スポンサーリンク
目次
11月の別名8選
11月は秋から冬に向かう時期。単純に11月では季節を感じにくいかもしれませんが、日本には11月の季節感を味わうことのできる別名がいくつもあります。
この記事では11月の別名8選ということで、11月の別名8つの読み方や意味をご紹介していきます。
まずは、11月の別名を8つご紹介していきます。
1 神楽月
2 子月・建子月
3 霜降月・霜見月
4 雪待月・雪見月
5 暢月
6 達月
7 復月・陽復
8 神帰月
スポンサーリンク
11月の別名1 神楽月
神楽月の読み方は、かぐらづき。11月は神楽が行われる月であることから神楽月とも言われています。
※ 神楽は神道における神事の一つで、神に歌や舞いを奉納する行事のことです。
11月の別名2 子月・建子月
子月の読み方は、ねづき又はしげつ。建子月の読み方は、けんしげつ。
新暦と異なり、旧暦の11月は冬至を含む月でした。
冬至に空を見上げると北斗七星があり、その北斗七星の取っ手にあたる部分が北を向いています。
十二支の最初は「子」、その位置は方角でいえば北であることから、11月を子月と称しています。
また、建子月と称することもあります。
11月の別名3 霜降月・霜見月
霜降月の読み方は、しもふりづき。霜見月の読み方は、しもみづき。
前述と同じく旧暦の11月は、現在(新暦)でいえば11月下旬~1月上旬の頃になります。
昔の11月は霜の降りる頃の時期。また、地域によってはすでに霜が降りてきて、それを眺める月。
そのため11月を霜降月または霜見月ということがあります。
また、11月を霜月というのは比較的知られていますが、霜月は霜降月・霜見月を略したものです。
11月の別名4 雪待月・雪見月
雪待月の読み方は、ゆきまちづき。雪見月の読み方は、ゆきみづき。
雪待月は本格的な冬が来る前の、間もなく来るであろう雪を待つ月。雪見月はすでに降る雪を眺めて過ごす月になります。
南北に細長い日本の地形が、雪待月と雪見月の違いを生み出したのでしょうか。
スポンサーリンク
11月の別名5 暢月
暢月の読み方は、ちょうげつ。残念ながら暢月がどうして11月の別名なのかは分かりませんでした。
ただ、暢の字には「暢気」(のんき)に代表されるように伸びるとか伸び伸びという意味があります。
暢月は、のんびりと過ごせる月ということでしょうか。
11月の別名6 達月
達月の読み方は、たつげつ。残念ながら達月についても、どうして11月の別名なのかは分かりませんでした。
ただ、達の字には滞りなく進むという意味があります。達月は翌月の12月と比較しても支障なく進むという意味なのでしょうか。
11月の別名7 復月・陽復
復月の読み方は、ふくげつ。陽復の読み方は、ようふく。
何れも冬至に関連した別名です。冬至は1年の中でも昼が最も短く、夜が最も長い日とされています。
言い換えると冬至を境にして、それ以降は昼の時間が長くなる。
さらに言い換えると、冬至までは逆境の日々が続くが、冬至を過ぎれば幸いが訪れるとされ、これを一陽来復と称していました。
一陽来復を省略したのが陽復。陽復の復に月を合わせたのが復月になります。
11月の別名8 神帰月
神帰月の読み方は、かみきづき。全国にいる神様が10月になると出雲大社に集まります。
出雲大社に神様が集まるということは、その他の場所には神様がいなくなることを意味しています。
そのため、10月は別名で神無月とも言われていますが、出雲大社に集まった神様は11月になると全国各地に帰っていきます。
そのため、11月を神が帰る月ということで、神帰月と称することがあります。
さいごに
この記事では、11月の別名ということで、11月を表わす8つの言葉をご紹介してきました。
ところで、11月の別名を調べると、辜月(こげつ)・竜潜月(りゅうせんげつ)・天正月(てんしょうげつ)など、他にもさまざまにあることがわかりました。
もっとも調べても語源がわからない別名が多いのも事実。
今回の中でもはっきりとしないものもありましたが、多少なりとも説明できそうということで、ご紹介をしてきました。
11月といってもたくさんの別名がある日本。なんだか素敵です。
スポンサーリンク
スポンサーリンク