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日本の城で国宝は5つ!それぞれの概要をご紹介します

国宝姫路城
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はじめに

この記事では、日本の城で国宝に指定されている5つの城それぞれの概要を簡単にご紹介していきます。

まず、国宝に指定されている日本の城5つを列記します。

 

★ 彦根城

★ 松本城

★ 犬山城

★ 姫路城

★ 松江城

 

参考

国宝は、文化財保護法という法律で規定されています。

文化財保護法第27条第1項では「文部科学大臣は、有形文化財のうち重要なものを重要文化財に指定することができる。」とあります。

さらに同条第2項で、「文部科学大臣は、重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるものを国宝に指定することができる。」と規定されています。

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彦根城(ひこねじょう、滋賀県彦根市)

国宝彦根城
築城年1622年
築城主井伊直継
城の形式平山城
国宝指定年1952年
国宝指定天守(1棟)・附櫓及び多聞櫓(1棟)の計2棟

ワンポイント

彦根城の発案者は徳川四天王として有名な井伊直政です。

井伊直政は1600年の関ケ原の戦いの後、石田三成の居城であった佐和山城に入りますが、新たな政治の拠点として新城を計画します。

しかし、井伊直政は関ケ原の戦いで負傷し1602年には亡くなってしまったため、その遺志を受け継いだ子の井伊直継の時代に彦根城は築城されています。

 

平山城とは、平野の中の丘陵等に築城された城のこと。

松本城(まつもとじょう、長野県松本市)

国宝松本城
築城年1504年
築城主小笠原貞朝
城の形式平城
国宝指定年1952年
国宝指定天守・乾小天守・渡櫓・辰巳附櫓・月見櫓の計5棟
別名烏城(からすじょう)

ワンポイント

松本城は戦国時代に築城されています。

信濃国は武田家と上杉家の抗争の場となった土地であり、そのため城主が度々変わっています。

江戸時代に入ると戸田松平家が城主となり明治を迎えます。

 

平城とは、平野の中の平地に築城された城のこと。

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犬山城(いぬやまじょう、愛知県犬山市)

国宝犬山城
築城年1469年
築城主織田広近
城の形式平山城
国宝指定年1952年
国宝指定天守
別名白帝城(はくていじょう)

ワンポイント

犬山城は戦国時代に築城されています。

犬山城は尾張国と美濃国の境にあり要衝の地とされていました。

そのため城主も度々変わっていますが、江戸時代に入ると尾張藩付家老の平岩氏や成瀬氏が城主となり明治を迎えます。
 

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姫路城(ひめじじょう、兵庫県姫路市)

国宝姫路城
築城年1346年
築城主赤松貞範
城の形式平山城
国宝指定年1951年
国宝指定大天守、東小天守、西小天守、乾小天守、渡櫓4棟の計8棟
別名白鷺城(しらさぎじょう)

ワンポイント

姫路城は南北朝時代に築城されています。もっとも最初は砦程度で城郭としての規模となったのは戦国時代の後期とされています。

江戸時代以降は西国の抑えとして譜代大名がこの地を治めますが、江戸期を通じて城主となった大名は6氏と、頻繁に城主が変わっています。

松江城(まつえじょう、島根県松江市)

国宝松江城
築城年1611年
築城主堀尾忠氏
城の形式平山城
国宝指定年2015年
国宝指定天守
別名千鳥城(ちどりじょう)

ワンポイント

松江城は関ケ原の戦い後に築城された比較的新しい城です。築城時は堀尾氏、次に京極氏、そして松平氏が城主となり明治を迎えています。

他の4つの城よりも60年以上遅れて国宝に指定されています。

まとめ

この記事では、日本の城で国宝に指定されている5つの城のそれぞれの概要を簡単にご紹介しました。

ところで、日本の城で国宝に指定されている5つの城には、ある共通項があります。それは、国宝指定の中にすべて天守が含まれているということです。

もちろん、天守がなければ国宝に指定されないというわけでもないとは思われますが、それでも天守の残る城が国宝に指定されているのも事実です。

天守に関して言えば「現存天守」という言葉があります。現存天守は、江戸時代以前に建設され現在も残る天守で12の城があります。

国宝に指定された5つの城はすべて現存天守ですが、後の7つの城を列記すると

 

★ 弘前城(青森県弘前市)

★ 丸岡城(福井県坂井市)

★ 備中松山城(岡山県高梁市)

★ 丸亀城(香川県丸亀市)

★ 松山城(愛媛県松山市)

★ 宇和島城(愛媛県宇和島市)

★ 高知城(高知県高知市)

 

があります。

次に国宝に指定されるとしたら、やはり現存天守がある城が指定されるのでしょうか。それとも現存天守がなくても国宝に指定されることはあるのでしょうか。

 
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