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目次
秋の花といえば
暑い夏が終り、秋になると、さまざまな花が咲き始めます。この記事では、秋の花といえばということで、有名なものを10種類取り上げ、その名前や特徴を簡単にご紹介していきます。
秋は外出にとても適した季節です。
歩きながら道端に咲いているような秋の花、その名前が多くの人に知られているような花を、秋の花といえばということで取り上げてみました。
それでは、秋の花で有名なもの10種類を50音順にご紹介していきます。
秋の花といえば1
秋の花1 キク(菊)
秋に咲く花の名前で多くの人が思い浮かべる。それがキクではないでしょうか。キクはキク科の宿根草で、育てやすさなどから多くの人に愛されています。
キクは秋に咲く花の代表として揺るぎない地位を築いていますが、キクを楽しめるのは秋だけではありません。
キクのなかでも、5月から7月にかけて咲くキクを夏ギク、12月から1月にかけて咲くキクを寒ギク。
夏ギクも寒ギクもそれなりに楽しむことができます。
キクは1年の中でも多くの時期に見かける花です。
もっともキクを特に楽しめるのは秋。秋に咲く秋ギクは、種類の多さや美しさで群を抜いています。
キクは用途の違いから鑑賞ギクと食用ギクに分類されます。
鑑賞ギクについては、日本で品種改良された和菊と、欧米で品種改良された洋ギク(クッションマム・ポットマム)があります。
また、キクはその大きさから大ギク、中ギク、小ギクに分類されることがあります。
大ギクは、花の直径が18㎝以上。
中ギクは、花の直径が9㎝以上18㎝未満。
小ギクは、花の直径が9㎝未満。
もっとも、この分類については、いくつかの説があるようなので、絶対的なものとは言えないようです。
夏の終わりになると園芸ショップでさまざまなキクが販売されています。
和ギクや洋ギク。大ギク、中ギク、小ギク。また、咲き方の違いもありますし、色も様々にあります。
キクは歩いていても簡単に見つけることができる花ですが、お気に入りのキクを買い求めて秋の風情を身近で楽しむのもおすすめです。
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秋の花2 キンモクセイ(金木犀)
花の美しさというよりも、花の香りを楽しませてくれる。それがキンモクセイです。キンモクセイはモクセイ科の常緑樹で、主に東北地方南部以南で育ちます。
キンモクセイの仲間にギンモクセイがあります。キンモクセイの花の色は黄金色。ギンモクセイの花の色は白色。
どちらも香りを放ちますが、その香りはキンモクセイの方が強いので、キンモクセイとギンモクセイを比較するとキンモクセイの方がより目立った存在です。
キンモクセイの花が咲くのは9月下旬から10月中旬にかけて。
もっとも花の咲く期間は短く、その香りを楽しめるのも短期間です。
秋の中でも、ほんの短い期間だけ楽しめる、それがキンモクセイです。
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秋の花3 コスモス(秋桜)
秋の花の中でも、もっともポピュラーな花。それがコスモスです。コスモスは、早咲きのコスモスと秋咲きのコスモスがありますが、ここでは9月から10月にかけて咲く秋咲きのコスモスについて、ご紹介をします。
コスモスはメキシコ原産のキク科の1年草です。
秋咲きのコスモスは、昼間の時間が短くならないと花を咲かせないという性質があります。
また、コスモスは日当たりと水はけの良い土地を好みますが、一方、肥料はそれほど必要としないという特徴があります。
そのため、こぼれ種でも翌年花を咲かせることができますし、郊外の河川敷や休耕田などでは秋咲きのコスモスの群生を楽しむこともできます。
早咲きのコスモスは品種改良が盛んに行われていて、咲く花の色や花の大きさがさまざまにあり、草丈も低いものもあります。
一方、秋咲きのコスモスは草丈がある程度高くて、色もピンクや白が中心。
変化を好む人には物足りないかもしれませんが、秋咲きのコスモスが花を咲かせることで、秋の訪れを感じる。
そうした人も多いのではないでしょうか。
秋の花4 サザンカ(山茶花)
サザンカはツバキ科に属する樹木。
サザンカと混同しやすい樹木であるツバキもツバキ科。
サザンカとツバキは仲間なので、区別するのが難しいという特徴があります。
もっとも、ツバキは花全体が花首から落ちるのに対して、サザンカは花弁が1枚ずつばらばらになって散る。
サザンカとツバキは花の散り方に大きな違いがあるので、花は似ていてもサザンカとツバキは見分けることができます。
サザンカの咲く時期は11月から12月にかけて。
花は白が基本と言われていますが、サザンカは品種改良が盛んに行われてきました。
そのため、色は白だけでなく紅色や絞りなど様々にあります。また、咲き方も八重や丁子などさまざまにあります。
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秋の花5 サフラン
薄紫色の可憐な花を咲かせるのがサフランです。サフランはアヤメ科の球根です。
サフランと似た花としては、クロッカスがあります。
実は、サフランとクロッカスは仲間。
サフランは10月から11月にかけて花を咲かせるのに対し、クロッカスは早春に花を咲かせます。
サフランは食用にも用いられています。日本でも調理用に使うサフランの需要が少しずつ伸びているようです。
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秋の花といえば2
秋の花6 シュウメイギク(秋明菊)
シュウメイギク(秋明菊)という名前ですが、キクの仲間ではありません。シュウメイギクは、キンポウゲ科の宿根草です。
シュウメイギクの花の咲く時期は9月から10月にかけて。
花の色は、白やピンクや紅紫。
シュウメイギクは、半日陰で湿り気のある土地を好むので、日当たりの悪い庭でも育てることが可能です。
なお、シュウメイギクは和風の庭によく映えると言われています。また、群生をさせると、より魅力的な花とも言われています。
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秋の花7 ハギ(萩)
ハギは、秋の七草の一つにも数えられ、日本の秋には欠かせない樹木です。
ハギはマメ科の落葉樹で、茎の先に紅紫色、あるいは白い花を咲かせます。
ハギの花は下垂するものが多く、その姿が秋の風情を醸し出してくれます。
ハギは日本全国で栽培をされています。
花の咲く時期は7月から9月にかけて。
秋の花ということでハギをご紹介していますが、秋の中でも早い時期に可憐な花を咲かせるのが、ハギの特徴と言えそうです。
秋の花8 ヒガンバナ(彼岸花)
彼岸花は、リコリスや曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の名前でも知られています。彼岸花はヒガンバナ科の球根。8月下旬から9月にかけて、赤い色の花、あるいは白い色の花を咲かせます。
彼岸花の咲き方は独特で、茎だけが地中から顔を出し、その先に一つの花を咲かせます。この段階では、枝も葉もありません。
葉が顔を出すのは花が終ってから。
彼岸花は花が艶やかなので、花が終ったあとの葉に着目する人はほとんどいないのではないでしょうか。
彼岸花は水はけと肥料を好むので、一番見かけるのは田んぼのあぜ道など。
また、彼岸花については群生をさせて、観光名所にしているところもあります。
秋の花9 ピラカンサ
ピラカンサはバラ科の常緑樹で、トキワサンザシとも言われています。ピラカンサは、5月から6月にかけて小さな白い花を咲かせ、10月から12月にかけて赤い実を楽しむ樹木です。
この記事では、秋に咲く花10種類ということでご紹介をしていますが、ピラカンサは花ではなく実を楽しむ樹木になります。
ピラカンサが楽しめるのは主に関東以南の地。
どちらかと言えば寒さを苦手していますすが、基本的には丈夫なのであまり手がかからない樹木と言われています。
なお、ピラカンサの実の色は鮮やかな赤が一般的ですが、オレンジ色の実をつけるものもあります。
秋の花10 リンドウ(竜胆)
リンドウは、古来、根や茎が漢方薬の原料「竜胆」として利用されていたところから、リンドウという名前が付けられたと言われています。リンドウは本州以南で栽培されているリンドウ科の宿根草で、世界では約500種、日本でも10種類以上のリンドウがあります。
リンドウの花が咲く時期は9月から11月にかけて。花の色は紫色が中心ですが白色というのもあります。
日本でもリンドウはたくさんの種類があります。
そのため、鉢植えにして楽しむ草丈の低いリンドウもあれば、エゾリンドウのように草丈があり切り花に用いられるリンドウもあります。
さいごに
この記事では、「秋の花といえば」ということで、10種類の花の名前と特徴をご紹介してきました。秋の花には、花を楽しむもの、香りを楽しむもの、さらには実を楽しむもの。
バリエーション豊富なのが秋の花の特徴なのかもしれません。
暑い夏から、涼しくて過ごしやすい秋に、季節は移ろいます。夏よりも外出が容易になるのが秋です。
折角、外出するのであれば、あちこちに咲いている秋の花を見つけて楽しむのも、風情があって良いですね。
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