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節分いわしの意味とは!時期や片づけの方法もお伝えします

節分いわしのイラスト
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節分いわしとは

節分いわしは、ヒイラギ(柊)の枝にいわし(鰯)の頭を刺し、玄関先に立てる風習です。

この記事では、節分いわしの意味をご紹介します。

また、節分いわしを玄関に置く時期や、片付けの方法なども合わせてご紹介します。

どうやら、時期や片付けの方法については、いくつかの意見があるようです。

節分いわしの意味

節分いわしは、ヒイラギの枝にいわしの頭を刺し、玄関先に立てる風習ですが、ヒイラギ・いわし・玄関先のそれぞれに意味があります。

ヒイラギの意味

ヒイラギは葉に鋭いとげを持つという特徴があります。鬼は鋭いとげを、とても嫌うというという言い伝えがあります。

そういえば、玄関先にヒイラギそのものを植えているご家庭を見ることがありますが、ヒイラギには鬼退治の効果があると信じられています。

いわしの意味

いわしについては、いくつかの説があります。

1つ目は、いわしという魚の特性です。

いわしは油分が多いので焼くとたくさんの煙が出ます。鬼はこの煙が嫌いなので、近寄らないと言われています。

2つ目は、いわしの文字にあります。

いわしは漢字で鰯と書きますが「弱い魚」で、しかも臭いがある「陰」の食べ物。

したがって、いわしを食べ「陰」を打ち消して、頭だけを残して「陰」を打ち消したということを鬼に知らせるというものです。

玄関の意味

玄関先に立てるのは、鬼も玄関から入る習性があります。

鬼に入ってこられたら困るので、鬼除けのため玄関に立てるということになります。

節分いわしは、ヒイラギ・いわし・玄関先のそれぞれに鬼除けの意味が込められています。

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節分いわしの時期

ヒイラギ
節分いわしを玄関に置く時期ではっきりとしているのは節分です。

節分いわしの時期は諸説あるものの、節分に玄関に置くというのは共通しています。

節分の翌日は立春。立春は春の始まりという意味がありますが、昔は立春の日が元日にあたっていました。

言い換えると立春の前日である節分は、今の大みそかにあたります。

大みそかに節分いわしを玄関におき鬼除けをしたうえで、新しい年を迎える。

節分いわしを玄関に置くのは節分。

どうやらこの点については、はっきりとしているようです。

ただ、節分いわしを玄関に置く時期については、次のとおりいくつかの説があります。

小正月の翌日から節分まで

小正月は1月15日です。1月1日を大正月と称するのに対して生まれたのが小正月です。

元日から1月14日までは松の内ということで様々な行事かありますが、それが一段落するのが小正月です。

小正月の翌日から節分までの期間、節分いわしを玄関に置くという説です。

節分の日だけ

節分の日は昔でいう大みそかで、節分いわしは大みそかに鬼を寄せ付けない行事です。

そのため節分の日だけ節分いわしを玄関に立て、翌朝までには撤去してしまうという説です。

節分の日から雨水の前日まで

1年を24に分けて、それぞれの筋目の日に季節感を表した名前をつけたのが二十四節気です。

その二十四節気の一つが雨水で、例年2月18日または2月19日が雨水になります。

雨水はそれまでの雪が雨に変わる時期とされています。

節分の日から雨水の前日まで、節分いわしを玄関に立てるという説です。

節分の日から翌年の節分の日の前日まで

節分いわしは、鬼除けのためにするもの。

鬼は時期を選ばずに訪ねてくるものだから、1年間はそのままにしておくというのがこの説です。

節分いわしの時期のまとめ

節分いわしを玄関に置く時期について明確な決まりごとはなく、それぞれの地域によって異なっているようです。

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節分いわしの片づけ方

節分いわしの片づけ方で正しいのは、神社でお焚き上げをしていただくというものです。

ただ現実には難しい場合もあります。

そのようなときは、節分いわしを塩で清め白紙で包んだうえで、ごみ収集に出すということも一般的に行われているようです。

この時のポイントは、塩で清めて白紙で包むということで、そこだけは守っておきたいものです。

さいごに

いわし
この記事では節分いわしの意味と、時期や片づけの方法も合わせてお伝えしてきました。

節分いわしを玄関に置く時期で共通をするのは節分。

節分には、節分いわしだけでなく、豆まきや恵方巻きもあります。

節分は昔でいうと大みそかだったということで、様々な行事があるようです。

最近は恵方巻きが有名で、次には豆まきでしょうか。

正直、節分いわしはあまり知られてはいませんが、やはり大切にしたい行事の一つですね。

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