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お盆にほおずきを飾る意味などをわかりやすくお伝えします

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はじめに

お盆に精霊棚(しょうりょうだな)を設け、お供えとして盆花(ぼんばな)を飾るご家庭も多いのではないでしょうか。

盆花として飾られる花はいくつもありますが、その一つとしてあげられるのがほおずきです。

では、どうしてほおずきが飾られるのでしょうか。

この記事では、お盆にほおずきを飾る意味などをお伝えします。

★ 精霊棚(しょうりょうだな)とは

精霊棚はお盆に仏壇の前に設置する供養の棚のことで、盆棚(ぼんだな)とも言われています。

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ほおずきとは

ほおずきはナス科の1年草または多年草です。

ほおずきは暖かくなる3月頃から地下茎を伸ばし、5月頃に白っぽい花を咲かせます。

花が終わると次にできるのは実ですが、ほおずきは実を包み込むようにガクが大きくなります。

このガクは最初は緑色、8月頃になるとオレンジ色・赤色に変わっていきます。

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ほおずきは盆花の一つ

お供えに用いる盆花にはいくつかの条件がありますが、その一つに盆花はお盆の時期に普通に咲いている花であるというのがあります。

ほおずきが赤くなるのは8月頃。

ほおずきの赤く染まった部分は花ではなくガクですが、色鮮やかなことから盆花の一つとしてお供えに使われています。

お盆にほおずきを飾る意味

では、お盆にほおずきを飾るのはどうしてなのか、その意味をお伝えします。

お盆になるとご先祖様が家に帰ってきます。

ご先祖様が家に帰ってくるとき、迷わないようにするため迎え火を焚きますが、さらに迷わないようにするため精霊棚にほおずきを飾ります。

ほおずきはお盆の頃になると、色が赤く変わり、ふっくらと丸くなります。その色や形が明りを灯した提灯に似ているため、お盆にほおずきを飾るようになっています。

なお、ほおずきは漢字で「鬼灯」と書きます。

この場合の鬼は、亡くなった人(ご先祖様)を意味していて、亡くなった人が迷わないための灯(ともしび)ということで、鬼灯という漢字が充てられたともいわれています。

まとめ

ほおずき市のほおずき
この記事では、お盆にほおずき(鬼灯)を飾る意味を中心に、いくつかのことをお伝えしました。

ほおずきは盆花であるだけではなく、ご先祖様が迷わないようにするための精霊棚に飾る赤い提灯という意味があるようです。

ところで毎年6月頃になると、全国各地でほおずき市が開催されます。

今年のほおずき市では、改めてお盆にほおずきを飾る意味を考えながら、ほおずきを買い求めたいと思っています。

 
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