縁起のいい動物をご紹介します

日本には縁起がいいと言われている動物がたくさんいます。

日本では長年培われてきた文化の中で、動物を単なる生き物ではなく、動物に願いや祈りを込めてきた歴史的背景があり、それは現在に至るまで続いています。

それでは、縁起のいい動物ということで、日本の文化の中で育まれた実在の動物や架空の生き物を、なぜ縁起かいいと言われるのかの理由を含めてお伝えします。

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縁起のいい実在の動物

鶴(つる)

縁起のいい動物の鶴
「鶴は千年」と言われるように、鶴は長寿の象徴とされています。

また、鶴は一生涯つがいで過ごすことから、夫婦円満の象徴とも言われる縁起のいい鳥です。

鶴は、折り鶴が有名ですし、年賀状のイラストでもよく用いられています。

亀(かめ)

「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、亀は鶴以上に長寿とされる縁起のいい動物です。

また長寿だけでなく、亀の甲羅の六角形は縁起がいいとされる吉祥文様(きっしょうもんよう)に用いられ、幸運や繁栄などの吉兆を表すとされています。

※ 吉祥文様とは、縁起がいいとされる動植物などを描いた図柄のことです。

梟(ふくろう)

ふくろうは、苦労しないという意味で「不苦労」と表記されることがあります。

また、幸福を呼び込むという意味で「福来郎」と表記されることもあります。

何れも当て字ですが、梟は縁起がいいとされる人気の動物で、梟をイメージしたインテリア雑貨をよく見かけます。

猿(さる)


さるは、「災いが去る(さる)」という語呂合わせから、災厄を退ける縁起のいい動物とされています。

特に栃木県にある日光東照宮の三猿「見ざる言わざる聞かざる」は有名です。

狐(きつね)

狐は五穀豊穣・商売繁盛の守り神である稲荷神の使いとされ、縁起のいい動物として知られています。

全国の稲荷神社にある狛狐が知られています。

狸(たぬき)

縁起のいい動物の狸(狸の置物)
狸は「他を抜く」という語呂合わせから、勝負運・商売繁盛の象徴とされ縁起がいいと言われています。

狸の置物としては信楽焼が有名です。

信楽焼の狸は、頭の上の笠・顔・目・腹・徳利・通・金袋・尾の8つの部位に、それぞれ縁起のいい意味が込められていて、「八相縁起(はっそうえんぎ)」ということで店先の飾りとして置かれています。

犬(いぬ)

犬はお産が軽く、一度に多くの子どもを産むため、安産や子孫繁栄の象徴とされ、縁起がいいと言われています。

また、戌の日(いぬのひ)に安産祈願をする風習も根強く残っています。

猫(ねこ)

猫は昼でも夜でも、ものを見ることができることから、魔除けの象徴で縁起がいいと言われています。

もっとも、猫で有名なのは招き猫ではないでしょうか。

招き猫は、前足を挙げる姿が「福を招く」ということで縁起がいいと言われていますが、あげているのが左か右かでは意味が異なります。

右をあげている場合は金運、左をあげている場合は人を招くということで、意味は異なるものの縁起がいいということで招き猫の置物は人気があります。

兎(うさぎ)

兎が縁起がいいと言われる理由はいくつかあります。

まず、兎は一度にたくさんの子供を産むことから子孫繁栄。

次に、兎の飛び跳ねる姿から飛躍や出世。

そして、兎は月に住んでいるとされることから、語呂合わせで「ツキを呼ぶ」とも言われています。

縁起がいいと言われる理由がいくつもあるのが兎の特徴です。

鶏(にわとり)

早朝に夜明けを告げる鶏は神聖な鳥と言われています。

神社に行くと鶏がいることもありますが、これは神様の遣いで神鶏(しんけい)と呼ばれています。

鹿(しか)

縁起のいい動物の鹿
鹿といえば奈良が有名です。

奈良の春日大社の鹿は神鹿(しんろく)と呼ばれ、今も大切にされています。

また鹿の角は、魔除け・延命長寿・豊作の象徴とされ縁起がいいと言われています。

蛙(かえる)

蛙は語呂合わせで「無事に帰る」「お金が返る」ということで、旅の安全・金運の象徴とされ縁起がいいとされています。

実在の蛙は好き嫌いが分かれるところですが、お守りや小さな置物は人気があります。

蛇(へび)

蛇が縁起がいいと言われる理由はいくつかあります。

まず、蛇は脱皮を繰り返すことから再生の象徴。

次に、蛇は田畑の害虫やネズミをとることから五穀豊穣。

また、七福神の一人である弁財天の使者、特に白蛇は弁財天の化身とされていますが、弁財天は金運や商売繁盛をもたらす神なので、使者や化身である蛇も縁起がいいとされています。

金魚(きんぎょ)

金魚は水の中で優雅に泳ぎます。

その姿が豊かさをイメージさせることから、繁栄や金運の象徴とされ縁起がいいと言われています。

金魚は夏の風物詩である風鈴、あるいは浴衣の絵柄によく用いられています。

鯉(こい)

中国には登竜門という故事があります。

登竜門は鯉が急な川を上りきると龍になるというもので、滝を登る鯉の姿は立身出世の象徴とされています。

この故事から生まれた端午の節句の鯉のぼりは、子どもの成長を願う縁起物とされています。

また日本では、日本書紀に景行天皇が女性の気をひくため、池に鯉を放って見に来るのを待ったという記述があります。

この故事から、鯉は縁結びのご利益があり、縁起がいいと言われています。

鯛(たい)

鯛は魚の中では長生きすることから長寿。

また、語呂合わせで「おめでたい」とされることから、正月やお祝いの席では縁起がいいということで重宝されている魚です。

鯨(くじら)

古来より鯨は海の守り神とされ、豊漁や富の象徴とされてきました。

また語呂合わせでは「苦を知らず」ということで縁起がいいとされてきました。

蜂(はち)

蜂は女王バチを中心に集団で活動し、大きな巣を作り、蜂の数を増やしていきます。

そうした蜂の生態が子孫繁栄を意味し、縁起がいいと言われています。

燕(つばめ)

縁起のいい動物の燕
燕は渡り鳥で、春になると日本で巣を作り、多くの子を育てます。

燕の子育てが家の繁栄をイメージさせ、家庭円満の象徴とされ縁起がいいとされてきました。

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縁起のいい架空の動物

龍(りゅう)

龍は天に昇る神獣で、その姿が運気上昇や立身出世につながり縁起がいいとされています。

また龍は水を司る神獣で、雨を降らして五穀豊穣をもたらすと信じられていました。

龍は神社仏閣の建造物の彫刻や絵画、あるいは掛け軸などでもよく描かれています。

鳳凰(ほうおう)

鳳凰は中国神話では霊鳥とされていて、幸福や平和の象徴とされ、縁起がいいと言われています。

日本では、宇治平等院鳳凰堂や、京都の金閣寺が特に知られています。

麒麟(きりん)

麒麟は中国神話で現れる伝説の動物です。

麒麟は、仁や慈悲の象徴とされ、縁起がいいと言われています。

狛犬(こまいぬ)

縁起のいい動物の狛犬
狛犬は犬ではなく、日本で生まれた伝説上の動物です。

神社仏閣で見かけることが多い狛犬は、邪気を払う力があると考えられています。

まとめ

この記事では縁起のいい動物ということで、日本の文化の中で育まれた実在の動物、あるいは架空の生き物を、縁起がいいと言われる理由を含めてご紹介しました。

日本では昔から縁起がいいとされる動物が数多くいますが、縁起がいいと言われる理由は神話であったり、文化であったり、あるいは語呂合わせであったりと様々です。

また実在の動物の中でも、一般家庭で飼えるものもあれば難しいものもあります。

もっとも、飼えるものも飼えないものも、アクセサリーやインテリアなどいろいろな形で用いられています。

この記事が縁起を考えている方の参考になれば幸いです。

 

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