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目次
うなぎの名前の由来には諸説あった
高級になりすぎて、食べる機会がかなり減ってしまったのがうなぎです。ところで「うなぎ」、名前が不思議ではありませんか。気になったので、うなぎの名前の由来を調べてみました。
そうすると、うなぎの名前の由来には諸説あって、これが正解というものはなかったことが分かりました。
この記事では、うなぎの名前の由来を、諸説まとめて簡単にご紹介します。
また、うなぎは漢字で「鰻」と書きますが、どうしてこんなに難しい字を使っているのかも、合わせてお伝えします。
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うなぎの名前の由来1 万葉集由来説
万葉集(まんようしゅう)は、平安時代初期に編纂されたと伝えられる、日本最古の和歌集です。万葉集の中では、うなぎを「むなぎ」と呼んでいます。
むなぎの、むは身を意味し、なぎは長し(長い)を意味します。この身の長い生き物の、むなぎか転じて、うなぎになったと考えられています。
うなぎの名前の由来は諸説あるものの、万葉集由来説はその中でも有力と考えられています。
うなぎの名前の由来2 むなぎしうお由来説
うなぎは、身が長い魚であることから身長し魚、発音は「むなぎしうお」になります。時代とともに、うおが省略され「むなぎし」に、さらに「む」が「う」に変化。そして「し」も省略されて、うなぎになったと考えられています。
この説は、万葉集由来説に似ていますが、同一なのか異なる説なのかは分かりませんでした。
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うなぎの名前の由来3 棟木由来説
棟木(むなぎ)は、屋根の一番上に取り付ける横木です。建物を建てるとき、上棟式という儀式がありますが、これは棟木を取付けることを意味しています。
棟木の形状が細長いことから、むなぎが転じてうなぎになったと考えられています。
うなぎの名前の由来4 胸黄由来説
うなぎの胸は黄色いため「胸黄(むなぎ)」、むなぎが転じてうなぎになったと考えられています。うなぎの名前の由来5 鵜由来説
鵜は、鮎をとる長良川の鵜飼いで知られています。鵜はうなぎも食用の対象にしますが、うなぎがあまりにも長くて食べるのが難しい。
鵜難儀(うなんぎ)が転じて、うなぎになったと考えられています。
前にご紹介した4つの説は、いずれも「む」が「う」に転じてうなぎになっていますが、鵜由来説については異なるのかもしれません。
さいごに
この記事では、うなぎの名前の由来の諸説をご紹介しました。うなぎの名前の由来については、万葉集由来説が有力なようですが、確定までは至っていないようです。
ところで、うなぎは漢字で鰻と書きます。
最後に、鰻の漢字の由来についてご紹介します。
うなぎはウナギ科の魚類なので、魚偏であることは問題ないように思われます。
問題は旁(つくり)の、曼という字になります。
曼には様々な意味がありますが、その一つに「長い」があります。
長い魚ということで、うなぎを鰻と表記するようになったと考えられています。
うなぎはめったに食べられない魚になってしまいましたが、もっと気軽に蒲焼が食べられるようになると良いですね。
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