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梅雨の別名4つとそれぞれの読み方や意味をご紹介します

梅雨の頃に活動するカエル
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はじめに

日本の多くの地域に毎年訪れる梅雨。

日本列島は南北に長いので、それぞれの地域で始まりと終わりの時期は異なりますが、例年で約40日間、梅雨は訪れます。

実は梅雨の種類は4つあります。

① 冬から春にかけての菜種梅雨
② 春から夏にかけての梅雨
③ 夏から秋にかけてのすすき梅雨
④ 秋から冬にかけての山茶花梅雨

どうやら梅雨は、季節の変わり目に発生しやすいようです。

4つの梅雨の中でももっとも注目をされているのが、春から夏にかけての梅雨です。

季節になると天気予報などでは各地域の梅雨入りや梅雨明けが盛んに予想されるようになりますが、これも梅雨の特徴。

4つある梅雨の中でも、もっとも注目をされているのが春から夏にかけての梅雨で、そのため梅雨にはいくつかの別名もあるようです。

そこでこの記事では、梅雨の読み方と意味、そして梅雨の別名のそれぞれの読み方や意味をご紹介することにしました。

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梅雨の読み方と意味

まず初めに、梅雨の読み方と意味をご紹介します。

梅雨の読み方は「つゆ」または「ばいう」。どちらでもいいようです。

もっとも、梅雨をつゆと読むのはちょっと無理があります。これは「露」の読み方のつゆを、梅雨の字にあてたとも言われています。

梅は、たとえば関東地方では2月から3月にかけて咲き始めます。季節はまだ冬だけど、春に向かい始める時期。ようやく訪れる春を予感させてくれるのが梅の花です。

梅の花は見て楽しむ品種もありますが、多くは実を収穫するために育てるものです。初春に咲いた花を梅農家が大切に育てて収穫する。

梅の実が熟し収穫する時期に合わせたように、雨が連日降り続くことから梅雨の名前がつけられたと考えられています。

また他には、梅を分解すると木と毎になります。梅雨の時期は毎日のように雨が降り続くことから、梅の字に雨をくっつけて梅雨としたという説もあるようです。

それでは次に梅雨の別名4つと、それぞれの読み方や意味をご紹介します。

梅雨の別名1 梅霖

梅雨の頃に咲くあじさい
梅霖は「ばいりん」と読みます。霖には長々と降り続く雨という意味があります。

梅霖も梅の実が熟するときに長々と降り続く雨ということで、梅雨と意味としては概ね同じように見受けられます。

梅雨の別名2 麦雨

麦雨は「ばくう」と読みます。

梅の収穫の時期から生まれたのが梅雨や梅霖ですが、この時期は麦の収穫の時期でもあります。

そのようなことから麦雨という別名が生まれています。

梅雨の別名3 黴雨

黴雨は「ばいう」と読みます。梅雨と読み方が同じですね。

雨が降り続くと湿気が多くなり、かびが発生しやすくなります。かびは漢字で書くと黴。

黴をもたらす雨ということから、黴雨という梅雨の別名が生まれています。

また、梅雨のところで梅が収穫する時期の雨だからと書きましたが、黴雨と梅雨の読み方は同じです。

そのようなことから黴雨が転じて梅雨になったという説もあります。

黴雨は意味としてはとても分かりやすいながらも、漢字は難しいし、イメージもあまりよくないですね。

でも、黴雨が梅雨になったという説が正しければ、それはそれで風流を感じられます。

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梅雨の別名4 五月雨

五月雨は「さみだれ」と読みます。梅雨と同じく五月雨も割と一般的に聞く言葉です。

松尾芭蕉が奥の細道の中で読んだ『五月雨を集めて早し最上川』があまりにも有名だからでしょうか。

五月雨の五月とは旧暦の5月のことで、梅雨の別名である五月雨は旧暦の5月の頃に降る雨ということです。

では、どうして五月雨をさみだれと読むのでしょうか。

これは五月の読み方のさつきの「さ」と、雨が降り続くと「水垂れる(みだれる)」の「みだれ」を合わせて生まれた言葉と考えられています。

梅雨は風流な言葉ですが、どこか鬱陶しいイメージがあります。それに対して五月雨には、鬱陶しいイメージはそれほどありません。そう考えるのは私だけでしょうか。

まとめ

梅雨の頃に咲く蓮
この記事では、梅雨の別名を4つご紹介し、それぞれの読み方や意味をご紹介しました。

普段の生活の中では梅雨は雨か降り続き、湿気も多くなり黴が発生しやすくなる、どちらかと言えば嫌な季節です。

でも梅雨があるからこそ、ダムにしっかりと水が貯水され、作物も十分に育つのも事実です。

今年も梅雨の季節がやってきますが、この時期にこそ体調を整え、次に来る暑い夏を元気に乗り越えたいですね。

 

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