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梅雨の花10選!雨の日に傘をさして眺めに行きませんか

梅雨の頃に咲く泰山木
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梅雨の時期に咲く花をご紹介します

北海道など日本の一部を除き毎年訪れるのが梅雨です。

地域によって梅雨の始まりと終わりの時期は異なるものの、梅雨に入ると概ね40日間、雨の続く日が多くなります。

雨の日が続くと湿気が多くなりカビが生えやすくなりますが、気分も少し憂鬱になってしまう。そんな人も多いのではないでしょうか。

もっとも梅雨の時期でも、私たちの目を楽しませてくれる花はいくつもあります。

この記事では、梅雨の時期に花を咲かせてくれる植物を10種類ご紹介します。

雨の日に傘をさしながら梅雨の時期に咲く花を楽しんでみませんか。

 
■この記事でご紹介する梅雨の時期に楽しめる花10選(50音順)

① 紫陽花(アジサイ)
② カラー
③ 梔子(クチナシ)
④ 睡蓮(スイレン)
⑤ 泰山木(タイサンボク)
⑥ 西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)
⑦ 夏椿(ナツツバキ)
⑧ 美容柳(ビヨウヤナギ)
⑨ ヘメロカリス
⑩ 百合(ユリ)

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梅雨の花1 紫陽花(アジサイ)

種類アジサイ科の落葉低木
花期6月~7月
梅雨でまず思い浮かぶ花と言えば紫陽花ではないでしょうか。

紫陽花は日陰の湿った土地を好むこと。環境さえ合えば病虫害も少なく簡単に育てられることから、梅雨の時期を代表する花になっています。

紫陽花は元々はガクアジサイ。このガクアジサイを品種改良して様々な紫陽花が生まれています。

また、日本原産の紫陽花が海外に輸出され、その海外で品種改良され逆輸入されたものはハイドランジアと呼ばれ人気を博しています。

もちろん海外にも日本とは異なった品種の紫陽花があり、これも人気が高いようです。

梅雨の花2 カラー

梅雨の時期に咲く花のカラー
種類サトイモ科の球根
花期6月~7月
カラーは南アフリカが原産で、日本には江戸時代に入ってきています。

カラーは南アフリカ原産なので寒さを苦手にしていますが、水はけが良ければ半日影でも育つ丈夫な花です。

カラーは花の咲き方が特徴的で、色は白・ピンク・赤・黄色と様々にあるので、梅雨の季節に咲く花の中でも少し異なった雰囲気を醸し出してくれます。

なお、カラーの品種の中には四季咲きのものもありますが、6月~7月に咲くカラーとは性質や育て方が異なるので注意が必要です。

梅雨の花3 梔子(クチナシ)

種類アカネ科の落葉低木
花期6月~7月
梔子は日本では関東以西で育つ樹木です。

梔子は寒さを苦手にしているものの、湿り気のある半日陰の土地を好むので、梅雨の季節にお似合いの花と言えそうです。

梔子は香りのある白い花を梅雨の時期に咲かせてくれます。咲き方は一重または八重、花は小ぶりのものも大ぶりのものもあります。

梅雨の花4 睡蓮(スイレン)

梅雨の時期に咲く花の睡蓮
種類スイレン科の水生宿根草
花期6月~9月
睡蓮は古代エジプトの頃から栽培され、日本には明治時代に持ち込まれています。

睡蓮は水の中で成長するので家庭で見かけることはあまりありませんが、公園の池などでは一般的に見かけることができます。

睡蓮は日本全国で見かけることができますが、基本的には日当たりのよい場所を好み、水温が25度程度になると花を咲かせるようになります。

梅雨の花5 泰山木(タイサンボク)

種類モクレン科の常緑高木
花期6月~7月
泰山木は高さが20メートル以上に成長する木で北アメリカが原産です。

泰山木はモクレン科の常緑高木で、木蓮と同じように上向きに厚い花びらを持った白い花を咲かせます。また木蓮と同じように芳香があります。

高木なので一般的には公園などに植栽されていますが、樹高が低いヒメタイサンボクは家庭で育てられていることもあります。

※ この記事のトップの写真が泰山木です。

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梅雨の花6 西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)

梅雨の時期に咲く花の西洋松虫草
種類マツムシソウ科の1年草
花期6月~7月
松虫草は日本では山野草として知られ花の咲く時期は8月~9月です。

それに対して西洋松虫草は、南ヨーロッパ原産で品種改良されたものです。

西洋松虫草は赤・白・ピンク・紫色の花を咲かせます。

アルカリ性の土壌を好み、日当たりと水はけのよい土地を好むという特性がありますが、梅雨の季節になると園芸ショップで苗を見かけることも多い植物です。

なお、この記事では西洋松虫草とご紹介しましたが、園芸ショップではスカビオサという名前で売られていることが多いかもしれません。

梅雨の花7 夏椿(ナツツバキ)

種類ツバキ科の落葉高木
花期6月~7月
夏椿はツバキ科ですが一般的に知られた椿とは異なり、梅雨の時期に白色の花を咲かせます。

夏椿は北海道を除く全国各地で栽培されていて、半日影でも育ち湿った土地を好む丈夫な花木です。

夏椿の別名はシャラノキ。

インド原産の花木に沙羅双樹(シャラソウジュ)があり、これに似ている所からシャラノキと言われていますが、沙羅双樹と夏椿は全く別の品種です。

また、夏椿よりも小ぶりな品種をヒメシャラと言います。

夏椿は高木なので公園などに植栽されていますが、ヒメシャラは家庭の庭木として人気があります。

梅雨の花8 美容柳(ビヨウヤナギ)

梅雨の時期に咲く花の美容柳
種類オトギリソウ科の半落葉低木
花期6月~7月
美容柳は知名度は低いものの、家庭の庭で見かけることは案外と多いようです。

美容柳は中国原産で、日本には江戸時代に入ってきました。

美容柳の名前の由来は、花が美しく、葉が柳に似ているから。

花の色は黄色で花弁の数は5つ。そして何より特徴的なのはおしべが長いこと。5弁の花弁と長いおしべが花の美しさを際立てています。

梅雨の花9 ヘメロカリス

種類ユリ科の宿根草
花期6月~7月
ヘメロカリスは、元々は日本や中国などが原産でキスゲの仲間です。日本・中国からヨーロッパに渡り品種改良されたのがヘメロカリスです。

ヘメロカリスは全国で見かけることができます。水はけのよい土地を好みますが、半日影でも育ち、寒さもそれほど苦にはしません。

ヘメロカリスは、大きなものからミニと言われる品種まで様々にあり、色も赤や黄を中心に明るい色が中心なので、人気があります。

梅雨の花10 百合(ユリ)

梅雨の時期に咲く花の百合
種類ユリ科の球根
花期5月~8月
百合は北半球の広くに分布し、各地で盛んに品種改良されたことから、種類もたくさんあり花の咲く時期も長くなっています、

品種は大きく、テツポウユリ系・ヤマユリ系・スカシユリ系・カノコユリ系に分けることができますが、実際はそれぞれに育て方が異なっているので、栽培説明書に沿った育て方をすることが大切です。

もっとも、日照と肥沃な土地を好むこと以外は丈夫な花なので、家庭の庭でも普通に見かけることができます。

また最近では、スキー場の夏季利用の手段としてゲレンデにたくさんの百合を植えたり、遊休地を利用して新たな観光資源とするところも多くなっています。

他の花よりも群生の花を見る機会が多いのが百合の花です。

まとめ

この記事では、梅雨の時期に花を咲かせてくれる植物を10種類ご紹介してきました。

梅雨に花を咲かせる植物は他にもたくさんあります。

その中で、今回は6月・7月を中心に花を咲かせる植物。育てやすい、あるいは育ちやすい植物で、一般的に見られるものを中心にご紹介しました。

そのため、背丈の低い1年草や宿根草だけでなく、背丈のある花木も合わせてご紹介しています。

梅雨の時期は外出することも面倒に思われてしまうかもしれませんが、傘を差しながら散歩をすれば素敵な花に出会えるかもしれません。

特に透明の傘であれば足元に咲いている花も、頭上に咲いている花も楽しむことができます。

ぜひ梅雨の時期のお散歩を楽しんでみてください。

 
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