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はじめに
長い冬が続くと春の訪れが待ち遠しくなります。そんな春の訪れを感じさせてくれる一つが野菜。春が旬の野菜を八百屋さんなどで見かけると何となく心がウキウキするのは私だけでしょうか。
この記事では春が旬の野菜を10種類取り上げ、それぞれの特徴を簡単にご紹介していきます。
まずは、10種類の野菜と旬の時期を一覧でご案内します。
野菜の名前 | 旬の時期 | |
1 | たけのこ | 3月~4月 |
2 | ラディッシュ | 3月~5月 |
3 | きゃべつ | 4月~5月 |
4 | みず菜 | 4月~5月 |
5 | ふき | 3月~5月 |
6 | うど | 1月~5月 |
7 | あしたば | 2月~5月 |
8 | アスパラガス | 3月~5月 |
9 | さやえんどう | 1月~6月 |
10 | そらまめ | 3月~6月 |
※ 旬の時期は概ねの月を示したものです。地域やその年の天候により旬の時期がずれることがあります。
それでは次に、10種類の野菜のそれぞれの特徴を簡単にお伝えしていきます。
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春が旬の野菜 1から5まで
1 たけのこ
たけのこはイネ科の植物で、旬の時期は3月・4月です。たけのこは、地面から顔を出したものを収穫するもので、放置をすると竹に成長をします。新鮮なたけのこは刺身にしたり焼き物にして食べたりすることもできますが、一般的には煮物に使われています。
たけのこが出回るのは1年の中でも旬の時期だけなので、店頭に並ぶと本格的な春の到来を感じるようになります。
2 ラディッシュ
ラディッシュはアブラナ科の野菜で通年で収穫されますが、旬の時期は3月~5月です。
以前はハツカダイコンと言われていましたが、現在はラディッシュという名前が一般的になっています。
ラディッシュはダイコンの仲間の中でも、小型で収穫までの時間が短くてすむことから、全国的に栽培をされています。
用途はサラダなど生食で利用されることが多い食材です。
3 きゃべつ
きゃべつはアブラナ科の野菜で通年で収穫されますが、旬の時期は4月~5月です。野菜の中でも、きゃべつはその代表格で調理法もさまざまです。
冬を越して春に収穫されるきゃべつは柔らかく甘みがあり、春キャベツあるいは新キャベツとして人気があります。
4 みず菜
みず菜はアブラナ科の野菜で通年で収穫されますが、旬の時期は4月~5月です。みず菜は別名が多いのが特徴で、有名なところでは京菜(きょうな)が知られています。
みず菜は独特の香りと食感があり、生野菜としてサラダや漬物で使われる場合や、煮物や鍋物で利用されることが多い野菜です。
5 ふき
ふきはキク科の植物で、旬の時期は3月~5月です。初春の頃、スーパーなどでフキノトウが売られますが、フキノトウが大きくなるとふきになります。
フキノトウは一般的にてんぷらや煮物に使われるのに対して、ふきはあく(灰汁)を抜いたうえで煮物・炒め物・佃煮にします。
特に佃煮は「きゃらぶき」と言われて珍重されています。
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春が旬の野菜 6から10まで
6 うど
うどはウコギ科の植物で、本来は山に自生する山草ですが、市場に多く出回るのはウドを日のあたらない地下などで育て白く伸ばして出荷する「白うど」です。白うどは通年で収穫されますが、旬の時期は1月~5月です。
白うどはあく(灰汁)を抜いたうえで煮物・天ぷら・サラダなどさまざまな用途に使われています。
7 あしたば
あしたばはせり科の植物で「今日芽を摘んでも、次の日には新しい葉がでている」ということから、あしたばという名前になったと言われています。あしたばは通年で収穫されますが、旬の時期は2月~5月です。
あしたばは栄養価が高いのと独特の苦みがあるのが特徴です。
栄養価の高さからあしたばは「青汁」などの材料に使われていますが、食用にする場合は苦みを消すために、天ぷらや炒め物に使われることが多い食材です。
8 アスパラガス
アスパラガスはキジカクシ科の野菜で、通年で流通をしていますが旬の時期は3月~5月とされています。
もっともアスパラガスはオーストラリアなど海外からの輸入量が多い野菜という特徴もあります。
食べ方としては、茹でてサラダにする、炒めて付け合わせにするなどがあります。
なお、アスパラガスはできるだけ日光を当てずに育てた白アスパラガスと、普通に日光を当て育てるグリーンアスパラガスが知られています。
9 さやえんどう
さやえんどうはマメ科の野菜で、通年で流通をしていますが旬の時期は1月~6月とされています。さやえんどうはエンドウ豆が成熟前のさやの状態を収穫したものです。
さやえんどうは成熟した豆の風味を楽しむことはできませんが、代わりにみずみずしさと食感を楽しむことができます。
さやえんどうは加熱をしてサラダに用いたり、みそ汁の具になったりする、身近な野菜の一つです。
10 そらまめ
そらまめはマメ科の野菜で、旬の時期は3月~6月とされています。そらまめの名前の由来は、実の入ったさやが空に向かって伸びるように成長するところから名づけられています。
そらまめはマメ科の中でも大きく存在感があるため、塩ゆでにして単体で食べることが多い野菜です。
また、煮物や炒め物でも一般的に使われています。
まとめ
この記事では、春が旬の野菜10種類とそれぞれの特徴を簡単にご紹介してきました。
日本にはたくさんの野菜が流通しています。そして、栽培技術や保存技術の発達で多くの野菜が1年中市場に出回ることが多くなっています。
春野菜にもその傾向はありますが、他の季節に収穫される野菜よりも、たけのこなど通年で収穫されるものが少ないように思われます。
また、たとえば「野菜の中で代表的なものを1つだけあげてください」というアンケートがあった場合、今回ご紹介した中で多くの人があげるのはキャベツぐらいではないかと思われます。
もしかしたら春に旬を迎える野菜は、野菜の中でもマイナーなものが多いのかもしれません。
確かに春に旬を迎える野菜は寒い冬を乗り越えてきたものばかりなので、種類も収穫量も少ない。そんな特徴があるように思われます。
ただ、それだけに春が旬の野菜を見かけると、春が来たのを実感するのも確かです。
春野菜が出回るようになったら、季節の味を存分に楽しみたいですね。
なお、春に旬を迎えるものについては、わらび・やまうど・タラの芽などの山菜などもありますが、今回は割愛させていただきました。
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