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野球の背番号の意味をプロ野球と高校野球にわけて簡単解説

高校野球の投手
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はじめに

この記事では、野球の背番号の意味をプロ野球と高校野球に分けて、簡単にお伝えしていきます。

プロ野球の場合、ペナントレースをテレビなどで観戦することができますが、顔だけで誰かを判断することが難しいこともあります。

でも、選手の名前と背番号が一致していれば、背番号で把握することができます。

野球を観戦する立場からすると、背番号の一番大きな意味はそのあたりにありそうです。

しかし、選手にとって背番号はもっと大きな意味を持っているようです。

野球は少年野球からプロ野球まで様々なレベルがありますが、ここではプロ野球と高校野球の背番号の意味を簡単にお伝えします。

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プロ野球の背番号の意味

プロ野球の背番号について、ルールや一般的に言われていることなど、内容ごとに分けてお伝えします。

背番号のルール

プロ野球では、背番号に関してルールがあります。

1993年以降、支配下登録されている選手は、00、0~99の背番号をつけることになっています。

2006年、育成選手の制度が始まると、育成選手の背番号は100番以上の3桁を用いることになりました。

育成選手は支配下選手になると、3桁の番号が2桁以下の背番号に代わります。

背番号を決めるのはだれ?

背番号は監督やコーチ、あるいは選手自身が決めるのが一般的です。

新人選手などは前者、FAなどで移籍した選手は後者の場合が多いようです。

チームによっては、過去に多大な功績をあげた選手の背番号を永久欠番としている事がありますが、それ以外で空いている番号をつけます。

また、最近では一部のチームで、シーズンオフに多くの選手の背番号を変更する、番号のシャッフルが行われることもあります。

背番号の意味

一定のルールに従えば、背番号の選別は自由です。

ただ、レギュラークラスの選手は若い番号、そうでない選手は大きな番号をつけることが多いようです。

さきほどシャッフルのことを書きましたが、前シーズンで活躍し次のシーズンでさらなる活躍が期待できる選手は大きい番号から小さな番号、逆の場合は小さな番号から大きな番号に変更という事例が見受けられます。

何れにしても、選手の奮起を促すという意味合いがあるようです。

投手の場合、エース級は10番台をつける傾向があります。

たとえば、巨人などは18番がエース番号と言われています。

これは、歌舞伎の言葉で「十八番」を「おはこ」と呼び、得意なものを意味するという縁起かつぎ。

あるいは、過去の巨人の名投手が18番をつけることが多かったためと言われていて、その伝統が今も生きているようです。

巨人のように18番をエース番号とするチームもありますが、他の番号をエース番号とみなしているチームもあります。

たとえば、中日は星野仙一投手がつけた20番、ヤクルトは松岡弘投手がつけた17番がエース番号と言われているようです。

背番号02をつけた選手

1993年、オリックスから阪神へ移籍した松永浩美選手は、当初、背番号2で試合に出場していました。

しかし、故障が相次いだことから「縁起が悪い」と背番号を02に変えています。

その後、背番号に関してのルールが定められ、松永選手も翌年には当時の福岡ダイエーホークスにFA移籍したため、背番号02は短い期間でなくなっています。

背番号222・234をつけた選手

ドミニカ共和国出身のエンリケ・ラミレス投手は、2007年に中日に育成選手として入団し、背番号222をつけました。

中日に1年在籍しましたが、支配下登録されることなく退団しています。

同じく中日の福敬登投手はは2015年のドラフト4位で入団。2016年は背番号34であったものの故障。2017年は、育成選手として契約、背番号も234に変更になっています。

その後、2018年に再び支配下登録選手になり、改めて背番号34をつけています。

育成選手は100番以上の3桁の背番号をつけることとされていますが、上限はないので200番台の選手が現れたようです。

もっとも、300番台以上をつけた選手は、この記事を書いている時点ではいないものと思われます。

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高校野球の背番号の意味

野球には守備位置ごとに定められた番号があります。高校野球の選手は、その守備位置ごとの番号が背番号になります。

それを表で示すと次のとおりです。

 
背番号守備位置
1投手(ピッチャー)
2捕手(キャッチャー)
3一塁手(ファースト)
4二塁手(セカンド)
5三塁手(サード)
6遊撃手(ショート)
7左翼手(レフト)
8中堅手(センター)
9右翼手(ライト)
試合に出場するのは9人で、レギュラークラスの選手は1番から9番までの背番号をつけます。

実際には、ベンチ入り選手もいて、そうした選手は10番以降の背番号をつけます。

ただし、空き番がないように番号をつけるため、仮にベンチ入りできる人数が18人であれば、選手は1番から18番までの連番をつけることになります。

高校野球で背番号1をつけるのは、いわばそのチームのエースです。

ただ、背番号1の投手が常に先発をしなければいけないわけでもなく、他の背番号をつけた選手が先発することもあります。

また、背番号1の投手が先発したけれど、試合の途中で背番号3(一塁手)をつけた選手と交代し、1番の投手が一塁、3番の選手が投手になる。

これは、ほんの一例ですが、実際によく見かけられる光景です。

高校野球の選手は、守備位置ごとの番号が背番号になるのが基本ですが、必ずしも一致させる必要はありません。

さいごに

この記事では、野球の中でもプロ野球と高校野球に絞って、それぞれが持つ背番号の意味を簡単にお伝えしてきました。

プロ野球と高校野球では、それぞれ背番号に大切な意味が込められています。

プロ野球だと、最近ではイチロー選手がつけた51番、松井選手がつけた55番など、割と大きな背番号が人気になっていますが、それでも若い番号がモチベーションの一つになっているのは間違いないところです。

また、高校野球で背番号10をつけるのは控え投手が多いと言われていますが、10番をつけている投手は背番号1をつけたいと思うことも多いのではないでしょうか。

何れにしても、選手にとって背番号は大きな意味があるようです。

 
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