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目次
春の黄色い花18選
冬は寒くて花も少ない季節。それが一転、春になるといろいろな花が咲き始めます。
その中で一際鮮やかなのは、黄色い花を咲かせてくれる植物ではないでしょうか。
春の風に誘われて、ふと散歩に出かけてみたら、とりわけ目立つ黄色の花が目の前に咲いていた。
そんな経験があるのは私だけでしょうか。
この記事では、「春の黄色い花18種類」ということで、春に黄色い花を咲かせてくれる植物を、木本類(木)と草本類(草)にわけてご紹介します。
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春の黄色い花【木】
まずは、春に黄色い花を咲かせてくれる木を、概ねですが花の咲く順番に一覧でご紹介します。マンサク
分類 | マンサク科の落葉小高木 |
花の咲く時期 | 2月~3月 |
マンサクの語源は「まず咲く」からと伝えられています。
春に咲く花の中でもマンサクが花を咲かせる時期は若干早いことから、この名前がつけられているようです。
マンサクの花の特徴は、よれたような細い花弁が枝から垂れたように咲くのが特徴です。
花の咲き方としては少しか弱い印象がありますが、春の早い時期に黄色い花を咲かせてくれるマンサクは、庭や公園などで見かけることができます。
オウバイ
分類 | モクセイ科の落葉低木 |
花の咲く時期 | 3月~4月 |
オウバイは、葉より先に花を咲かせるのが特徴で花径は約3センチです。
樹高は低く、性質は強健で、生長も早いので庭木として人気のある木ですが、逆にどんどんと広がるので、見栄えをよくするためには枝を間引くことが必要です。
サンシュユ
分類 | ミズキ科の落葉高木 |
花の咲く時期 | 3月~4月 |
サンシュユは小さな花をたくさん咲かせることが特徴です。
樹高が高いので一般の家庭の庭で見かけることは少なく、公園や農家の広い庭先などで植栽をされています。
花の一つ一つは小さいながらも、樹高が約15メートルほどにもなり、たくさんの花を咲かせるので、遠目で見ても黄色い花がとても目立つ木です。
トサミズキ
分類 | マンサク科の落葉低木 |
花の咲く時期 | 3月~4月 |
トサミズキの適地は北海道南部よりも南で、葉より先に花を咲かせるのと、花が下垂するのが特徴です。
トサミズキは庭木として用いられるのが一般的ですが、花の色が黄色でも淡い色で風情があるので盆栽などでも人気があります。
ミツマタ
分類 | ジンチョウゲ科の落葉低木 |
花の咲く時期 | 3月~4月 |
ミツマタの特徴は枝が3本にでてくることで、ここからミツマタという名前がつけられています。
ミツマタは筒状の小さな花と、かすかに芳香のあることが特徴です。
色は異なりますがミツマタはジンチョウゲ科の樹木なので、沈丁花と似通ったところがあります。
もっとも、沈丁花は常緑樹であるのに対して、ミツマタは落葉樹という点で差違があります。
レンギョウ
分類 | モクセイ科の落葉低木 |
花の咲く時期 | 3月~4月 |
レンギョウの樹高は低く、花径も3センチ程度ですが、小さな花を密性させて咲かせることと、黄色の花が鮮やかでとりわけ目立つことが特徴です。
レンギョウは強健で日本全国どこでも生育し、さらには鮮やかな黄色の花を咲かせてくれるので、今回ご紹介している「春の黄色い花の木」の中でも代表的な樹木と言えそうです。
エニシダ
分類 | マメ科の落葉低木 |
花の咲く時期 | 4月~5月 |
エニシダは細い枝に蝶に似た形の花をたくさん咲かせ、そのため枝がしなることが特徴です。
一つ一つの花は小さくても多数あることと、花の色が鮮やかな黄色であること、強健で樹高も低いことから、家庭の庭でよく見かけることができます。
ヤマブキ
分類 | バラ科の落葉低木 |
花の咲く時期 | 4月~5月 |
ヤマブキは花径3センチ程度の黄色の5弁の花を咲かせることが一般的ですが、八重に咲くヤエヤマブキも知られています。
ヤマブキの枝は細く、その枝に小さいながらもたくさんの花を咲かせるので、枝垂れたように見えます。
性質は強健で、育てるのに手間もかからない樹木なので、家庭の庭でよく見かけることができます。
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春の黄色い花【草】
次に、春に黄色い花を咲かせてくれる草を、概ねですが花の咲く順番に一覧でご紹介します。パンジー・ビオラ
分類 | スミレ科の一年草 |
花の咲く時期 | 12月~5月 |
パンジー・ビオラは、毎年のように新しい品種がうまれるほど改良が盛んに行われています。
そして、色も黄色だけでなくさまざまにあること、丈夫で育てやすいこと、花期が長いことで、冬から春にかけて咲く花の代表的存在と言えそうです。
パンジー・ビオラは種から育てることもできますが、苗を購入し花壇やプランターで春を演出するのが一般的かもしれません。
フクジュソウ
分類 | キンポウゲ科の宿根草 |
花の咲く時期 | 2月~3月 |
花の色は黄色やオレンジ色など。
花は毎年楽しむことができますが、日本の高温多湿を嫌うため、とりわけ夏の管理に注意が必要です。
クロッカス
分類 | アヤメ科の球根 |
花の咲く時期 | 2月~4月 |
丈夫で育てやすいこと、球根が安価なこと、花色は黄色だけでなくさまざまにあることなので人気の植物です。
クロッカスの花が咲く時期は、まだ花が少ない時期。早春のクロッカスは貴重な存在です。
スイセン
分類 | ヒガンバナ科の球根 |
花の咲く時期 | 3月~4月 |
花の色は黄色や白などが中心で、花の色はそれほど豊富ではありませんが、咲き方や草丈などは多様で、芳香を楽しむこともできます。
矮性のものもありますが、草丈が40cm程度になるものが多く、とりわけスイセンの群生は魅力があります。
アイスランドポピー
分類 | ケシ科の一年草 |
花の咲く時期 | 3月~4月 |
アイスランドポピーの草丈は40cm前後、花の色は黄色の他、白・ピンク・オレンジ・赤などがあります。
アイスランドポピーは花色が鮮やかであること、一つの株からたくさんの花を咲かせることで人気があります。
ベニジウム
分類 | キク科の一年草 |
花の咲く時期 | 3月~4月 |
花の色は、黄色やオレンジ色が主流ですが、白花もあります。
ベニジウムは花の中心に黒っぽい模様が入るのが特徴で、それが花のアクセントにもなっています。
キンセンカ(カレンデュラ)
分類 | キク科の一年草 |
花の咲く時期 | 3月~5月 |
花の色は黄色やオレンジ色が主流ですが、最近では品種改良も盛んに行われています。
そのため草丈も矮性種から高性種まで幅広く、咲き方も様々にあり、さらには異なる色のキンセンカも生まれています。
ディモルフォセカ
分類 | キク科の一年草 |
花の咲く時期 | 3月~5月 |
草丈は30㎝程度、花径は5~7cm、花の色は黄色の他、白色やオレンジ色があります。
とりわけ黄色やオレンジ色は明るい色で、春の華やかさを演出してくれます。
ハナナ
分類 | アブラナ科の一年草 |
花の咲く時期 | 3月~5月 |
ハナナは育てるのは容易ですが、家庭ではプランターよりも花壇で育てることが多い植物です。
また、群生で魅力を発揮するハナナは、概ね同時期に咲くサクラとの競演でとりわけ人気があります。
チューリップ
分類 | ユリ科の球根 |
花の咲く時期 | 4月~5月 |
また、鉢植えで楽しむこともできれば、花壇に群生させて楽しむこともできます。
チューリップは球根を分球して翌年も花を楽しむことはできます。
ただし、植え替えで楽しむのは案外と難しいですし、球根も安価で購入できるので、毎年新しい球根を購入するのが無難かもしれません。
さいごに
春の黄色い花の木ということで、18種類の木や草をご紹介しました。黄色い花を咲かせる植物そのものは珍しくはありません。
でも、寒い冬。花の少ない冬に飽きてきたころに黄色い花を見かけると、なんだかうれしくなるのは私だけでしょうか。
春の黄色い花は、長い冬の終わりと、春の訪れを感じさせてくれる貴重な存在です。
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