2月の花といえば梅とクロッカス
2月は1年の中でも最も寒い時期です。関東地方でも千葉の南房総では花摘みが最盛期を迎えるなど、春の気配も感じますが。。。
それ以外は、まだまだ寒さの厳しい季節が続きます。
そんな中で2月の花といえば梅とクロッカス。
温室栽培の花は数多くありますが、道を歩いていて自然に巡り合える花を考えたら梅とクロッカスが自然と脳裏に浮かんできました。
2月の花といえば梅とクロッカス。
どちらも可憐に咲くのが魅力的です。
梅とは
古来より日本人に愛されてきた梅の花。そのため改良も盛んに行われ、細かな分類では500種類以上あると言われています。
ところで、梅は桜と比較されることの多い花です。そこで、梅と桜を簡単に比較してみました。
梅の咲く時期は暖かい地方がより早く、寒い地方は遅い。梅の花の咲く順番は南から北へということで桜と共通です。
しかし花の咲く時期は梅が早く、桜が遅い。関東地方でいえば、梅の花が咲くのは早ければ1月頃で、2月あるいは3月に最盛期を迎えます。
一方、桜は3月下旬ころから4月上旬にかけて満開になります。
梅の花が終ったころ、桜のつぼみが大きくなっていく。大体はそんな感じでしょうか。
梅と桜には咲く時期に違いがありますが、それ以外にはどんな違いがあるのでしょうか。
まず、咲いている期間に違いがあります。
梅の咲くのは早春で晴れの日が続きやすい時期。また、梅は種類も多く花の咲く時期も種類によって異なります。
一方、桜も種類は多いとはいえ、代表的なのはソメイヨシノ。花の種類が少ないのに加え、桜の花が咲くのは雨が多くなる時期。
梅の花は、地味だけど可憐な花を長い期間、楽しませてくれる。一方、桜はたくさんの花を咲かせるけど、散るのもあっという間。梅と桜、花の咲いている期間には大きな違いがあるようです。
また、梅と桜では種類の多寡があるため、花の色の数にも違いがあります。
梅の花の色として代表的なのは白梅。ただし、紅梅もあります。また、中間的なピンク色の花も一般的ですし、一本の梅の木に紅梅も白梅も咲かせる品種もあります。
一方、桜は白からピンク。樹木によって、花の色の濃淡はありますが、梅よりは色のバリエーションは少ないようです。
梅と桜、日本では古来よりある代表的な花ですが、比較すると大きな違いがある。そのため、梅と桜は人気を2分している花とも言えそうです。
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クロッカスとは
クロッカスは園芸品種として愛好されています。秋になるとホームセンターなどでクロッカスの球根が販売されるようになります。
クロッカスは秋に植え、早春の2月頃に可憐な花を咲かせてくれます。
クロッカスはアヤメ科の植物です。クロッカスに似た花のサフランもアヤメ科の植物。サフランとクロッカスは似た植物です。
ただし、サフランは秋に咲く花で、2月に最盛期を迎えるクロッカスとは咲く時期が異なります。また、サフランは香辛料として利用されますが、クロッカスは観賞用です。
クロッカスは観賞用ということで開発されてきた経緯があることから、さまざまな色や模様を楽しむことができます。
クロッカスの色は白、黄、紫、紅、模様には単色の他に絞りなどがあります。
クロッカスは丈夫で育てやすいのが特徴です。秋に球根を埋めておけば、1月に芽を出し、2月には咲いている。手がかからないので多くの人に愛好されています。
クロッカスは草丈も短く、可憐に咲く花なので、草丈の高い植物の中に植えると目立たなくなってしまいます。
しかし場所はとらず、様々な色のクロッカスの球根が安価に販売されているので、狭い空間の中でもクロッカスだけを植えるのであれば、色とりどりの花を楽しむこともできます。
一般の家庭で梅を育てるのは盆栽でもない限り現実的ではありませんが、クロッカスならば簡単に家で楽しむことが出来ます。
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まとめ
2月の花といえばということで、梅とクロッカスをご紹介しました。梅は樹木、クロッカスは球根。2つの植物には大きな違いがあります。
しかし、自然な環境のなかで咲く花。そして可憐に咲く花ということでは共通をしています。
2月といえばまだ春ではありませんが、小さな鉢の中で可憐に咲くクロッカス、道を歩いていると目の前に現れる梅の可憐な花を見ると、春がもうすぐ来ることを予感させてくれます。
梅もクロッカスも桜の花のような大きな存在感はありません。でも、春の訪れをそっと知らせてくれる花、そんな気がします。
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