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紫陽花の剪定時期と方法をわかりやすくお伝えします!

剪定した紫陽花
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紫陽花の剪定時期と剪定方法

紫陽花(あじさい)は、梅雨の時期に美しい花を咲かせるだけでなく、丈夫で育てやすいので人気があります。

しかし放置していると、高く成長するだけでなく、枝や葉が混み合って花の数も減ってしまうため、定期的に剪定することが望ましいと言われています。

一方、剪定時期や剪定方法を間違えると、翌年に美しい花を楽しめないこともあります。

この記事では、ガクアジサイやハイドランジア(西洋アジサイ)など、一般的に多く流通している紫陽花の剪定時期や剪定方法をお伝えします。

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紫陽花の剪定時期

紫陽花の剪定時期は、紫陽花の特性を考えると答えが出てきます。

紫陽花は初夏の頃に花を咲かせ、翌年の花を咲かせるための花芽をつけるのが夏の終わりかけから秋にかけて、概ねですが9月頃になります。

紫陽花の剪定時期は、どんなに遅くても花芽がつくまでになります。

では、花芽がつくまでに剪定をすればよいのでしょうか。

ここで問題になるのは、剪定をしてから花芽がつくまでの時間です。

剪定から花芽をつけるまでの時間が短いと、残った枝が生育する時間も短くなり、しっかりとした花芽をつけることができなくなります。

また、梅雨が終わると猛暑の季節になりますが、この時期の剪定は紫陽花を弱らせてしまう可能性があります。

日本列島は南北に細長いので一律に決めることはできませんが、紫陽花の剪定時期は花が終わったらできるだけ早く。

月でお示しすると、7月中旬~下旬が一つの目安になります。

ところで、紫陽花の剪定には二段階剪定という方法があります。

二段階剪定は7月に1回目の剪定をして、紫陽花の休眠期である翌年の1月~2月に2回目の剪定をする方法です。

二段階剪定をすることで、紫陽花の樹形をすっきりとまとめることができる、より美しい花を楽しむことができると言われています。

ただ、1月~2月は既に花芽ができている段階です。

二段階剪定をするのは、花芽と葉芽の区別がしっかりとできる人、丁寧な剪定ができる人と、少し剪定のハードルが上がります。

一般的には7月に剪定を行い、冬は細い枝や枯れた枝を取り除く程度に留めておくのが無難ではないでしょうか。

なお、ここでご紹介したのはガクアジサイやハイドランジア(西洋アジサイ)など、多く流通している紫陽花の剪定時期です。

最近、人気がある紫陽花としてアナベル(アメリカアジサイ)があります。

多くの紫陽花は、9月ごろに翌年の花芽を形成します。

しかし、アナベルは春に花芽をつくり、その年の初夏に花を咲かせます。花芽をつける前までは剪定ができるので、3月上旬頃までは剪定可能とされています。

剪定の時期の幅が広く管理が楽なこともアナベルの人気の理由なのかもしれません。

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紫陽花の剪定方法

紫陽花は丈夫な花木なので、管理がしっかりとしていれば、剪定をしなくても翌年の花を楽しむことができます。

もっとも丈夫であるだけに成長も早く、放置すると1年で数十センチも樹高が高くなり枝も茂るので、花を楽しみづらく、全体的に見苦しくなってしまうこともあります。

そこで、紫陽花は剪定が行われます。

紫陽花は花のすぐ下の一節目には花芽がつかないので、一般的な剪定は花の下2節目の2~3cm上で行います。

ただし、この方法だと思ったよりも樹高が高くなってしまう可能性があります。

紫陽花の樹高をある程度までに抑えたい方は、3節目あるいは4節目の2~3cm上でカットするという方法もあります。

もっとも2節目の上でカットした場合よりも、翌年の花数が少なくなる可能性はあります。

なかには、さらに紫陽花をコンパクトにまとめたいという方がいるかもしれません。

そうした方は、強剪定(きょうせんてい)という方法もあります。

紫陽花の強剪定は、根元から20cm程度を残して、その上をカットします。

また、すべての枝を同じ高さにしておけば、コンパクトにまとまる可能性も高くなります。

ただし、強剪定をすると翌年の花を楽しめない可能性が高くなります。

まとめ

ピンクの紫陽花
この記事では、紫陽花の剪定時期や剪定方法をお伝えしました。

紫陽花の剪定時期については、剪定に適した時期があり、この時期を外すと翌年の花を楽しめなくなる可能性が高くなります。

紫陽花の剪定方法については、まず紫陽花は定期的に剪定することが望ましいようです。

その中で、翌年の花を楽しみたいのであれば、剪定は軽くとどめておくこと。

紫陽花をコンパクトにまとめたい方は、もう少し強めの剪定を行うこと。

翌年の花は期待できなくても、とにかく紫陽花を小さくコンパクトにまとめたい方は、強剪定ということになりそうです。

 
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