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はじめに
山茶花(サザンカ)は、晩秋から春にかけて咲く花です。江戸時代より品種改良が盛んな山茶花は、現在、約300の品種があるともいわれています。
山茶花は丈夫で、花を咲かせるのもそれほど難しくないと言われていますが、それでも花が咲かないこともあります。
この記事では、山茶花の花が咲かない理由を4つに分けてお伝えします。
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山茶花の花が咲かない理由1 品種
山茶花は品種が多いのが特徴ですが、大きくわけるとサザンカ群・カンツバキ群・ハルサザンカ群の3つに分類され、それぞれ花期が少し異なっています。サザンカ群は、自生の山茶花に近く、花期は10月~12月。
カンツバキ群は、山茶花と椿の交雑種と言われていて、花期は11~3月。
ハルサザンカ群も、山茶花と椿の自然交配で生まれたものと言われていて、花期は12~4月。
山茶花全体で見ると、花が咲く時期は10月~4月ということになります。
しかし、10月に花が咲くのはサザンカ群で、カンツバキ群・ハルサザンカ群はまだ蕾。場合によっては、蕾さえできていないことも考えられます。
山茶花は、花の咲く時期が幅広いため、花が咲かないと勘違いすることが多い花木です。
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山茶花の花が咲かない理由2 植え替え
山茶花の花が咲かないのは、鉢植えにしていた山茶花を地植えにした場合に、よく見られる現象です。植え替えをすると、山茶花は成長しようと根を伸ばしますが、そちらに栄養がいき、蕾をつける余力がなくなります。
この場合は山茶花が成長すれば、蕾をつけ花を咲かせるようになります。
山茶花の花が咲かない理由3 剪定
山茶花は、強い刈込にも耐える丈夫な花木ですが、剪定の時期が大切です。山茶花の剪定は、花が終わった直後が最適で、それ以外の時期は徒長した枝を切る程度にするのが望まれます。
特に花芽ができる夏以降は、剪定を避けるのが無難です。
山茶花の花が咲かない理由4 日当たり・水はけ・風
山茶花は日陰でも栽培できる花木ですが、日陰では花つきが悪くなります。また、日当たりの良い場所を好むとは言っても、西日が当たる場所は避けることが望まれます。
そして、山茶花は水はけのよい場所を好み、水はけが悪く湿気の多い場所を嫌います。
さらに、椿に比べると寒さに弱いという特徴があるので、鉢植えでも地植えでも、冬の北風を避ける場所で育てることが望まれます。
山茶花の花が咲くためには、日当たりと水はけ、そして冬の北風が大きく影響します。
まとめ
この記事では、山茶花の花が咲かない理由を4つに分けてお伝えしました。それ以外で花が咲かない理由としては、施肥や病虫害があります。
山茶花の病虫害で多いのはチャドクガで、放置していると葉が食い荒らされるばかりでなく、樹勢にも大きく影響します。
もっとも、山茶花は一度花が咲くと、通常は翌年以降も花を楽しめる丈夫な花木です。
今回、ご紹介した山茶花の花が咲かない理由の中には、勘違いのようなものも含まれています。
ただ何か思い当たるようなことがあれば対処することで、すぐにではなくても花を楽しめる可能性も高くなりそうです。
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