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かつお(鰹)の旬の時期は初鰹と戻り鰹の年に2回

かつお(鰹)の旬の時期はいつなのかをご案内します

この記事では、かつお(鰹)の旬の時期はいつなのかをご案内します。

ところで現在は漁業の技術も、輸送手段も発達しているため、かつおは1年を通しておいしいという意見もあるようです。

確かにそれは間違いない所だと思いますが、日本には四季があり、季節の移ろいを楽しんできた日本人にとって「旬」は今でも大切なものではないかとも思われます。

そこで、かつおとはどのような魚なのか。

かつおの本来の旬の時期はいつなのかを、ご案内していきたいと思います。

かつお(鰹)とは

かつおの寿命はおおむね8年~10年と考えられています。

かつおの生まれ故郷は赤道付近。生まれてから約1年で北上を開始。日本の主に太平洋岸を回遊するようになります。

かつおが日本近海を回遊するのは生後1年から3年程度。その後は赤道付近に戻り、群生をして一生を終えます。

かつおは体長が1m程度まで成長する魚ですが、日本付近にいるのは比較的若い時期。そのため日本で漁獲されるかつおは多くが50㎝前後のようです。

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かつおが回遊する時期はいつなの

かつおが日本近海を回遊するのは海水温と密接な関係があります。赤道付近で生まれたかつおは概ね20度の水温を好むと言われています。

そのためかつおが日本近海で見られるようになるのは南の鹿児島からで、その時期は2月・3月頃。

その後、日本の季節が夏に向かうにつれ、かつおは北上を開始します。5月頃に東海あたり、7月や8月頃は東北から北海道あたりまで到達をします。

そして季節が夏から秋に向かうにつれ、今度は南下を始めます。

かつおの旬の時期は地域によって若干の意見の相違はありますが、年に2回あると言われています。

それがいつなのかというと、3月から5月にかけてと8月から10月にかけて。

そして、3月から5月にかけて獲れるかつおを「初鰹(はつがつお)」。8月から10月にかけて獲れるかつおを「戻り鰹(もどりがつお)」と称しています。

では、初鰹と戻り鰹のそれぞれの特徴について簡単にご案内します。


かつお(鰹)の旬の時期1 初鰹


 

 

 

 

 

 

 

3月から5月にかけて漁獲されるかつおを「初鰹(はつがつお)」と称し、この初鰹がかつおの第1の旬の時期となっています。

3月の頃に鰹が獲れるのは高知県の土佐沖。かつおと言えば高知県があまりにも有名ですが、この初鰹がかつおと言えば高知県と印象付ける原因となっているようです。

もっともこの時期のかつおは北上をします。4月頃になるとかつおはどんどんと関東に近づいてきます。

江戸時代の俳句に「目に青葉、山ほとどぎす 初鰹」がありますが、この句は江戸を拠点としていた山口素堂が詠んだもの。

江戸の人たちに初鰹が珍重されていたことがこの句でもわかります。なお、この句がいつの時期のことを詠んだものかというと、概ね5月の頃と考えられています。

初鰹の特徴は全体的に小さめのかつおが多いこと。そのため、脂ののりはそれほどでもなく、あっさりとしていることが多いようです。

かつおの脂分を好む人にとって初鰹は物足りないかもしれません。でも、あっさりとしたかつおを好む人が多いのも事実。

よりあっさりとしたかつおを好む人は、初鰹でもより早い時期に獲れたかつおがおすすめです。

また、かつおは様々な料理にアレンジされて人気のある魚ですが、初鰹は「たたき」にしてあっさりとした味覚を楽しむことが多いようです。

なお、初鰹は登り鰹や上り鰹と称することもあります。

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かつお(鰹)の旬の時期2 戻り鰹


 

 

 

 

 

 

 

8月から10月にかけて獲れるかつおを「戻り鰹」と称し、この戻り鰹がかつおの第2の旬の時期となっています。

水温の上昇とともに北上を続けていた鰹も、夏から秋にかけて一転して南下を始めます。この時期に獲れるかつおが戻り鰹です。

戻り鰹が獲れるのは主に三陸沖から東海沖にかけて。戻り鰹の特徴は脂分が豊富に含まれていること。

かつおは脂肪分が薄くあっさりとした風味で香りの高い初鰹を好む人もいます。一方、脂肪分が多く濃い味わいのある戻り鰹を好む人もいます。

どちらのかつおも人気がありますが、戻り鰹をより好む人が多いようにも見受けられます。

そして、食べ方としてはかつおの脂を直接的に楽しむことができる「さしみ」に人気があるようです。

なお、戻り鰹はトロ鰹と称することもあります。

まとめ

日本人に人気の魚。

それがかつおです。

技術の発達に伴い、かつおは1年中楽しめる魚になっています。事実、スーパーなどでは1年を通じてかつおが販売をされています。

でも、やはり食材は旬の時期を大切にしたいもの。

かつおにしても旬の時期がありますので、その旬の時期に旬の味覚を楽しみたいものです。

かつおに関していえば、旬の時期は年に2回。初鰹と戻り鰹があります。さらに初鰹と戻り鰹では同じかつおでも、その味わいの魅力は大きく異なっています。

これからもかつおの旬の時期を感じながら、かつおを楽しんでいきたいですね。


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