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うな丼・うな重・ひつまぶしの違いをわかりやすく
この記事ではうなぎ料理として知られている、うな丼やうな重とひつまぶしの違いをわかりやすくお伝えします。うな丼、うな重、ひつまぶしは、何れもうなぎの蒲焼きをご飯に乗せた料理ですがそれぞれに特徴があり、3つの料理には違いがあります。
そこで最初に、うな丼・うな重・ひつまぶしそれぞれの特徴をご紹介し、さいごにまとめとしてうな丼・やうな重・ひつまぶしの違いをお伝えします。
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うな丼の特徴
うな丼は、ご飯の上に鰻の蒲焼きを乗せたシンプルな料理で、始まりは江戸時代と考えられています。
うな丼で使う器は、うな丼の名前が示すように丼(どんぶり)で、一般的には広口で深めの器です。
ご飯の上に乗せる鰻の蒲焼は、一口大に食べやすくカットされていることが多く、うなぎとご飯をしっかりと混ぜ合わせることで、一体感のある味わいを楽しむことができます。
なお、うな丼はカジュアルに楽しめる料理というイメージがあり、うな重と比べると安価で提供される場合が多いという違いがあります。
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うな重の特徴
うな重も、ご飯の上に鰻の蒲焼きを乗せた料理という点ではうな丼と同じですが、いくつかの点でうな丼と違いがあります。
うな丼とうな重の一番の大きな違いは器で、うな重は丼ではなく重箱(じゅうばこ)を使います。
これはうな丼のカジュアルなイメージを、より高級で豪華な食べ物にしたいという要望があったためと考えられています。
そのため、うな重が生まれたのはうな丼よりも後で、江戸時代という説もあれば、明治時代になってからという意見もあります。
また、うな丼の鰻は小さくカットされていることが多いのに対して、うな重の鰻は長いまま、あるいは大きくカットされている場合が多いという違いもあります。
うな丼と比べると、うな重は高価な重箱を使っていること、鰻が大きく量が多い場合が多いこと。
そうした点から、うな丼よりもうな重のほうが価格が高く、現在でもお祝い事や特別な日の食事として提供されるというイメージがあります。
なお、うな重については「松竹梅」とランク付けされたメニューを見ることがあります。
この基準は例外はあるものの、鰻の量によって決められている場合が多く、鰻が多いのが松、鰻の少ないのが梅で、料金も松が高く、次に竹、そして梅になっているのが一般的です。
ひつまぶしの特徴
ひつまぶしも、ご飯の上に鰻の蒲焼きを乗せた料理という点ではうな丼やうな重と同じですが、それ以外では違いが多い料理です。
ひつまぶしが生まれたのは明治時代、生まれた場所は名古屋市で、現在でも名古屋市にはひつまぶしの名店が数多くあり、名古屋市を代表する料理の一つとして知られています。
ひつまぶしで使う器はお櫃(おひつ)で、お櫃に入れたご飯の上に細かく刻んだ鰻の蒲焼きが乗っています。
ひつまぶしの何よりの特徴は食べ方で、ひつまぶしはお櫃に入ったご飯と鰻を小さなお椀に移し替え、3回に分けて食べます。
まず一杯目はひつまぶしをそのまま食べて、ご飯とタレがしみ込んだひつまぶしの味わいを楽しみます。
二杯目は、ひつまぶしにねぎ・わさび・海苔などの薬味を加えて、ひつまぶしと薬味の風味を楽しみます。
三杯目は、ひつまぶしに出汁をかけてお茶漬けにして、さっぱりとした味わいを楽しみます。
また、少しひつまぶしを残しておき、最後の一杯は特に自分の好きな方法で食べる方もいるようです。
ひつまぶしは、うな丼やうな重とは食べ方に違いがありバリエーションが豊かな料理という特徴があります。
まとめ うな丼やうな重とひつまぶしの違い
この記事ではうなぎ料理として知られている、うな丼やうな重とひつまぶしの違いをわかりやすくお伝えする前に、それぞれの特徴を簡単にお伝えしました。鰻を使った料理は全国的に普及しています。
そのため、地域によって調理法や味付けは異なりますし、価格も提供するお店によって千差万別ですが、ここでは一般的な特徴をお伝えしました。
最後にうな丼やうな重とひつまぶしの違いをまとめておきたいと思います。
うな丼・うな重・ひつまぶしの違い
うな丼 | うな重 | ひつまぶし | |
器 | どんぶり | 重箱 | お櫃 |
価格 | うな重より安価 | うな丼より高価 | 比較的高価 |
鰻の大きさ | 鰻を小さめにカット | 鰻を大きめにカット | 鰻を切り刻む |
食べ方のバリエーション | 少ない | 少ない | 多い |
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