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紫陽花の別名と花の咲き方が似ている木3種類をご紹介!

紫陽花
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紫陽花とは

この記事では、紫陽花(アジサイ)の別名と、紫陽花と似たような花を咲かせる花木を3種類ご紹介します。

紫陽花は日本原産の花木で、いわゆる「ガクアジサイ」が原種とされています。

紫陽花は万葉集にも登場するなど古来より知られた花木で、日本でも園芸品種として改良が加えられてきました。

その紫陽花に、大きな変化をもたらした人物が、オランダの医師シーボルトです。

江戸時代に来日したシーボルトは帰国の際、紫陽花を母国に持ち帰ります。

そして、ベルギーやオランダなどで品種改良され、日本に逆輸入されたのが西洋紫陽花(ハイドランジア)です。

日本の紫陽花はどちらかといえば地味な印象を人々に与えますが、西洋紫陽花は鮮やかな色彩で人気があります。

 
分類アジサイ科アジサイ属、落葉低木
花期6月~7月

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紫陽花の別名

紫陽花の別名として知られたものでは、七変化(ななへんげ)、手毬花(てまりばな)があります。

紫陽花は、咲き始めから咲き終わりまで、時間とともに花の色が変化する木として知られています。

必ずしも7回、色が変化するわけではありませんが、変化の様を捉えて七変化という別名がついています。

なお、紫陽花の七変化は後でご紹介するランタナと区別するため、「ななへんげ」と読みますが「しちへんげ」という意見もあります。

手毬は日本に昔からある玩具で、芯に糸をまいたボール状のものです。紫陽花の形がてまりに似ていることから、手毬花という別名がつけられています。

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紫陽花に似た花木

紫陽花に似た花木としてご紹介するのは、オオデマリ、コデマリ、ランタナです。

オオデマリ

オオデマリ
分類レンプクソウ科ガマズミ属、落葉低木
花期4月~5月
オオデマリは、原種のヤブデマリを改良したもので、江戸時代より園芸品種として親しまれています。

オオデマリは、白い花が大きな手毬のように咲くことから、オオデマリという名前が付けられています。

また、そうした様子からオオデマリの別名も、手毬花(てまりばな)とされています。

ただし、オオデマリの花の色は白で、紫陽花のように色は変化しません。また、花が咲くのは新緑の頃で、梅雨の時期に咲く紫陽花よりも早くなっています。

コデマリ

コデマリ
分類バラ科シモツケ属、落葉低木
花期4月~5月
コデマリは中国原産で、日本では江戸時代の頃より茶花として愛好されています。

花の色は白で、花の咲く時期もオオデマリと近いので、間違いやすいかもしれません。

もっとも、オオデマリよりも花が小さく、オオデマリほど球状にはならないことで区別ができます。

なお、コデマリの別名も手毬花(てまりばな)ですが、スズカケという別名も知られています。

ランタナ

ランタナ
分類クマツヅラ科シチヘンゲ属、常緑小低木
花期5月~10月
ランタナは、中南米が原産です。

ランタナの特徴は、条件が整えば花期が長いこと、そして鮮やかな花の色が段々と変化していくことがあげられます。

紫陽花とは見かけが違うので、間違えることはあまりないと思われますが、花の色の変化の具合が紫陽花と似ています。

ランタナの別名は、七変化(しちへんげ)。

紫陽花の別名と漢字も同じですが、混同しないためにランタナはシチヘンゲ、紫陽花はナナヘンゲと区別することが多いようです。

まとめ

この記事では、紫陽花(アジサイ)の別名と、紫陽花と似たような花を咲かせる花木をご紹介してきました。

紫陽花と特に似ているのはオオデマリ。

オオデマリの花を見かけると、紫陽花と勘違いしてしまうことがあります。しかし、オオデマリと紫陽花では花の咲く時期が異なります。

オオデマリの花を見ると、次は紫陽花が咲くのはいつ頃だろうかと考えてしまいます。

今回、ご紹介した花はすべて素敵ですが、とりわけ梅雨のうっとうしい季節に咲く紫陽花は心を和ませてくれます。

 
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