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春の甲子園大会とは
高校野球では春と夏の年2回、甲子園球場を舞台にして全国規模の大会が開催されます。この記事では、春に開催される「選抜高等学校野球大会」に出場する高校の選抜方法や2024年の出場枠などをお伝えします。
最初に、春の甲子園の特徴などを簡単にご紹介したうえで、春の甲子園の選抜方法や2024年大会の出場枠についてお伝えします。
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春の甲子園大会とは
春の甲子園大会と夏の甲子園大会の違い
最初に、春の甲子園と夏の甲子園の違いを簡単にお伝えします。春の甲子園と夏の甲子園の違いを列記すると次のようになります。
春の甲子園 | 夏の甲子園 | |
名称 | 選抜高等学校野球大会 | 全国高等学校野球選手権大会 |
主催 | 毎日新聞社・日本高等学校野球連盟 | 朝日新聞社・日本高等学校野球連盟 |
後援 | 朝日新聞社 | 毎日新聞社 |
出場チーム | 原則として32 | 原則として49 |
優勝旗 | 大紫紺旗 | 大深紅旗 |
春の甲子園大会の特徴
春の甲子園は、夏の甲子園と比較するとわかりやすいかもしれません。まず、出場チームです。
日本には47の都道府県がありますが、春の甲子園に出場できるのはそれより少なくなっています。
一方、夏の甲子園は都道府県ごとに少なくとも一校は出場できるようになっています。
春の甲子園は、出場できない都道府県があります。
次に、大会名称ですが春の甲子園には「選抜」、一方夏の甲子園には「選手権」の文字が使われています。
春の甲子園は選抜なので、予選を勝ち上がってきたチームが自動的に出場できるわけではないようです。
では、春の甲子園はどのような方法で選抜が行われるのでしょうか。
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春の甲子園大会の選抜方法
春の甲子園大会の名称は「選抜高等学校野球大会」。日本高等学校野球連盟(高野連)が春の甲子園に出場する高校を選びます。
通常、春の甲子園大会に出場する高校は32校です。
高野連は32校を一括で選ぶわけではなく、一般選考・明治神宮大会枠・21世紀枠に区分したうえで、それぞれの枠の中で選抜を行います。
では、それぞれの枠の基準はどのようになっているのでしょうか。
一般選考
一般選考で選抜されるのは29校。全国を北海道、東北、関東、東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州の10地区に分け、地区ごとに出場枠を割り当て、最終的には高野連が選抜します。
基本的に選抜はは、各地区で行われた前年の秋季大会の成績に基づきます。
ただし、夏の甲子園とは異なり出場できるのが都道府県ごとに1校ではないため、最終的には地域性も考慮され決定されます。
そのため、地区内では成績上位校より下位の高校が選ばれることもあります。
なお、選抜された高校が出場辞退をする場合に備えて、各地区では1~2校の補欠校を選んでいます。
明治神宮大会枠
各地区で行われる秋季大会が終了すると、各地区大会の優勝校が集まり、明治神宮大会が開催されます。この大会で優勝すると、優勝した高校が所属する地区の一般選考枠が1つ増えます。
したがって、明治神宮大会で優勝したチームが自動的に春の大会に出場できるわけではありません。
また選抜を行う高野連も「明治神宮大会枠」という扱いではなく、明治神宮大会で優勝した高校が所属する地区の一般選考枠が、1つ増えるという考え方をしているようです。
21世紀枠
21世紀枠は、2001年にできたため名前がつけられています。21世紀枠は地方大会で一定以上の成績を残した学校のうち、自然災害などで困難な状況にある・学業と部活動を両立しているなど、環境的な要因を加味して選抜が行われます。
野球の成績だけではない要素を加味したのが21世紀枠です。
2024年の春の甲子園大会の地域別出場枠
この記事の最後に2024年春の甲子園大会の地域別出場枠についてお伝えします。例年の春の甲子園大会の出場枠は全国で32校です。
ただし、記念大会で出場校が増えることもあれば、通常の大会でも各地区に割り当てられる出場校の数が変わることもあります。
ここでは、2024年の春の甲子園大会の出場枠についてお伝えします。
なお、2024年の春の甲子園大会は第96回選抜高等学校野球大会。
第100回のように筋目に開催される記念大会ではなく、通常の大会なので出場枠は32校です。
2024年春の甲子園大会の地域別出場枠
北海道 | 1 |
東北 | 3 |
関東・東京 | 6(関東4・東京1・比較1) |
東海 | 3 |
北信越 | 2 |
近畿 | 6 |
中国 | 2 |
四国 | 2 |
九州 | 4 |
21世紀枠 | 2 |
明治神宮大会 | 1 |
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