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冬が旬の魚9種類とは!それぞれの特徴や主な食べ方をご紹介します

冬が旬の魚のアンコウ
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冬が旬の魚

この記事では、冬が旬と言われる魚9種類と、それぞれの魚の特徴やおすすめの食べ方などをご紹介します。

冬に旬を迎える魚は、冬の寒さを乗り切るため、あるいは産卵に備えるため、冬が来る前に栄養を蓄えています。

そのため脂が豊富で、身が引き締まり、旨味がぐっと増します。

それでは、冬が旬の魚9種類を五十音順にお伝えします。

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冬が旬の魚 アンコウ(鮟鱇)

冬が旬の魚のアンコウ
深海魚のアンコウの旬の時期は11月~2月です。

アンコウは捨てるところがないといわれるように、身だけでなく、皮・肝臓(あん肝)・胃袋・エラ・ヒレ・卵巣といった部位が食用の対象になります。

弾力がある身は、ゼラチン質が豊富で、脂質が少なくあっさりした食感。

肝臓には、DHA・EPA・ビタミンAが豊富に含まれ濃厚で、海のフォアグラとも言われています。

主な食べ方としては、アンコウ鍋が知られていますが、他には唐揚げ・あん肝の酒蒸し・あん肝のポン酢も人気です。

 
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冬が旬の魚 カワハギ(皮剥)

カワハギは一年を通して獲れる魚ですが、旬の時期は7月~8月の夏、11月~1月の冬と言われています。

夏のカワハギは産卵後の体力が回復した時期で、身がしまり歯ごたえのある食感が魅力です。

一方、冬のカワハギは、肝が肥大して「肝パン」と呼ばれるほど大きくなり、とてもおいしいということで人気があります。

また、カワハギは低脂肪で臭みが少ないのも特徴です。

主な食べ方としては、唐揚げ・煮つけ・鍋料理などがあります。

冬が旬の魚 キンメダイ(金目鯛)

冬が旬の魚のキンメダイ
キンメダイは深海魚で、鮮やかな紅色と大きな目が特徴です。

キンメダイは一年を通して獲れる魚ですが、旬の時期は産卵前の5月~6月、そして脂がのっている12月~2月と言われています。

主な食べ方としては、刺身・煮つけ・しゃぶしゃぶなどがあります。

特に煮付けは人気が高い食べ方で、ふっくらとした身と煮汁が絡み合って、上品な甘みと旨味を楽しむことができます。

 
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冬が旬の魚 サワラ(鰆)

サワラは漢字に春の文字が含まれているように、春が旬の魚ということで知られていますが、産卵期前の12月~2月も寒ザワラと呼ばれて人気があります。

寒ザワラは、脂がのっていて、身は締まり、あっさりとした上品な味わいが特徴です。

主な食べ方としては、刺身・西京焼き・塩焼きなどがあります。

刺身は何よりも新鮮さが大切なので見かける機会は少ないものの、もちもちした食感が魅力です。

西京焼きは、味噌よりも塩分が低い西京味噌を使って焼いたもので、味噌の香ばしさとサワラの風味を楽しむことができます。

塩焼きはシンプルであるだけに、サワラ本来のおいしさを楽しむことができます。

それ以外では、天ぷらも人気があります。

冬が旬の魚 トラフグ(虎河豚)

トラフグがもっともおいしくなる旬の時期は、産卵期前の春と言われています。

しかし、トラフグは冬の鍋料理として人気の食材であり、冬になると産卵準備のため沿岸に近づき獲れやすくなっていることなどから、冬のトラフグも親しまれています。

主な食べ方としては、刺身(てっさ)・鍋(てっちり)・唐揚げなどがあります。

トラフグは高級魚なので食べる機会は限られますが、淡白ながらも旨味が深い魚として人気があります。

冬が旬の魚 ヒラメ(鮃・平目)

ヒラメの旬の時期は12月~2月で、この時期に獲れるヒラメは寒ビラメと呼ばれます。

旬の時期のヒラメは、肉厚で脂の乗りが良く、コリコリとした食感が楽しめます。

主な食べ方としては、刺身・昆布締め・煮付け・フライ・ムニエルがあります。

刺身・昆布締めは、ヒラメの上品な旨味と繊細な味わいを堪能できます。

煮付けは、ヒラメのふっくらとした身と煮汁で、優しい味わいを楽しむことができます。

ヒラメは高級魚として知られていますが、特に寒ヒラメは冬の寒さで身が引き締まり旨味が強くなる人気の魚です。

冬が旬の魚 ブリ(鰤)

ブリは、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと成長とともに名前を変える出世魚として知られています。

また、ブリの旬の時期が11月~2月であることから、魚編に師走の師を加えて鰤の字になったという説もあります。

ブリの産卵時期は2月~3月、産卵前のブリは脂がよくのっていて濃厚な旨味があるのが人気で、特に冬の旬の時期のブリは「寒ブリ」と呼ばれています。

主な食べ方としては、刺身・塩焼き・照り焼き・ぶり大根があります。

刺身ではブリの脂のとろけるような食感。

塩焼きではブリそのものの旨み。

照り焼きでは甘辛いタレとブリの脂との相性の良さ。

ぶり大根はブリの旨味が大根に染み込むなど、食べ方によってそれぞれ異なった味わいを楽しむことができます。

冬が旬の魚 マサバ(真鯖)

マサバは日本全国で獲れるため、場所によって旬の時期も異なりますが、一般的には11月~2月が旬の時期と言われています。

マサバの中でも、秋に獲れるものは秋鯖、冬に獲れるものは寒鯖と呼ばれます。

サバは青魚の代表格で、秋鯖も寒鯖も脂がのって美味しいことで人気があります。

主な食べ方としては、酢で締めたしめ鯖、塩焼き・味噌煮などがあります。

冬が旬の魚 マダラ(真鱈)

マダラは冬に旬を迎える代表的な白身魚として知られています。

身が雪のように真っ白であることから、魚編に雪で鱈と表記されます。

マダラの旬の時期は12月~2月で、卵巣は「たらこ」、精巣は「白子」として珍重されています。

主な食べ方としては、鍋(たらちりや寄せ鍋)・ムニエル・フライがあります。

何れの食べ方も、ふっくらと柔らかい身と淡泊な味わいを楽しむことができます。

なお鱈では真鱈とともにスケトウダラがあり、こちらも冬が旬となります。

ただし、スケトウダラは鮮度が落ちるのが早いため、たらこや白子は使われるものの、身の多くはすり身になりカマボコなどに加工されています。

まとめ

この記事では、冬が旬と言われる魚9種類と、それぞれの魚の特徴やおすすめの食べ方などをご紹介しました。

冬が旬の魚は、寒さを乗り切るため、脂がのり身が締まっていて、とても美味しいものが多いのが特徴です。

特に冬といえば鍋料理。

冬に旬の魚を使った鍋料理は格別です。

 
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