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椿の剪定時期や方法をわかりやすく
この記事では、椿の剪定時期や方法をわかりやすく簡単にお伝えします。椿にはさまざまな特長がありますが、その中の一つに自然にまとまった形に育つことがあげられます。
また放任して育てても、たくさんの花がつくのも特長です。
椿は剪定しなくても、ある程度の管理をしていれば、樹形も整いますし、毎年多くの花を楽しむこともできます。
そうした点から、椿はあえて剪定しないという考え方もあります。
ただ、家に植えていた椿が大きくなって、道路に枝が張り出してしまった。
あるいは、椿の樹高が高くなり、世話をすることが難しくなった。
こんな場合は、剪定が必要になります。
そこで、次の年も椿の花を楽しめるようにするための、剪定時期や剪定方法をわかりやすくお伝えします。
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椿の剪定時期
椿にはたくさんの種類があるため、花が咲く時期も様々です。そのことを前提にして、翌年も花を楽しむための椿の剪定時期を考えると「花後」。
花が終わったら、できるだけ早く剪定するのがおすすめです。
月でお伝えすると、できれば花が終わった後の3月、遅くとも4月頃までには剪定を終わらせたいところです。
椿は5月~6月に新芽を伸ばします。
新芽を伸ばし始めるようになってからは、枯れた枝や徒長した枝の剪定に留めるのが無難です。
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椿の剪定方法
椿は花後であれば、強剪定をすることも可能です。ただ強剪定は翌年の花つきを悪くする可能性があるので、事情があるときに行うのがおすすめです。
それでは、椿の剪定の方法(手順)をお伝えします。
椿の剪定方法1 刈り込み
刈り込みは、椿の樹高や樹形など、全体の姿を整えるために行うものです。最初に椿の上(天面)の高さを整えるための剪定を行い、次に側面の剪定をします。
側面の剪定は、下から上に行った方が仕上がりがきれいになります。
椿の剪定方法2 間引き
形が整ったら、次に病虫害を防ぐために、風通しを良くするための剪定を行います。対象になるのは、混み合いの原因となっている枝、枯れている枝などです。
椿全体の見栄えとともに、木の幹に日が届くような剪定を行いますが、切りすぎには注意が必要です。
椿の剪定方法3 切り戻し
椿の将来の樹形を考えて行うのが剪定です。この場合、太い枝を切ることも、細い枝を切ることもあります。
太い枝を切るときは、枝分かれしている場所(分岐点)の下ではなく、少し上を切ることがポイントです。
椿の剪定方法4 癒合剤
剪定をすると、切った部分から雑菌が入り、樹勢を損なうことがあります。特に太い枝を切った場合は、切り口を保護するための癒合剤(ゆごうざい)を塗布しておくのがおすすめです。
まとめ
この記事では、次の年も椿の花を楽しめるようにするための、剪定時期や剪定方法をわかりやすくを心掛けてお伝えしました。最初にお伝えしたように、椿は放任しても樹形が整い、花数も多くなります。
一方、剪定をすると翌年の花つきが悪くなってしまうことも往々にしてあります。
椿の剪定が必要な場合はあるでしょうが、剪定は毎年ではなく、数年に一度程度に留めておくのが無難かもしれません。
なお、椿は枝が固い花木です。
ケガを避けるため、剪定をする時は、のこぎりや剪定用のはさみなどをご用意なさってください。
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