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はじめに
この記事では、なめこの旬の時期。そして、旬の時期をもっと狭めて、旬の月まで言及してみることにしました。ところで、今では技術が発達してさまざまな作物が1年中売られています。
なめこもその一つで、スーパーなどでは1年を通して、しかも安い価格で販売をされています。
なめこがいつでも販売されているのは、温度や湿度などがしっかりと管理された工場でつくられているから。
もちろん、工場で育てられたなめこもおいしいのですが、旬の時期に採取された天然のなめこの味は格別なもの。
では、天然もののなめこの旬の時期、旬の月はいつなのでしょうか。
天然もののなめこの旬は何月なの
多くのきのこ類の旬の時期は秋です。たとえば、しめじ、舞茸、しいたけ、エリンギなど有名なきのこの旬の時期は秋です。
では、なめこの旬の時期はいつでしょうか。
なめこも他の多くのきのこ類と同じく、秋が旬の時期になります。
また月で考えると、なめこの旬の月は9月・10月・11月と言われています。
その年の天候などで若干のずれはありますが、なめこの旬の月は9月~11月と言えそうです。
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天然もののなめこの旬が9月~11月となる理由
天然もののなめこが生育するためには条件があります。それは、なめこが育つためには適した木があるということです。
最近、家庭できのこを育てるキットなどが販売されていますが、その原木となるのは広葉樹です。
キットなど人の手の管理下であれば、広葉樹のほだぎ(きのこを育てる原木)があればなめこを育てることができます。
ただ天然物ものは少し異なり、なめこは広葉樹の中でもブナやナラなどを好み、ブナやナラの枯れ木や切り株などで成長をしていきます。
ブナはブナ科の落葉広葉樹で、高さ30メートルほどにまで成長をします。
土壌は選びませんが、基本的には湿気の多い山地に多く見られます。
また、ブナは他の樹木よりも強健であるため、ブナが生育すると他の樹木の生長を阻害して、大きなブナ林を作ることがあります。
一方、ナラもブナ科の樹木ですが、ナラは単一の樹木を指す言葉ではなくいくつかの落葉広葉樹の総称です。
ナラといわれる樹木の主なものとしては、クヌギ・カシワ・コナラ・ミズナラなどがあります。
この中でミズナラは、ブナと同じように強健であること、ブナや他のナラの仲間よりも冷涼な気候を好む性格があります。
そのため、比較的寒冷な山地で、高度の低い場所に広大なブナ林、高度の高い場所にミズナラが見られることがあります。
天然のなめこが好むのはブナやナラなどの枯れ木や切り株。そして、ブナやナラなどが旺盛に育っているのは寒冷な山地。
したがって、この条件に合った場所で天然のなめこは採集されています。
そして、もう少しその場所を具体的に示すと新潟県、長野県、山形県。
割と冷涼な気候だけれど、青森県や北海道ほど寒くはないという地方で天然もののなめこは採集されます。
日本は南北に細長いので、天然もののなめこが全国各地でたくさん採れるとしたら、もう少し天然もののなめこの旬の時期は広がるかもしれません。
しかし、天然もののなめこがより多くとれるのは前述のとおりです。
採れる場所がある程度限定されているため、なめこの旬の月は9月~11月とより時期を狭めて考えることができそうです。
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さいごに
この記事では、なめこの旬の時期を「月」でご案内してきました。
ところで、なめこは傷みが早いキノコと言われています。
スーパーで買ったなめこは真空パックなので、ある程度保存ができるかもしれませんが、天然もののなめこはそうはいかないようです。
数年前、群馬県内の山間部をドライブをしたとき、道路沿いの売店で天然もののなめこを買ったことがあります。
そのなめこは、スーパーで販売されているものよりもずっと大きくスーパーで売られているものとは別物のような感じがしましたし、値段もずっと高いものでした。
正直、買おうか買うまいか迷いましたが、買って食べたらとてもおいしかった。
スーパーのなめこもおいしいとは思いますが、天然のなめこのおいしさは次元が違う。そのように感じました。
天然のなめこにはめったにお目にかかれませんが、もし売っていたらまた食べてみたいと思っています。
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