンポウゲ科イチリンソウ属イチリンソウ キンポウゲ科イチリンソウ属ニチリンソウ
2 自生地 本州・四国・九州 北海道・本州・四国・九州
3 花の咲く時期 4月~5月 3月~6月
4 一つの茎に咲く花の数 一つ 二つ
5 花の大きさ(花径) 4㎝~5㎝ 2㎝前後
6 葉の形と特徴 葉が細くて切れ込みが深い 葉がふっくらとしていて斑が入っている
7 食用 ならない なる
8 その他(別名) イチゲソウ コモチグサ

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イチリンソウとニリンソウの違い1 分類

イチリンソウとニリンソウの分類上の違いを見るとキンポウゲ科イチリンソウ属までは同じ。種(しゅ)のレベルでようやくイチリンソウとニリンソウの違いが生まれます。

確かに種に違いはあるかもしれませんが、見分ける場合にこの知識は役に立ちそうもありません。

イチリンソウとニリンソウの違い2・3 自生地・花の咲く時期

イチリンソウとニリンソウでは、自生地と花の咲く時期に若干の違いがあります。北海道でも自生するニリンソウの方が少しだけ耐寒性に勝っているというところでしょうか。北海道に自生していたらニリンソウの可能性が高いかもしれません。

でも、まったく同じ種類の花でも個体差があり咲く時期も異なるので、本州以内に自生していた場合、場所や花の咲く時期だけでイチリンソウかニリンソウかを判断するのは難しいようです。

イチリンソウとニリンソウの違い4 一つの茎に咲く花の数

一つの茎に咲く花の数が1つだからイチリンソウ、2つだからニリンソウ。例外がなければ、これほどわかりやすい違いはありません。

でも、植物には個体差があります。イチリンソウでも花が2つ咲くこともあれば、ニリンソウでも花が一つという場合もあります。花の数はあくまでも原則に過ぎないようです。

イチリンソウとニリンソウの違い5 花の大きさ(花径)

花の大きさは、イチリンソウとニリンソウの違いを見分けるうえでの大きなポイントの一つです。花の大きさが4㎝程度ならばイチリンソウ、その半分の2㎝程度ならばニリンソウ。

花が大きいのはイチリンソウ、花が小さいのはニリンソウというのは見分けるうえで、とても分かりやすい違いです。

イチリンソウとニリンソウの違い6 葉の形と特徴

イチリンソウの葉は、細くて切れ込みが深いという特徴があります。誤解を恐れずに言えば、イチリンソウの葉は春菊に似ています。

一方、ニリンソウの葉はふっくらと丸みを帯びていて切れ込みも浅いという特徴があります。また、イチリンソウとは異なり、葉の一部に白っぽい模様が入っています。(斑入り-ふいり)

イチリンソウとニリンソウの違い7 その他

イチリンソウは食用になりませんが、ニリンソウは若葉を摘んで山草として食用にする人もいます。ただし、ニリンソウの葉は猛毒を持つトリカブトと酷似しているので、素人が判断するのはとても危険です。

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まとめ イチリンソウとニリンソウを簡単に見分けるポイント

イチリンソウとニリンソウの違いをご紹介してきました。イチリンソウとニリンソウには、いくつかの違いがあるようです。

しかし、イチリンソウとニリンソウを簡単に見分けるポイントは、この中でも花の大きさと葉の形と特徴の2つだけのようです。

もつとも、この2つだけを押さえておけば、イチリンソウとニリンソウを見分けるのは、ごく簡単。春に咲くイチリンソウとニリンソウ。その違いを簡単に見分けることができれば、より楽しみが増えるかもしれないですね。

さいごに

ニリンソウ

二輪草



この記事では、イチリンソウとニリンソウの違いと、簡単に見分ける方法をご紹介してきました。

ところで、イチリンソウやニリンソウに似た名前の花に、サンリンソウやクリンソウがあります。最後に、サンリンソウとクリンソウを簡単にご紹介していきます。

サンリンソウ

サンリンソウは、キンポウゲ科イチリンソウ属サンリンソウ。つまり、イチリンソウやニリンソウの仲間です。一般的に、一つの茎に1~4つの花をつけることから、この名前が付けられています。

 

イチリンソウ・ニリンソウとサンリンソウの違いは

★ 花の大きさが1.5㎝程度で小さい

★ サンリンソウの葉には斑が入っていない

★ サンリンソウの花の咲く時期は5月~6月

★ サンリンソウはより冷涼な気候を好み比較的標高の高いところに自生する

などがあります。

クリンソウ

クリンソウは名前が似ているだけで、イチリンソウ・ニリンソウなどとはまったく別の種類の植物です。

クリンソウはサクラソウ科の植物。クリンソウは日本原産のサクラソウの中でも最も大型のサクラソウとして、5月頃に花を咲かせます。

 

クリンとは

クリンは漢字で九輪と書きます。九輪は五重塔の一番上から、さらに天に向かって伸びる9つの金属の輪です。

クリンソウは、花の全体的な形が九輪に似ていることから名づけられたと言われています。

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こんにちは!風来爺です。年金を受け取る年齢ではないものの最近は体力の衰えを感じる自由人です。大学時代はアルバイトばかりしていましたが一応は日本史専攻、そして今は田舎に住んでいて季節の移り変わりを楽しんでいます。そんなことから、このサイトでは季節や歴史の話題を中心に思いつくままいろいろなことを書いています。

人間は柔らかいのですが、文章は硬くなりがちです。読みにくい部分もあるかと思いますが末永くお付き合いください。

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