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冬に赤い実のなる木6選!名前や特徴を簡単解説します

冬に赤い実をつけるナンテン
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冬に赤い実のなる木6選

お正月が近くなると、園芸ショップなどで赤い実のなる木がたくさん並べられます。どうして、正月に赤い実のなる木が売られるのでしょうか。

赤には、古来より「魔除け」の力があると考えられてきました。

そこで、家に赤い実のなる木を飾り、新しい年の厄除けや招福を願う家庭が多かったようです。

ちなみに樹木ではありませんが、赤い色の小豆にも「病気除け」など同じ意味が込められていると言われています。

赤い実のなる木はたくさんありますが、この記事では冬に赤い実のなる木6種類の名前や特徴を簡単にお伝えします。

なお、ご紹介するのは概ね11月以降に赤い実をつける木です。

その前の、9月や10月頃から赤い実のなる木については、次の記事をご覧になってください。

 
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クロガネモチ

冬に赤い実をつけるクロガネモチ
クロガネモチはモチノキ科の常緑樹で、樹高は高いものでは10メートル程度まで成長。

11月から2月にかけて、直径5mmほどの赤い実を(上の写真のように)房状につけます。また、葉は細長い形をしていて光沢があることが特徴です。

赤い実は縁起が良いとされていますが、クロガネモチは名前から「金持ち」を連想させることでも人気があります。

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ナンテン

冬に赤い実をつけるナンテン
ナンテンはメギ科の常緑低木で、樹高は2メートル程度まで成長します。

11月から2月にかけて、直径6mmほどの赤い実をつけます。

ナンテンは樹高が低く、根元から多くの枝がそれぞれに直立し見栄えが良いのが特徴で、玄関回りなどに植えられたり、日本料理に飾り物として添えられることもあります。

赤い実は縁起が良いとされていますが、ナンテンは「難を転ずる」ということでも人気があります。

なお、ナンテンの中には赤い実ではなく、白い実をつけるものもあります。

ヤブコウジ(十両)

冬に赤い実をつけるヤブコウジ
ヤブコウジは、サクラソウ科の常緑低木で樹高は30cm程度、十両の別名でも知られています。

12月から2月にかけて、直径5mmほどの赤い実をつけます。半日陰でも育ち、樹高も低いことから、グランドカバーとしても使われています。

なお、赤い実は縁起が良いとされていますが、別名がお金の単位である点でも人気があります。

センリョウ(千両)

冬に赤い実をつけるセンリョウ
センリョウは、センリョウ科の常緑低木で樹高は80cm程度、漢字で千両と表記されます。

センリョウは12月から2月にかけて、直径5mmほどの赤い実をつけますが、黄色い実をつけるものもあります。

半日陰でも育ち、樹高も低いことから、大きな樹の下に植えられることが多い樹木です。

なお、赤い実は縁起が良いとされていますが、名前がお金の単位であることでも人気があります。

マンリョウ(万両)

冬に赤い実をつけるマンリョウ
マンリョウは、サクラソウ科の常緑低木で樹高は80cm程度、漢字で万両と表記されます。

マンリョウは12月から2月にかけて、直径7~8mmほどの赤い実をつけますが、白い実をつけるものもあります。

センリョウと同じように半日陰でも育ち、樹高も低いことから、大きな樹の下に植えられることが多い樹木です。

実を比べると、センリョウよりもマンリョウの方が一回り大きくなります。

そのため、センリョウは葉の上に赤い実を出すのに対して、マンリョウは葉の下に赤い実をつけるのが特徴的です。

また、実の大きさの違いが、千両と万両という名前の違いにも表れています。

 
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クリスマスホーリー

冬に赤い実をつけるクリスマスホーリー
名前の通り、赤い実をつける樹木の中でも、クリスマスの時期によく見かけます。

クリスマスホーリーはモチノキ科の常緑低木、樹高は3メートル程度まで成長することもあります。

葉は厚く、縁が尖っているのが特徴で、この点ではヒイラギにも似ています。

葉がヒイラギに似ていて、モチノキ科であることからヒイラギモチ。

あるいは、セイヨウヒイラギという別名もありますが、クリスマスホーリーの方が知名度としては高いようです。

クリスマスホーリーは、12月から1月にかけて、直径6~7mmほどの赤い実をつけます。

まとめ

この記事では冬に赤い実のなる木、6種類の名前や特徴を簡単にお伝えしてきました。

冬は、楽しめる花の種類が少なくなりがちです。

一方、冬になり実をつける樹木、特に赤い実は縁起が良いということで注目されます。

ご紹介した6種類の赤い実のなる木の中で、5種類は正月に人気、あとの1種類はクリスマスに欠かせないものとなっています。

それぞれの樹木には、それぞれの縁起の良さがあるようです。

年の暮れ、あるいは新しい年を迎えるため、お気に入りの樹木を選ぶのも良いかもしれませんね。
分類樹高実のできる時期実の大きさ(直径)
クロガネモチモチノキ科10メートル程度11月~2月5mm程度
ナンテンメギ科2メートル程度11月~2月6mm程度
ヤブコウジサクラソウ科30cm程度12月~2月5mm程度
センリョウセンリョウ科80cm程度12月~2月5mm程度
マンリョウサクラソウ科80cm程度12月~2月7~8mm程度
クリスマスホーリーモチノキ科3メートル程度12月~1月6~7mm
※ 上記は概ねの目安です。

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