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鉢植えのクリスマスローズの育て方8つのポイントをお伝えします!

赤紫色のクリスマスローズ
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鉢植えのクリスマスローズの育て方

白いクリスマスローズ
この記事では、鉢植えのクリスマスローズの育て方を8つのポイントに分けてお伝えします。

クリスマスローズは、冬から春にかけて可憐な花を咲かせる多年草で、丈夫で育てやすいことで知られています。

地植えでも鉢植えでも育てられるクリスマスローズですが、鉢植えの場合は鉢の選び方・土の作り方、そして季節ごとの管理などが大切になります。

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鉢植えのクリスマスローズの育て方 鉢

クリスマスローズを鉢植えで育てる場合、大切なのは鉢の大きさと素材です。

大きさに関しては、クリスマスローズは根を張る植物なので、根の生育が阻害されないように少し大きめのもの。

たとえば購入した苗を鉢に移し替えるような場合は、苗よりも少し大きな5号~7号鉢(直径15㎝~21cm)で、深めの鉢を選ぶのがおすすめです。

次に鉢の素材ですが、根腐れしにくいものということで、通気性の良い素焼き鉢が理想です。

プラスチックの鉢でも育てられないわけではありませんが、プラスチックの鉢で育てる時は水やりをより慎重に行う必要があります。

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鉢植えのクリスマスローズの育て方 土

クリスマスローズを鉢植えで育てる場合、土も大切な要素になります。

クリスマスローズは水はけの良い土・水もちの良い土、そしてややアルカリ性の土を好みます。

土を作るのが面倒な場合は、市販のクリスマスローズ用の培養土。

自分で作る場合は、赤玉土(小粒)5割、腐葉土3割、バーミキュライト2割、そして少量の苦土石灰を加えるとともに、清潔な土を作ることを心がけます。

鉢植えのクリスマスローズの育て方 置き場所

地植えとは異なり、鉢植えの植物は鉢の置き場所を変えるだけで、よりよい環境で育てることができます。

鉢植えのクリスマスローズは、季節によって鉢の置き場所を変えるのがおすすめです。

クリスマスローズにとって、春は開花後の時期になります。

春は、明るい日陰になる場所、風通しの良い場所、そして強い直射日光を避けて育てるのが理想です。

クリスマスローズにとって夏は休眠期になります。

鉢植えのクリスマスローズは、建物の陰や木陰など半日陰~日陰になる場所、風通しの良い場所に置きます。

特に夏の日の午後は日差しも強くなるので葉焼けをすることがあります。

また、風通しが悪いと病害虫が発生しやすくなります。

夏は、直射日光と高温多湿を避けられる場所で育てることが大切です。

クリスマスローズにとって秋は生育期です。

鉢植えのクリスマスローズは、明るい日陰から少しずつ日当たりの良い場所へ移動させ、株を充実させ花芽を形成させるようにします。

秋は日当たりと風通しの良い場所で育てるようにします。

クリスマスローズにとって冬は、花が咲く季節になります。

鉢植えのクリスマスローズは、日当たりの良い場所に置きます。

なお、クリスマスローズは寒さには比較的強い植物ですが、霜や寒風は苦手にしています。

鉢植えのクリスマスローズは、霜よけできる場所、雪に埋もれない場所、凍結しない場所に置きます。

場合によっては、室内に取り込むなどの対策が必要になることもあります。

鉢植えのクリスマスローズの育て方 水やり

鉢植えのクリスマスローズは、季節によって水やりの方法が異なります。

春と秋

春と秋は土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと与えるようにします。

ただし水やりが多すぎると過湿になり根腐れの原因になるので、土が湿っているような時は控えるようにします。

クリスマスローズの休眠期に当たる夏は、やや乾かし気味に水やりを行います。

目安としては数日おきに、土の表面が完全に乾いてから水やりを行うようにします。

鉢植えのクリスマスローズにとって何より大切なのは、過湿による根腐れを防ぐことです。

ただし、乾燥しすぎると枯れてしまうので、適度な水やりは必要です。

冬は土の表面が乾いたら水やりを行います。

ただし、水の量は春や秋よりは控えめにします。

また夜間に凍結しないようにするため、水やりは午前中の暖かい時間帯に行うようにします。

鉢植えのクリスマスローズの育て方 肥料

鉢植えのクリスマスローズは、季節によって肥料の与え方が異なります。

適切な時期に肥料を与えることで、株が充実するとともに花つきも良くなります。

なお、クリスマスローズはそれほど肥料を必要としないので、肥料の与えすぎはかえって株が弱る原因になります。

春のクリスマスローズは花後になります。

お礼肥として、緩効性肥料を一回株元に置くか、液体肥料を週に1回程度与えるようにします。

クリスマスローズにとって夏は休眠期になるので、基本的に肥料は与えません。

クリスマスローズにとって秋は、花芽形成を促す大切な時期です。

緩効性肥料を置くとともに、液体肥料を週に1回与えます。

この時期は、緩効性肥料と液体肥料の併用が理想です。

クリスマスローズにとって、冬は開花期です。

開花中の株に栄養を供給するため、液体肥料を月に1~2回程度与えます。

鉢植えのクリスマスローズの育て方 手入れ

クリスマスローズの手入れとしては、主に花がら摘みと古葉取りがあります。

花がら摘み

花がら摘みは、花が終わったら行う作業です。

クリスマスローズは花が終わったら、できるだけ早い時期に花茎を根元から切り取ります。

花がら摘みを行うことで種をつけさせることなく、株の体力を温存し弱るのを防ぐことができます。

※ クリスマスローズは種を採取することもできますが、種をつけさせると株が弱ってしまうので、特に目的がない場合は花が終わったらすぐに花がら摘みを行うのが一般的です。

古葉取り

秋になりクリスマスローズの新芽が出始めたら、前年の葉を根元からカットします。

古葉取りを行うことで、風通しがよくなり病気予防になるとともに、花が見えやすくなります。

その他

クリスマスローズは花がら摘みと古葉取りが大切な作業ですが、黄色くなった葉や傷んだ葉は、随時取り除くようにします。

鉢植えのクリスマスローズの育て方 病虫害

ここでは、病気と害虫に分けてお伝えします。

病気

クリスマスローズの病気としては、灰色かび病や黒点病などがあります。

病気を発見したら病変部をすぐに取り除き、殺菌剤を散布します。

なお、何れも風通しが悪いと発生しやすいので、鉢植えのクリスマスローズの場合は置く場所に注意すること。

また過湿や蒸れを防ぐために、花がら摘みや古葉取りなどの手入れを怠らないことが大切です。

害虫

クリスマスローズの害虫としては、アブラムシ・ヨトウムシ・ナメクジなどがあり、何れも春~秋に発生しやすいので定期的なチェックが必要です。

アブラムシは新芽や蕾に発生しやすいので、見つけ次第、手で取り除くか薬剤で駆除します。

ヨトウムシやナメクジは葉や花を食害するので、こちらも捕殺したり薬剤で駆除します。

鉢植えのクリスマスローズの育て方 植え替え・株分け

鉢植えのクリスマスローズは、根の張りが良く、放置していると根詰まりを起こすため、1~3年に一度の植え替えが必要で、時期は休眠期が終わった9月~10月頃が適期とされています。

植え替えの手順としては次の通りです。
  1.  これまで使っていた鉢から株を抜き、古い土を軽く落とします。ただし、根はあまり崩さないようにします。
  2.  根詰まりをしている場合は、傷んだ根をハサミで切り落とします。なお、病気防止のためハサミは清潔なものを使います。
  3.  株と鉢の間のスペースを確保するため、これまでよりも一回り大きな鉢に新たな土を補充し株を植えつけます。
  4.  植えつけた後はたっぷりと水を与えます。株の消耗を防ぐため、植え替え後数日間は半日陰で管理します。
なお株分けも植え替えの際に行いますが、根を傷つけないように慎重に行うことが大切です。

まとめ

赤いクリスマスローズ
この記事では、鉢植えのクリスマスローズの育て方を8つのポイントに分けてお伝えしました。

クリスマスローズは、冬から春にかけて花を咲かせる多年草で、丈夫で育てやすいことで知られていますが、毎年花を楽しむためにはいくつかのポイントがあります。

特にクリスマスローズは日本の高温多湿を苦手にしているので、夏をいかに乗り切るかが美しい花を楽しむための大きなポイントになりそうです。

 
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