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目次
七夕飾りの意味を子供向けに
毎年、七夕になると竹や笹にさまざまな七夕飾りをつけます。全国各地の七夕祭りで見慣れた光景ですが、七夕飾りの中には簡単にできるものも多いので、幼稚園や保育園でも七夕飾りを作ることも多いのではないでしょうか。
七夕飾りはたくさんの種類があります。また、七夕飾りそれぞれに込められた意味も諸説あります。
この記事では子供向けにわかりやすく、七夕飾りの種類ごとに込められている意味をお伝えします。
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七夕飾りの意味1 短冊
短冊は紙を細長く切ったもので、字が書けるようになっています。短冊に書くのは願い事で、竹や笹に結び付けることで願いが天に届くと考えられています。
願い事は、基本的には学問や書の上達を願うものですが、子供の場合は、将来なりたいものなどを書くことが多いようです。
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七夕飾りの意味2 吹き流し
吹き流しは、筒のような形をしたもので、こいのぼりでも使われています。七夕飾りの吹き流しは、筒状の先をひらひらとたなびくように作られています。
七夕は織姫伝説に由来するとされていますが、吹き流しのひらひらとしたものは糸を表していると考えられています。
吹き流しの意味は、機織り(はたおり)が上達するようにということですが、合わせて長寿の意味もあります。
子供向けには、吹き流しには長生きできるようにという意味があると伝えると、わかりやすいかもしれません。
七夕飾りの意味3 折鶴
鶴は千年、亀は万年と言われるように、鶴は長寿を象徴する生き物と考えられています。七夕飾りの折り鶴には、吹き流しと同じように長生きできるようにという意味が込められています。
七夕飾りの意味4 巾着
巾着は袋の形をしたもので、中には小物や、お財布代わりとしてお金を入れることもできます。そうしたことから、巾着には金運向上や商売繁盛の意味があります。
子供向けには、巾着にはお金に困らないようにという意味があると伝えると、わかりやすいかもしれません。
七夕飾りの意味5 投網
投網(とあみ)は、網のような形をした七夕飾りで、網飾りと言われることもあります。投網は漁師が魚を捕まえるときの道具で、投網には豊漁を願うという意味があります。
もっとも子供向けに伝える場合は、本来の意味を転じて、食べ物(魚類)に困らないようにという意味が込められていると伝えればわかりやすいかもしれません。
七夕飾りの意味6 貝飾り
貝飾りは、巻貝のような形をした七夕飾りです。貝飾りには、貝がたくさん取れますようにという意味があります。
子供向けに伝える場合は、転じて食べ物(貝類)に困らないようにという意味が込められていると伝えればわかりやすいかもしれません。
七夕飾りの意味7 西瓜・茄子
西瓜(すいか)や茄子(なす)は夏野菜の代表で、七夕飾りに西瓜・茄子を使うのは豊作を願ってという意味があります。子供向けに伝える場合は、西瓜や茄子には食べ物(農作物)に困らないようにという意味が込められていると伝えれば、わかりやすいのではないでしょうか。
七夕飾りの意味8 紙衣
紙衣(かみこ)は、紙で作った和服のことで、実際に着衣として用いられていたものです。七夕飾りの紙衣は、それを小さくして飾れるようにしたものです。
紙衣には裁縫上達という意味がありますが、着るものに困らないようにという意味もあるので、子供向けに伝える場合は、この方が分かりやすいのではないでしょうか。
七夕飾りの意味9 菱飾りと輪飾り
菱飾り(ひしかざり)は、ひし形の紙をつなぎ合わせたもので、菱は星、菱飾りは天の川を意味しています。菱飾りも織姫伝説に由来して、裁縫上手になるようにという意味がありますが、つながっていることから人と人とのつながり、あるいは夢のつながりを意味するという説もあります。
輪飾りは、細くした折り紙を丸くしてつなぎ合わせたものです。菱飾りと同じように、一つの丸い輪は星、輪飾り全体は天の川を意味しています。
子供向けに伝える場合、菱飾りと輪飾りは形状が異なりますが、お友達と仲良くしようという意味、夢が続いていくという意味が分かりやすいと思われます。
なお、菱飾りと形状が似たものとしては三角つなぎや四角つなぎがあります。
七夕飾りの意味10 星飾り
星飾りは、星の形をした七夕飾りです。星飾りは、短冊に書いたお願いが、遠い星まで届くようにという意味が込められています。
子供向けに伝える場合は、星飾りはお願いが届くようにつけるものと伝えれば良いのではないでしょうか。
七夕飾りの意味11 提灯
提灯(ちょうちん)は、名前の通り提灯の形をした七夕飾りです。本来の提灯は中にろうそくを入れ、明るくして使います。
そうしたことから提灯には、お星さまに短冊に書いた願い事が見つけてもらえるようにという意味が込められています。
また、提灯は周囲を明るくすることから、みんなの心を明るくしてくれるという意味もあるようです。
子供向けに伝える場合は、この2つを伝えると良いのかもしれません。
七夕飾りの意味12 屑籠
屑籠(くずかご)は、他の飾りを使ったときにでる、紙くずを入れるためのものと考えられています。屑籠には、整理整頓や節約するという意味があります。
たとえば子供向けには、お部屋をきれいにしようとか、物を大切にしようということで、エスディージーズ(SDGs)につながる意味があるようです。
まとめ
この記事では、七夕飾りの種類ごとの意味を、子供向けにわかりやすくを心掛け、簡単にお伝えしました。
七夕には長い歴史があり、七夕飾りは他にもまだまだあります。
たとえば、七夕伝説の話の元になった織姫と彦星を飾ることも多いようです。
織姫と彦星は1年に1度しか会えないけれど、長い間続いているということで、永遠の愛という意味を持つと言われています。
また、七夕まつりで知られているものに、くす玉があります。
くす玉は複雑に見えても、案外と簡単に作れることから、七夕飾りでは人気のアイテムの一つです。
しかし、くす玉については歴史が浅く、意味はないけれどきれいだから飾るという意見もあれば、くす玉には魔除けの意味があるという意見もあります。
このように七夕飾りの種類は数多くあり、一つ一つの七夕飾りの意味についても諸説あります。
この記事では諸説の中でも、代表的と思われるものを取り上げ、意味が子供にもわかるよう、できるだけ簡単にお伝えしてきました。
お子様に七夕飾りの意味を聞かれた時の参考になさっていただければ幸いです。
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