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人日の節句の読み方や意味とは!どうして七草粥を食べるの

七草粥のイラスト
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人日の節句の読み方

この記事では、人日の節句の読み方や意味、合わせて人日の節句にどうして七草粥を食べるのかついてもお伝えします。

まず人日の節句の読み方ですが、人日の節句は「じんじつのせっく」と読みます。

それでは、人日の節句の意味と七草粥を食べる理由をご案内していきますが、その前に人日の節句を含む五節句について少し触れておきたいと思います。

五節句とは

日本では1年間に5つの節句があり、総称して五節句としています。

節句は季節の筋目を表す日で、五節句のそれぞれに年中行事が定められています。

節句は奇数の月とそれに重なる日と定られています。

具体的には3月3日、5月5日、7月7日、9月9日です。11月11日は五節句には入っていません。

どうして11月11日が節句にならないのかは諸説あるようですが、11月は2ケタの数字。

五節句を制定したのは江戸幕府で、制定した時点で1ケタの数字と同日だけを節句としたという説が有力なようです。

また、この法則にしたがえば、残りのもう一つの節句は1月1日になります。

しかし1月1日は、五節句に含まれていません。

1月1日を節句とはしない代わりに、改めて設けられた五節句の残り一つが人日の節句ですが、人日の節句はもう少し後でお伝えします。

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人日の節句以外の節句

それぞれの節句には、呼び名と恒例の行事があります。

ここでは人日の節句以外の節句について、読み方や行事を簡単にご紹介します。

 
月日読み方行事
3月3日上巳(じょうし)の節句又は桃(もも)の節句ひな祭り
5月5日端午(たんご)の節句又は菖蒲(しょうぶ)の節句五月人形・鯉のぼり
7月7日七夕(しちせき又はたなばた)の節句七夕
9月9日重陽(ちょうよう)の節句菊の花、菊酒
 
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人日の節句はいつ・どんな意味があるの

さて、人日の節句はいつでしょうか。

また、人日の節句には、どのような意味があるのでしょうか。

他の節句と同じルールであれば、人日の節句の日は1月1日になります。

しかし、1月1日は1年の始まりということで別格の日。節句以上の区切りの日ということで、1月1日は節句になっていません。

でも節句を定めないわけにはいきません。

そこで設けられたのが1月7日の人日の節句です。

では、どうして1月7日が人日の節句になったのでしょうか。

1月7日を人日の節句としたのは、中国の風習が影響をしているようです。

古代中国では、1月の始めの数日をそれぞれ動物の日と定め、その日はその動物を大切していたとされています。

具体的には、

 
1日
2日
3日
4日
5日
6日
7日
1月7日に大切にするのは人です。

1月7日は人を大切にするという意味で、犯罪者を処罰しなかったとも言われていました。

1月1日を人日の節句とはしなかった。しかし筋目の日として節句は必要。

そのため諸説ありますが、1月1日に代わり1月7日に設けられたのが人日の節句のようです。

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人日の節句にどうして七草粥を食べるの

前述のとおり、人日の節句には人を大切にするという意味があります。

そこで人日の節句では邪気を祓い、一年の無病息災を祈るようになりました。

それが七草粥の風習です。

七草粥は平安時代からあったとされていますが、それを人日の節句の公式行事としたのは江戸幕府。

七草の若葉を摘んで、人日の節句の朝に七草の入った粥を食べ1年の無病息災を願う。

七草粥にはこのような意味が込められています。

なお、七草とはせり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ) 、すずしろ(大根)の7つです。

さいごに

人日の節句に食べる七草粥の材料
七草粥の七草をみていくと、かぶや大根以外は普段から食べる食材とは言えません。

しかし、最近は新年を迎えるとスーパーなどでもかごに入った七草が販売されています。

もしかしたら、以前よりも七草は簡単に手に入るようになっているのかもしれません。

正直なところ、七草粥の意味についてあまり考えることもありませんでしたが、やはり無病息災でありたいもの。

科学的に根拠があるというものではなさそうですが、人日の節句の七草粥は大切な風習のようです。

なお人日の節句に食べるのは七草粥ですが、同じ冬の季節に「冬の七草」というのもあるようです。

 
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