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日本三大祭りとは! 祇園祭や天神祭など6候補を簡単解説

日本三大祭りの祇園祭
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日本三大祭りとは

日本では全国各地で季節を問わずさまざまなお祭りが催されています。

この記事では、数多くのお祭りの中でも日本三大祭りと称される6つのお祭りを簡単にお伝えしていきます。

もっとも日本三大祭りはどこかの機関が定めたものではなく、定義もありません。

そのため日本三大祭りの中でも祇園祭と天神祭は概ね確定をしているようですが、3つ目には複数のお祭りがあげられているようです。

日本三大祭り1 祇園祭

場所京都府京都市
開催期間7月1日~7月31日
祇園祭は歴史が長いこと、1か月にわたり祭事が行われること、豪華で大規模であることから日本三大祭りの一つに数えられています。

祇園祭が始まったのは平安時代の869年。室町時代の応仁の乱で一時期中断されたこともありますが、復活して現在に至っています。

祇園祭は元々は祇園御霊会(ごりょうえ)という名称で、疫病が流行ったときにそれを鎮めるために始まったものと伝えられています。

祇園祭の期間は7月のまるまる1か月で、その中で数々の祭事が執り行われています。

その中でとりわけ有名なのは、前祭宵山と前祭、後祭宵山と後祭です。

※ 宵山は、前夜祭を意味しています。

前祭宵山は7月14日~7月16日。山鉾に吊られた提灯に火が入り祇園囃子が流れ、多くの人で賑わいを見せます。

前祭は7月17日。多くの山鉾が京都の町を巡行します。

後祭宵山は7月21日~7月23日。後祭は7月24日で、多くの山鉾が京都の町を巡行します。

1年を通して賑わいを見せる京都ですが、祇園祭の時期は一層の賑わいを見せます。

日本三大祭り2 天神祭

場所大阪府大阪市
開催期間6月下旬吉日~7月25日
天神祭は菅原道真を祀る天満宮で催される祭りです。天満宮は日本全国各地にあり、多くの場所で天神祭も開催されています。

日本三大祭りの一つとしてご紹介するのは、大坂天満宮で行われる天神祭です。

大坂天満宮の天神祭は、平安時代の951年が始まりとされ、幕末や世界大戦での中断はあったものの1000年以上続く歴史的なお祭りです。

歴史的に由緒があること、期間も長いことから祇園祭と同様、日本三大祭りの一つに数えられています。

大坂天満宮の天神祭で最も盛り上がりを見せるのは、7月24日の宵宮(よみや)と7月25日の本宮です。

7月25日の本宮では天神祭奉納花火が催されます。

天神祭奉納花火に際しては、大川に浮かぶ約100隻の船がかがり火をたき、約5,000発の花火の打ち上げが行われます。

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日本三大祭り3 神田祭

場所東京都千代田区
開催期間5月中旬
神田祭の起源は定かではありませんが、江戸時代以降盛大に催される祭りになっています。

また、江戸時代の江戸で行われていた祭りの中でとりわけ有名なものに、日枝神社の山王祭、富岡八幡宮の深川祭がありますが、それとともに神田神社の神田祭は江戸三大祭りにあげられています。

※ 江戸三大祭りについては富岡八幡宮の深川祭ではなく、浅草神社の三社祭を入れるという意見もあります。

神田祭は、西暦の奇数年に開催される大祭と、偶数年に開催される蔭祭があります。どちらも神田祭ですが、より盛大なのは大祭です。

日本三大祭り4 青森ねぶた祭

場所青森県青森市
開催期間8月2日~8月7日
元々のねぶた祭は七夕行事として、主に東北地方の各地で開催されていました。

そのため、「ねぶた」「ねぷた」などいくつかの表記が見受けられます。ねぶたは青森ねぶた、ねぷたは弘前ねぷたが知られています。

青森ねぶた祭を日本三大祭りの一つに推す意見は見受けられるものの、むしろ秋田竿燈まつり・仙台七夕まつりとともに東北三大祭りにあげられることが多いようです。

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日本三大祭り5 博多どんたく

場所福岡県福岡市
開催期間5月3日~5月4日
博多どんたくの起源は諸説あるものの、1600年の関ケ原の戦い前にこの地を治めていた小早川秀秋の時代まで遡ることができるようです。

博多どんたくの「どんたく」はオランダ語の休日(zondag)が語源で、それが方言に転化したものと考えられています。

現在の博多どんたくはゴールデンウィークの最中に開催をされています。

まさに休日の祭典で、そのためか例年200万人を超え、日本でも動員数が最大級のイベントの一つとして知られています。

日本三大祭り6 長崎くんち

場所長崎県長崎市
開催期間10月7日~10月9日
長崎くんちは江戸時代の初期に始まり、現在まで引き継がれています。

長崎くんちの「くんち」は、重陽の節句に由来すると考えられています。

陰陽思想では奇数を陽数・偶数を陰数としますが、旧暦の9月9日は陽の数が2つあることから、この日を重陽の節句としていました。

長崎くんちは長崎市にある諏訪神社で、元々は重陽の節句の時期に行われていた祭礼です。

重陽の節句は旧暦の9月9日ですが、9日が転化して「くにち」⇒「くんち」になったと考えられています。

長崎くんちを日本三大祭りの一つに推す意見は見受けられるものの、むしろ博多おくんち・唐津くんちとともに日本三大くんちにあげられることが多いようです。

まとめ

この記事では、日本三大祭りの候補にあげられる6つの祭りについてご紹介をしてきました。

6つの候補の中で、祇園祭と天神祭は確定的。また、もう一つを神田祭にあげる意見が多いように見受けられます。

日本三大祭りを祇園祭・天神祭・神田祭だとすれば、日本三大都市とも言われる大都市の代表的祭りを取り上げたと言えそうです。

もっとも三大祭に定義はありません。

東北地方に住んでいる方は日本三大祭りに青森ねぶた祭をあげ、九州地方に住んでいる方であれば博多どんたくや長崎くんちをあげるのかもしれないですね。

 

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