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2025年の八十八夜はいつ
この記事では、2025年(令和7年)の八十八夜はいつなのか。あわせて、八十八夜の意味やお茶との関係などについてご紹介します。
2025年の八十八夜はいつなのでしょうか。
八十八夜は、毎年5月1日または5月2日ですが、2025年の八十八夜はいつでしょうか。
2025年の八十八夜は、2025年(令和7年)5月1日(木曜日)です。
八十八夜は雑節の一つ
江戸時代まで、日本の暦は月の満ち欠けに基づく太陰暦が使われていましたが、太陰暦は必ずしも季節を忠実に反映したものではありませんでした。その欠点を補うために使われていたのが、太陽の動きに基づく二十四節気です。
二十四節気は、概ね等間隔で1年で24の節気が作られ、約15日に1回は新たな節気が訪れるようになっていました。
そして、二十四節気は季節の移ろいを端的に示すもので、特に農作業に従事する人々にとって大切なものとされていました。
二十四節気の一例をあげると、春分、秋分、夏至、冬至などがあります。
ただ、二十四節気だけでは、季節の移ろいを十分に表しきることができないとも考えられていました。
そこで二十四節気とは別に設けられたのが雑節で、雑節は二十四節気を補うものとして重宝されていました。
雑節には節分・入梅・二百十日などがあり、八十八夜も雑節の一つになります。
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八十八夜の意味
八十八夜は、二十四節気の一つである立春から数えて八十八日目にあたる雑節です。
八十八夜は春から夏に移る節目の日とされていて、特に農業に従事する人々にとって、とても大切な日とされていました。
では、どうして農業に従事する人に八十八夜は大切だったのでしょうか。
まず挙げられるのが縁起担ぎです。
八十八夜の八十八を組み合わせると「米」という字になります。
八十八夜は、農家にとって五穀豊穣を願うという意味を持つ大切な日とされていました。
また、実際に八十八夜の頃は暖かく安定した気候になってくる頃で、農作業が忙しくなる時期です。
八十八夜が「米」に結び付くのはいわゆる語呂合わせですが、実質的に農作業も忙しくなってくる。
それが八十八夜の意味と考えられています。
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八十八夜の別れ霜とは
八十八夜の頃は暖かく安定した気候になってくる季節ですが、遅霜が発生して作物に被害を与えてしまうこともあります。これが「八十八夜の別れ霜」です。
八十八夜そのものは、農作業の始まる時期であることは間違いないところですが、一方、農作業をするうえでは、まだまだ気の抜けない時期であるということを意味しています。
八十八夜とお茶との関係
八十八夜は、季節的には春から夏への移ろいの時期。この時期、特に忙しくなるのが一番茶(新茶)の摘み取りです。
一般的にお茶は1年間で4回の摘み取りを行います。
その中で1年の最初に行われるのが、4月下旬から5月中旬までの摘み取りで、この時期に摘み取られたお茶を、一番茶または新茶と称しています。
また、八十八夜の「八」という字は末広がりを意味していて、縁起が良い数と言われています。
そのため一番茶の中でも、八十八夜の日に摘み取ったお茶は縁起物として珍重されています。
そして、八十八夜の日に摘み取ったお茶を飲むと無病息災で過ごせるという言い伝えもあります。
実際に一番茶は、お茶の中で最もおいしいお茶になると言われているので、八十八夜の日に摘み取ったお茶を飲むと無病息災で過ごせるという言い伝えは何となく頷けます。
さいごに
この記事では、2025年(令和7年)の八十八夜はいつなのか。
あわせて八十八夜の意味や八十八夜とお茶との関係などをご案内しました。
2025年の八十八夜は、2025年5月1日(木曜日)です。
この時期はゴールデンウィークの真っただ中。そのため、八十八夜の日も八十八夜の持つ意味もあまり注目をされていないのが実情です。
しかし、八十八夜は日本の季節を感じる大切な言葉。
ゴールデンウィークの他の祝日と同様に、八十八夜も大切にしていきたいですね。
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