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節分の飾りのいつからいつまでの諸説を簡単解説します!

節分の飾りの柊いわし
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節分の飾りはいつからいつまで

この記事では、節分の飾りのいつからいつまでの諸説を簡単にお伝えします。

今は、12月31日は大みそか、1月1日が正月です。

これは太陽暦に基づくものですが、明治時代の初めまでは月の満ち欠けに基づく太陰暦が使われていました。

太陰暦では、節分が大みそか、節分の翌日の立春が正月になります。

節分は大みそかということで、昔より豆まき、最近では恵方巻も知られるようになっています。

その節分行事の一つとして、節分の飾りつけがあります。

節分の飾りでとりわけ知られているのが、鰯(いわし)や柊(ひいらぎ)です。

地域によって違いはありますが、いわしの頭などを焼いた焼嗅(やきかがし又はやっかがし)、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺した柊鰯(ひいらぎいわし)などが知られています。

では、節分の飾りはいつから、そしていつまで飾るものでしょうか。

ここでは、いくつかの説をまとめてお伝えします。

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節分の飾りはいつから飾るの

節分の飾りのいつからの起点は、1月15日の小正月です。

小正月は正月の終わりとされる日で、正月の期間中忙しかった女性にゆっくりとしてもらう日ということで女正月とも言われています。

小正月の行事食としては小豆粥、行事としてはどんと焼きがありますが、合わせてこの日から節分の飾りつけをするという地域も多いようです。

そして飾りつけをする期間は、小正月から節分の日までになります。

基本的にはこの期間に節分を飾りつけをしますが、こちらについてはいくつかの説があります。

 

1 小正月の日に節分の飾りつけをする

2 小正月は正月の行事があるので、小正月の翌日に節分の飾りつけをする

3 節分の日に飾りつけをする

4 小正月から節分の日までの間の任意の日に節分の飾りつけをする

 

なお正月飾りの場合、大みそかに飾るのは正月に家にやってくる「歳神様」に失礼ということで避けるべきとされています。(一夜飾り)

しかし節分の飾りの場合、そうした制約はないようです。

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節分の飾りはいつまで飾るの

節分の飾りはいつから飾るのについては、諸説あるとはいえ小正月から節分の日までという期間があります。

では、節分の飾りはいつまで飾るのでしょうか。

どうやら、こちらについては様々な説があるようです。

 

1 節分の日だけ飾る

2 節分の翌日(立春)まで飾る

3 雨水(うすい)まで飾る

4 2月末まで飾る

5 1年間飾る

6 その他

 

節分の飾りをいつまで飾るのについての意見は多岐にわたります。

その中で比較的多いのは、節分当日に飾りつけをして、節分の行事(豆まきなど)が終わったら飾りを取り外す。

この場合、節分の飾りは一日限りということになります。

3番目の雨水は二十四節気の一つで、2月18日又は2月19日の頃になります。

雨水は今までの雪が雨に変わる頃を表す言葉で、雨水の日にひな人形の飾りつけを行う地域もあります。

最後の「その他」は特に決めていなくて、節分の数日後に飾りを取り外すという場合が多いようです。

まとめ

節分の飾りのいつからいつまでについて、いつからは一定の期間が示されているものの、いつまではたくさんの説があります。

節分の飾りのいつからいつまでについては、地域の風習によるところが大きいようです。

ところで、どうして節分の飾りをするのでしょうか。

それは、いわしや柊の特徴が大きく影響しています。

いわしは独特の臭みがあり、柊は葉が尖っていて刺さると痛みがあります。

両方とも鬼がとても嫌うもので、節分の日に柊いわしなど節分の飾りを玄関に置くことで、鬼が近寄らないと言われています。

節分の豆まきは鬼を追い払う儀式。

節分の飾りは鬼を寄せつけないとされている。

節分の豆まきと、節分の飾りは、何れも鬼が深く関わっているようです。

 
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