サルスベリの木を剪定する理由や時期や方法をお伝えします

はじめに

この記事では、サルスベリの木を剪定する理由や時期や方法をお伝えします。

サルスベリの何よりの魅力は、夏の暑い時期に長い間、花を咲かせてくれることです。

サルスベリは丈夫な花木ですが、丁寧に育てないと肝心の花を楽しむことができなくなります。

サルスベリの花を咲かせるための、重要な管理方法の一つがサルスベリの木の剪定です。

サルスベリの木を剪定する理由

サルスベリの木を剪定する理由としては、主に次の4つあります。

サルスベリの木を剪定する理由　花つき

サルスベリは、春に伸びた枝に花芽をつけ、夏に花を咲かせます。

前年に伸びた枝をそのまま残しておくと、栄養が分散して新しい花芽の成長を阻害します。

より多くの花を楽しむため、サルスベリの木の剪定は重要です。

サルスベリの木を剪定する理由　樹形

サルスベリは成長が早い花木で、しかも枝の伸びる方向は一様ではありません。

サルスベリは樹形が整いにくいと言われていますが、放置すると枝が交差したり内側に向かったりと様々です。

サルスベリの木は、剪定作業を行うことで、樹形を整え見映えを良くすることができます。

サルスベリの木を剪定する理由　風通し

サルスベリは放置していると枝葉が込み入り、木の内部に光や空気が届かなくなります。

木の内部に光や空気が届かなくなると、木の成長が妨げられるだけでなく、病虫害の発生リスクも高まります。

サルスベリの木の剪定は、木の健康な成長を促すため大切な作業です。

サルスベリの木を剪定する理由　安全性

サルスベリは大きく育つ木ですが、建物に近いと伸びた枝が建物を傷つけてしまうことがあります。

また、台風などの強風で倒れる危険性も高まります。

サルスベリを一定の大きさに抑え、安全性を保つため、サルスベリの木の剪定は大切です。

まとめ

サルスベリの木の剪定は、サルスベリを健康に育て、美しい花を楽しむために必要な作業です。

そして、サルスベリの木は剪定の時期も大切になります。

サルスベリの木の剪定の時期

サルスベリの木の剪定の時期はいつが適しているのでしょうか。

サルスベリは夏に花を咲かせた後、休眠期に入り、翌年の春に新たに花芽を作り始めます。

サルスベリの木の剪定に適した時期は休眠期の冬で、一般的には11月～2月になります。

11月～12月は既に葉が落ちている時期であり、花芽を作りだす時期でもないので、適期と言えます。

また、1月～2月も剪定はできますが、寒さが厳しい地域では避けるのが無難です。

寒さが厳しい地域で11月～12月に剪定ができなかった場合は、1月～2月を避け3月に剪定することがあるかもしれません。

その場合は、花芽がつく前を意識して、剪定の時期を考えるのが大切です。

サルスベリの木の剪定は休眠期に行う、遅くなったとしても花芽がつく前に行うのが基本になります。

サルスベリの木の剪定の方法

休眠期に行うサルスベリの木の剪定は、強めに行ってもそれほどダメージを与えないと言われています。

ただ、剪定をしなければいけないもの、剪定することが望ましいものはあるようです。

ここでは、最初に剪定をしなければいけないもの、次に剪定することが望ましいものの順にお伝えします。

剪定をしなければいけないもの

まず、剪定しなければいけないものとしては、古くなった枝・枯れた枝・細い枝・内側に向かって伸びている枝・交差している枝があります。

こうした枝は、サルスベリの木の中心に日光が届かなくなったり、風通しを悪くする原因になります。

サルスベリの木は、日当たりの良い場所・風通しの良い場所を好むので、それを妨害する不要な枝は取り除いておくことが大切です。

また、サルスベリの木は根元から出る枝(ひこばえ)が多いのが特徴ですが、これを残しておくと栄養が分散されてしまいます。

ひこばえの剪定は見つけ次第、随時行うものとされていますが、見逃してしまった場合はこの時期にすっきりと整理しておきます。

剪定することが望ましいもの

サルスベリの木の剪定する理由の中に、樹形を整えるというのがあります。

剪定しなければいけない枝を取り除いても、樹形が整わないこともあります。

このときに行うのは、樹形を整えるための剪定で、バランスを崩している枝を取り除きます。

なお、剪定する枝を選ぶときは、健康的で成長している枝を残す。

枝を剪定するときは、枝の根元から切る。

そして、枝を選定した後は切り口を保護する薬剤を塗布することが望まれます。

サルスベリは樹形が整いにくい木ですが、冬の剪定の時期にこうした作業を行っておけば、木をコンパクトにまとめておくことができます。

さいごに

この記事では、サルスベリの木を剪定する理由や時期や方法をお伝えしました。

サルスベリの木は、たくさんの花を長期間にわたって咲かせてくれる貴重な存在ですが、夏に花を楽しむためには、冬の剪定が重要なポイントになります。