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梅雨の走りとは
この記事では、梅雨の走りの意味や時期、そして別名などをわかりやすくお伝えしていきます。ところで、日本には4つの梅雨があると言われています。
順番にご紹介すると、菜種梅雨・梅雨・すすき梅雨・山茶花梅雨になりますが、とりわけ注目度の高いのは梅雨ではないでしょうか。
そのため梅雨に関しては、梅雨入り・梅雨明け・梅雨寒・空梅雨などさまざまな言葉が生まれています。
今回ご紹介する、梅雨の走りも梅雨から生まれた言葉の一つです。
では、梅雨の走りとは何のことでしょうか。まずは梅雨の走りの意味についてご案内します。
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梅雨の走りの意味
梅雨の走りの「走り」には「先駆け」という意味があります。つまり梅雨の走りとは、梅雨の先駆けとか梅雨の始まり、そんな意味があります。
また梅雨の走りは、梅雨のように雨が続く天気、梅雨のようなぐずついた天気になります。
梅雨の時期に出てくるのは梅雨前線です。この梅雨前線の動向によって、日本各地で梅雨入り・梅雨明けなどが発表されます。
しかし梅雨の走りとは、梅雨のような天気だけど、まだ梅雨ではないということです。
したがって、梅雨前線がはっきりと現れていなくても、梅雨の前にぐずついた天気になったときなどに梅雨の走りという表現が用いられるようになります。
梅雨の走りの時期
南北に細長い日本列島では、地域によって梅雨入りの時期が異なります。また年によっても、梅雨入りの時期が大きく異なることもあります。ただ梅雨の走りの時期は、5月中旬から5月下旬にかけてというのが一般的なようです。
ところで、気象庁では季節現象を3つに分類をしています。
まず、最初に登場するのが「予報用語」です。予報用語は、各種の予報や気象情報などに用いる用語とされています。
次にでてくるのが「解説用語」です。解説用語は、報道発表資料や予報解説資料などに用いる用語とされています。
そして3つ目にでてくるのが「使用を控える用語」です。使用を控える用語は、一般的に聞かれる用語だけれども、気象庁としては用いないという意味があるようです。
気象庁が示す季節現象で「梅雨」の文字を、ご紹介した基準に当てはめると、
梅雨・梅雨入り・梅雨明けは、予報用語。
梅雨のはしり・梅雨の中休み・空梅雨・梅雨の戻りは、解説用語。
梅雨のような天候・入梅・梅雨寒などは、使用を控える用語とされています。
このあたりの基準の意味は難しいところですが、若干あいまいな用語は予報用語ではなく、解説用語として使う。
さらにあいまいな言葉は、使用を控える用語というところでしょうか。
そうすると梅雨の走りは、梅雨前線が現れていなくても使うことがあり、梅雨よりも判断が難しく、時期も梅雨よりは客観性に乏しいということになりそうです。
梅雨の走りの判断は、主観による部分もあり、気象庁でも解説用語としては使えるけれども、予報用語としては使っていない。
また、梅雨の走りの期間についても明確な決まりごとはないようです。
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さいごに 梅雨の走りの別名
この記事では、梅雨の走りの意味や時期をご紹介してきました。
梅雨の走りの意味は、梅雨の先駆けで、梅雨のようにぐずついた天気になります。
また、梅雨の走りの時期は5月中旬から5月下旬にかけてというのが一般的ですが、時期についても明確な決まりごとはないようです。
ところで、梅雨の走りにはいくつかの別名があります。
たとえば、迎え梅雨も梅雨の走りと同じような意味に使われています。
また風情ある言葉としては、卯の花腐し(うのはなくたし)もあります。
卯の花は、食べ物のおからの別名として知られていますが、この場合の卯の花の「卯」は茎の中が中空になっている空木(ウツギ)を意味しています。
空木は旧暦の4月(現在の4月下旬~6月上旬)に白い可憐な花を咲かせます。
空木は旧暦の4月(卯月)に花を咲かせることから、空木の花は卯の花という呼び名でも知られています。
この卯の花が咲くころに、長雨が続き卯の花を腐らせてしまうことから、卯の花腐しという言葉が生まれています。
卯の花が咲くころの雨は、まさに梅雨の走りの時期の雨。そのため、梅雨の走りには卯の花腐しという別名が生まれています。
現在の季節感でいえば、ゴールデンウイークの頃はまさに五月晴れの日が続きますが、しばらくすると梅雨でもないのに雨が何日も続く日がでてきます。
その頃になるとニュースでも梅雨の走りという言葉が盛んに聞かれるようになります。
梅雨の走りは、まもなくやってくる梅雨をイメージさせるもので、憂鬱になる人も多いのではないでしょうか。
でも、梅雨の走りや梅雨があるからこそ、夏の水不足の心配がなくなり、秋の農作物の収穫も楽しみにできる。
そんな風に考えると、梅雨の走りも大切な気象現象の一つと考えられます。梅雨の走りは楽しいものではないけれど必要なものなんですね。
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