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うなぎとあなごの違いを4つに分け具体的にお伝えします

うなぎの蒲焼
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うなぎとあなごの違い

うなぎ(鰻)とあなご(穴子)の違いについて悩む人はあまりいないかもしれません。

しかし、具体的にどこに違いがあるのかについて問われると、はっきりと答えられないことも多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではうなぎとあなごの違いを、具体的に4つに分けてお伝えすることにしました。

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うなぎとあなごの違い1 分類と生息域

うなぎ
うなぎは、ウナギ目ウナギ科の魚。

あなごは、ウナギ目アナゴ科の魚です。

うなぎとあなごは細かな分類では違いますが、似たような魚のようです。

ただ、うなぎとあなごについては不明な点が多いものの、生息域は異なっています。

うなぎは、産卵と孵化は海、その後は河川や湖沼など淡水で成長します。

一方、あなごは一生を海で過ごします。

※ あなごに属するものにチンアナゴがいますが、この記事では食用に供される、うなぎとあなごの違いについてお伝えします。

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うなぎとあなごの違い2 外観

うなぎとあなごは、体形が丸みを帯び、くねくねと泳ぐ様子は似ています。

しかし、うなぎとあなごは外観でいくつかの違いがあります。

まず全体的な色について、うなぎは黒、あなごは薄茶色です。

また、あなごは体の側面の頭から尾まで一直線に白い斑点模様があり、頭部にも白い点が並んでいます。

あと細かな点では、うなぎは下あごが出ているのに対して、あなごは上あごが出ている。

うなぎの尾ひれは丸みを帯びているのに対し、あなごは尖っているなどがあります。

うなぎとあなごの違い3 旬の時期

あなご
うなぎを食べる時期で知られているのは、土用の丑の日です。土用の丑の日は夏の暑い時期に訪れますが、この時期のうなぎは旬ではありません。

江戸時代、暑い時期のうなぎは体力を消耗して痩せてしまいます。

これで困るのはうなぎ屋です。

うなぎ屋が平賀源内に相談し、生まれたフレーズが「土用の丑の日はうなぎを食べよう」というもので、ここから土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が生まれています。

現在でも土用の丑の日に食べるうなぎの多くは養殖物。やはり夏のうなぎは旬とは言えないようです。

では、天然もののうなぎの旬はいつかというと、晩秋から初冬にかけてです。

うなぎは冬眠しますが、その前に体力をつける必要があります。

暑い夏を乗り越え、冬眠に入る直前の晩秋から初冬にかけてが、天然うなぎの旬になります。

もっとも天然うなぎは相当に高価なので、お目にかかる機会はあまりないかもしれません。

一方、あなごの旬の時期は6月から8月にかけての夏と言われています。

うなぎと同じように、夏のあなごも体力を消耗するものの、うなぎと異なりあなごには淡白な味わい求める人が多いようです。

そのため、むしろ脂肪分がそぎ落とされた夏があなごの旬と考えられています。

もっとも、これには別の意見もあって、あなごにも脂の乗りを求める人がいます。

あなごの脂質が多いのは春に産卵する前の冬。

淡白なあなごを求める場合の旬は夏、うなぎと同じように濃厚な味わいを求める場合の旬は冬になります。

うなぎとあなごの違い4 味わい

うなぎとあなごで大きく違うのは脂質の量です。

うなぎはあなごに比べて約2倍の脂質があるとされています。

そのため、うなぎにはこってりした味わいがあります。

一方、夏の時期のあなごはあっさりした淡白な味わいが特徴です。

たとえば、うなぎは蒲焼にして食べることが多いと思われます。

一方、あなごは蒲焼にして食べることがあるものの、天婦羅など別の食べ方も数多くあります。

淡白なあなごは、濃厚なうなぎよりも、料理の範囲が広いと言えそうです。

まとめ

この記事では、うなぎとあなごの違いを4つに分けて具体的にお伝えしました。

土用の丑の日にうなぎを食べるのは、今でも習慣のようになっていますが、あなごにそうした特別な日は見当たりません。

でも、うなぎ(鰻)もあなご(穴子)もおいしいのは確かですし、似たような魚であっても、求められる味わいは相当に異なるようです。

 
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