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年明けうどんの由来や意味をご紹介
この記事では、新たな行事食になりつつある、年明けうどんの由来や意味をご紹介します。ところで、年明けうどんと聞いてすぐ思い浮かべるのは、年越しそばではないでしょうか。
年越しそばと年明けうどんは、年越しと年明けで食べる時期も違うし、そばとうどんでは食材も違います。
年越しそばと年明けうどんは、全くの別物であることはわかりますが、由来や意味はどのように違うのでしょうか。
また、年明けうどんは香川県で生まれたとされていますが、どのような経緯で生まれたのでしょうか。
この記事では、年越しそばと年明けうどんを対比させながら、香川県で生まれた新たな行事食である、年明けうどんの由来や意味などをお伝えします。
年越しそばと年明けうどんの由来
いろいろな説はあるようですが、年越しそばは江戸時代に生まれたと考えられています。それに対して、年明けうどんという言葉が生まれたのは2008年で、生まれた場所はうどん県で知られる香川県と、歴史的由来がはっきりしています。
年明けうどんの由来をもう少し具体的に書くと、2008年に香川県高松市に本拠を置く「さぬきうどん振興協議会」などが提唱する年明けうどんが、年明けうどんの発祥となっているようです。
香川県はうどん県で知られています。
しかし、そのうどん県にしても年明けの行事食と言われるようなものは特にありませんでした。
そこで、年明けにうどんを食べる習慣を定着させようとして始まったのが、年明けうどんです。
年明けうどんの歴史は新しく、まだ全国的にに普及しているわけではありませんが、年明けうどんが普及すれば、うどんの消費量が増えるということで積極的にPRされています。
また、毎年12月に「全国年明けうどん大会」も開催されていて、もしかしたら数年先には年明けうどんが全国的に認知される。
そんな予感もあります。
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年越しそばと年越しうどんの意味
次に、年越しそばと年明けうどんの、それぞれの意味についてお伝えします。年越しそばは長い歴史があるだけに、様々な意味が語られています。ここでは、その中でもよく聞かれる年越しそばの意味を2つご紹介します。
年越しそばの2つの意味とは「細く長く」という意味、もう一つは「切れやすい」という意味です。
「細く長く」には、大みそかに際して、来年も細々でも良いので健やかに過ごしたいという意味が込められています。
日本人に似合った謙虚な意味が年越しそばにはあるようです。
また「切れやすい」は聞いただけでは縁起が悪いようにも思われますが、この場合の切れるには災難を断ち切るという意味があります。
そばは、麺類の中でも細く、特にそば粉の割合が高いほど切れやすいという特徴があります。
年越しそばには、そばの「切れやすい」に縁起が良いという意味が込められています。
以上のように、年越しそばには大きく2つの意味が込められていることがわかりました。
では、年明けうどんにはどのような意味があるのでしょうか。
年明けうどんには年越しそばのような長い歴史はありませんが、年越しそばに明確な意味があるように、年明けうどんにもはっきりとした意味が込められているようです。
年明けうどんに込められている意味は、うどんの色にあります。
うどんの色は基本的には白。白い色が清らかさにつながるということで、年明けうどんを食べることで1年を清らかに幸せに過ごすことができる。
年明けうどんには、このような意味が込められているようです。
また、年越しそばの形からくる「細く長く」に対して、うどんの「太く長く」というのも年明けうどんの意味につながっているのかもしれません。
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さいごに
この記事では、香川県で生まれた新たな行事食である年明けうどんの由来や意味を、年越しそばと対比させながらご紹介してきました。
最後に、年明けうどんを食べる時期や、年越しうどんにのせる具材などについてお伝えをします。
さぬきうどん振興協議会によれば
★ 年明けうどんを食べる時期は、元旦から1月15日まで。
★ 年明けうどんにのせる具材は、紅や赤など新春を寿ぐものを載せるということで、具体的には梅干しや赤いかまぼこなどを推奨。
1年の終わりには年越しそば、1年の初めは餅というのが、これまでの定番だったかもしれません。
ただ、お餅は高齢の方にとって、のどを詰まらせる原因にもなります。
そうした場合は、のどに詰まらせる心配のない年明けうどんも良いのかなとも思われます。
年明けうどん。
もしかしたら、正月の新たな行事食として、これから定着していくかもしれないですね。
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