スポンサーリンク
はじめに
毎年、お花見の季節になると、見かけることが多くなる三色団子(さんしょくだんご)。三色団子は江戸時代にはあったようですが、歴史があるだけに三色団子には深い意味が込められているようです。
今でこそ1年中見かける三色団子ですが、三色団子の色や順番にはどのような意味が込められていたのでしょうか。
この記事では、三色団子の色や順番に込められた意味について、ご案内をしていきます。
なお、三色団子の色は基本的にはピンクと白と緑。
黄色など違う色が入ることもあるようですが、この記事ではピンクと白と緑を三色団子の色として考えていきたいと思います。
スポンサーリンク
三色団子の色の意味とは
三色団子の色の意味については諸説あるようです。
ここでは、一般的に言われている説をいくつかご紹介していきます。
三色団子の色の意味1 春の美しい情景
三色団子の色は、春の美しい情景を示している。1年の中で三色団子を一番見かけるのお花見の時期なので、この説には説得力があります。
では、具体的にどの色が、どのような意味を持っているのでしょうか。
なお、色ごとに込められた意味については複数あるようですが、ここでは多く見かける意見をご紹介します。
ピンク
桜の花・桃の花などを意味する
春の日差しを表す
白
残雪・春霞・白酒などを意味する
冬の名残を表す
緑
若草・よもぎなどを意味する
夏の予兆を表す
三色団子のそれぞれの色には、いろいろな意味が込められていることがわかります。
もっとも、それぞれの色がどのような意味を持つのにしても、この説はまさに春のうららかな景色を表現しているようです。
三色団子の色の意味2 日本の四季
三色団子の色は、日本の四季を示している。この場合、それぞれの色に季節が当てはめられています。
ピンク 春の花 春を意味する
緑 夏の新緑 夏を意味する
白 冬の雪 冬を意味する
ところで、この中には秋がありません。
秋が入っていないのは、
秋がない ⇒ 飽きがない ⇒ 飽きない
または
秋がない ⇒ あきない ⇒ 商い
前の意見は、三食団子は飽きが来ない食べ物という意味。
後の意見は、三色団子は商売繁盛を願って食べるものという意味が込められているようです。
三色団子の色の意味3 その他
三色団子のそれぞれの色の意味については、春の美しい情景を表す、あるいは日本の四季を表すという説が有力なようです。しかし、少し違う意見もあるようです。
たとえば、
ピンクは、太陽
白は、人間
緑は、大地
を意味しているという説。
あるいは、
ピンクと白はセットで、縁起物
緑は、邪気を払う
という説などが見受けられます。
スポンサーリンク
三色団子の色の順番とは
三色団子の色の順番についても諸説あるようですが、もっとも有力なのは
下から、緑、白、ピンクの順番です。
では、この順番にはどのような意味があるのでしょうか。
一番下 緑 ⇒ 草 大地
真中 白 ⇒ 空気 米 残雪
一番上 ピンク ⇒ 太陽 花
また、三色団子の順番については、菱餅と同じという意見もあります。
三色の菱餅は、
地面には若草が芽吹いているが(緑)、その上はまだ雪が残っている(白)。
しかし、雪の上には桃色の花が顔をのぞかせ咲いているというものです。
菱餅の色の順番についても諸説ありますが、三色団子の色の順番を考える上ではわかりやすいですね。
まとめ
この記事では、三色団子のそれぞれの色の意味。そして、三色団子の順番に込められた意味について、簡単にご案内をしてきました。
三色団子のそれぞれの色の意味にしても、三色団子の順番に込められた意味にしても、どうやら複数の説があるようです。
もちろん、どの説が正しくて、どの説が正しくないのかはわかりませんが、最後にそれぞれのポイントを簡単に整理しておきたいと思います。
★ 三色団子の色の意味として有力なのは
⇒ 春の美しい情景
ピンクは桜の花、白は春霞、緑は若草
⇒ 日本の四季
ピンクは春の花、緑は夏の新緑、白は冬の雪
を表すというもののようです。
★ 三色団子の色の順番 ⇒ 下から、緑・白・ピンク
★ 三色団子の色の順番の意味として有力なのは菱餅と同じで、
⇒ 下から、緑は若草、白は残雪、ピンクは桃色の花
三色団子は1年中見かける食べ物ですが、やはりお花見には三色団子というイメージが強いようです。
今年のお花見にも、三色団子は必ず用意をしておきたいですね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク