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冬の七草は温かい鍋に使われる野菜で七草粥とは別物だった

野菜を使った鍋のイラスト
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冬の七草の名前とは

冬の七草には、どのような種類の植物が入ってくるのでしょうか。

この記事では、冬の七草と言われている7種類の植物の名前をあげて、それぞれの特徴を簡単にご紹介していきます。

ところで七草で思い浮かぶのは、春の七草または秋の七草ではないでしょうか。

また、知名度は高くはないけれど、戦時中の食糧難を背景にして生まれた夏の七草というのもあるようです。

ところが、冬の七草は有名でもなければ、誕生の背景もはっきりとはしていません。

さらに1月7日の人日の節句に七草粥を食べる習慣がありますが、概ね同じ時期であるとはいえ、七草粥と冬の七草はまったく違うものです。

冬の七草とはと聞かれても、その種類や名前を答えられる人はほとんどいないと思われます。

どうやら冬の七草は選ばれた根拠も明確ではなく、さらには冬の七草はこれだというような統一された見解もないようです。

それでも、一般的に言われている冬の七草は確実に存在をしています。

この記事では、一般的に言われている冬の七草にあげられている、7種類の名前と特徴についてご案内をしていきます。

それでは、冬の七草の名前をご紹介していきます。

 

冬の七草とは

1 ネギ(葱)

2 ハクサイ(白菜)

3 ダイコン(大根)

4 シュンギク(春菊)

5 ホウレンソウ(法蓮草)

6 キャベツ(甘藍)

7 コマツナ(小松菜)

 

の7種類の植物(野菜)になります。

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冬の七草(野菜)の名前と特徴

それでは、冬の七草に入る野菜の名前と特徴を簡単にご案内していきます。

冬の七草の名前1 ネギ(ヒガンバナ科)の特徴

ネギの種類としてすぐに思い浮かぶのは、長ネギと玉ネギ。冬の七草で登場するネギは、長ネギを指しているようです。

長ネギは、土の中で育った白い部分を食べる白ネギと、葉の部分を食べる葉ネギの大きく2つに分類をされます。

ネギは1年中見かけることのできる野菜ですが、基本的には春に種を蒔いて冬に収穫をして食べる野菜です。

冬の七草の名前2 ハクサイ(アブラナ科)の特徴

ハクサイは、結球しているもの、半結球しているもの、結球していないものと、大きく3つの種類があります。

もっとも馴染みがあるのは、結球しているハクサイではないでしょうか。

ハクサイも1年中見かけることのできる野菜ですが、これはハクサイが日本の多くの地方で栽培されているため。

基本的には、ハクサイは気温が低くなることで結球をするので、旬の時期は冬になります。
 

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冬の七草の名前3 ダイコン(アブラナ科)の特徴

ダイコンは、多くの種類があります。

長さもさまざまなら、太さもさまざま。色も白いものが知られていますが、赤いものや緑のものなどもあります。

ダイコンも1年を通して出回っていますが、春や夏に収穫されるものは辛みが強く、冬に収穫されるものは甘みが強いと言われています。

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冬の七草の名前4 シュンギク(キク科)の特徴

シュンギクが収穫されるのは主に冬です。

冬に収穫されるのに、どうして春菊というのでしょうか。

シュンギクが花を咲かせるのは春。

そして、シュンギクはキク科の植物で、葉の形も菊の特徴をしっかりと示していることから、シュンギク(春菊)の名前がつけられています。

シュンギクも1年中収穫をされていますが、香りが強いのは冬に収穫されるもの。

そのため、シュンギクの旬の時期は冬であると言われています。

冬の七草の名前5 ホウレンソウ(ヒユ科)の特徴

ホウレンソウは、ビニールハウスでの栽培も盛んなため1年中見かけることができます。

もっともホウレンソウは、霜が降りる頃になると甘みを増すとも言われているとおり、冬が旬の野菜になります。

ホウレンソウは、とりわけビタミンCが豊富な野菜として知られています。

風邪の予防にはビタミンCと言われていますが、おいしさもさることながら、栄養面を考えると冬には欠かせない野菜でもあるようです。

冬の七草の名前6 キャベツ(アブラナ科)の特徴

キャベツはさまざまな種類があり、1年を通してみることができます。

この中で、3月から5月にかけて収穫されるのが春キャベツ。

7月から8月にかけて収穫されるのが夏キャベツ。

そして、1月から3月にかけて収穫されるのが冬キャベツになります。

キャベツの旬の時期を厳密に規定するのは難しいようですが、出荷量が最も多いのは冬キャベツ。

そのため、キャベツの旬の時期は冬と考える意見も多いようです。

冬の七草の名前7 コマツナ(アブラナ科)の特徴

コマツナは、生育期間が1か月~2か月と短く、育てやすいので1年中見かける野菜です。

もっともコマツナは元々冷涼な気候を好み、特に霜が降りる時期になると甘みが増すと言われているので、旬の時期と言えばやはり冬ということになりそうです。

まとめ

この記事では、冬の七草といわれる7種類の野菜の名前と特徴を簡単にご紹介をしてきました。

冬の七草全体の特徴としてあげられるのは、知名度がないことと、選出の根拠が必ずしもはっきりとしていないことでしょうか。

また他の特徴としては、冬の七草の名前を見ていくと、すべてが野菜で、しかも多くの人が知っている野菜であることがあげられます。

冬と言えば1年の中でも最も寒い時期で、暖かい鍋物が恋しくなる季節です。

今回、ご紹介した冬の七草はすべてが鍋物にも使われることが多い野菜です。

冬の七草については、選ばれた理由がはっきりとはしていないものの、鍋物に適した野菜。

それが、冬の七草の選出根拠になっているのかもしれないですね。

 
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