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紅葉(もみじ)の花
秋になると様々な樹木が色づき、多くの人が紅葉狩りを楽しみます。紅葉(こうよう)する木の種類はたくさんありますが、その中でとりわけ人気なのが紅葉(もみじ)です。
では、紅葉(もみじ)は花を咲かせるのでしょうか。
この記事では、紅葉(もみじ)の花は咲くのか。
咲く場合の花の時期や、花の特徴などを簡単にお伝えします。
なお、紅葉は色づく様子を「こうよう」と言いますが、木の種類を表す場合は「もみじ」と表現します。
この記事では、紅葉(もみじ)の花についてお伝えします。
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紅葉(もみじ)とは
では、紅葉の花についてお伝えする前に、樹木の紅葉について簡単にお伝えします。紅葉は、一般的にムクロジ科カエデ属の落葉高木の総称で、自生するものだけで世界に約130種、日本ではそのうち30種近くがあります。
また、紅葉は人気の樹木のため品種改良も盛んで、さらに多くの園芸品種があります。
ところで、紅葉と似た樹木に楓(かえで)があります。
楓も紅葉もムクロジ科カエデ属で同じ仲間です。
楓は葉の形が蛙(かえる)の手に似ていたことから蝦手(かへるで) 、それが略されて楓(かえで)になったと言われています。
楓の葉は蛙の手のように切れ込みがありますが、葉の切れ込みが浅いものを楓、葉の切込みが深いものを紅葉という場合が多いようです。
もっともその境目はあいまいで、たとえば紅葉の中でも特に人気があるイロハモミジは、イロハカエデと呼ばれることもあります。
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紅葉(もみじ)の花は咲くの
結論を先にお伝えすると、紅葉は花を咲かせる樹木です。紅葉は被子植物に分類されますが、被子植物は花を咲かせた後、種のもとになる胚珠(はいしゅ)を心皮(しんぴ)が包みます。
紅葉は花が終わると、すぐに種を作り始め、外側の心皮はヘリコプターのプロペラのような形の翼果(よくか)になり、風の力で遠くに飛び子孫を残す仕組みになっています。
紅葉は花を咲かせ、種を作り、種を遠くに飛ばし、種が芽を出し成長することで、効率的な繁殖を可能にしています。
紅葉(もみじ)の花が咲く時期や特徴
品種によって紅葉の花が咲く時期や特徴は若干異なりますが、紅葉の花が咲く時期は3月から5月にかけてです。花の色は淡い赤色・赤紫色・黄緑色が多く、花は小さく房状に垂れ下がるのが一般的です。
紅葉の花が咲く時期は新緑の季節。
紅葉も例外ではなく、春は新緑が美しい季節ですが、紅葉の花は小さく、葉の陰に隠れているので、あまり目立たない存在と言えそうです。
まとめ
この記事では、紅葉の花は咲くのかとともに、花の時期や花の特徴などを簡単にお伝えしました。
紅葉は晩秋の紅葉(こうよう)がとりわけ人気で、春に咲く花は小さく目立たない地味な存在なので、注目を浴びることもほとんどありません。
ただ、紅葉は花も美しいので、春になったら眺めにいかれてはいかがでしょうか。
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