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神社の鳥居のくぐり方のあれこれを分かりやすく解説します

神社の鳥居のイラスト
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はじめに

神社に参拝に行くとき、常に迷うのが参拝の作法で、それは鳥居をくぐるときから始まっています。

この記事では、神社の鳥居のくぐり方で、一般的に言われていることのあれこれを分かりやすくお伝えします。

鳥居をくぐる前(服装)

神社に参拝に行くときは、まず服装からチェックです。

基本的には平服でかまいませんが、神社によって、あるいは時期によって、服装のルールが厳しい場合もあります。

ホームページなどで確認できる神社については、事前にチェックしておくのがおすすめです。

鳥居をくぐるときの具体的な作法として考えられるのは、帽子などのかぶり物を取ることです。

神職などの冠や烏帽子類は例外になりますが、一般人が参拝するときは帽子を取ってから鳥居をくぐることが大切です。

もちろん、手をポケットに入れて鳥居をくぐる、ガムを噛みながら・ドリンクを飲みながら鳥居をくぐるなどの行為も避けるべきとされています。

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鳥居をくぐる前(一礼)

鳥居をくぐる前の作法として、必要なのが一礼です。

神社の鳥居の先は、結界が張られた場所です。神聖な場所に入るわけですから、鳥居をくぐる前に一礼します。

神社によっては複数の鳥居がありますが、基本的には鳥居をくぐる都度、同じ動作を行います。

ただ、数百の鳥居がある伏見稲荷大社のような場合は、大鳥居のみ一礼を行い、他の鳥居は省略するのが一般的とされています。

なお、鳥居に敷居がある場合もあります。こんな時は、敷居を踏まないで(敷居をまたいで)鳥居をくぐるものとされています。

服装も動作も、神様に対して失礼な行為にならないよう行動することが大切です。

鳥居をくぐる時(踏み出す足)

鳥居をくぐると参道があります。

参道を歩くとき、もっとも大切なのは真ん中を歩かないことです。

神社の参道の真ん中は「正中(せいちゅう)」で、神様が歩く場所です。参拝者は参道の端を歩くことが作法とされてます。

参拝者が歩くのは、参道の左側が一般的とされていますが、神社によっては仕切りなどで歩く場所が決められていることもあります。

そんな時は、指示に従って左側あるいは右側の端を歩くようにしてください。

鳥居のくぐり方で問題になるのは、鳥居をくぐるときに踏み出す足です。

鳥居をくぐると、その先には拝殿があり、さらにその先には本殿があります。

鳥居をくぐるときは、一礼をした後、本殿から遠い足から踏み出すものとされています。

具体的に、参道の左側を歩くときは左足から、右側を歩くときは右足から踏み出すものとされています。

その理由は、仮に参道の左側を歩く場合、右足から踏み出しを始めてしまうと、一瞬とはいえ、本殿の神様にお尻を向けてしまうためということのようです。

神様にお尻を向けないため、鳥居をくぐるときに踏み出す足が決まっているというのも、礼にかなっているように思われます。

なお、鳥居をくぐるとき、女性は右足、男性は左足から踏み出すという意見もありましたが、こちらについては理由を確認することができませんでした。

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鳥居をくぐる時(帰るとき)

参拝が終わり帰途につくときも鳥居をくぐりますが、この時の作法ははっきりとしていません。

一番、多く見受けられるのは、神域を出る前(鳥居をくぐり外に出る前)に、拝殿に向きを変えた上で立ち止まり、一礼をして鳥居をくぐるというものです。

この場合、鳥居をくぐる前に踏み出す足は、拝殿より遠い足になります。

参道の左側から外に出る場合は、立ち止まり一礼をしたら、左足を踏み出し鳥居をくぐることになります。

参道を歩きながら、左足・右足のどちらで鳥居をくぐるのかを考えて実行するのは、案外と難しいものですが、鳥居の直前で立ち止まり一礼の上、踏み出すのであれば難しい動作ではないと思われます。

なお、その他の意見としては、鳥居をくぐった後に向きを変え一礼をする。

あるいは、鳥居をくぐる時の一礼は作法にはないので、礼を禁止するわけではないけれど必要はないという意見もあります。

さいごに

この記事では、神社の鳥居のくぐり方のあれこれをお伝えしてきました。

神社の参拝については様々な作法があり、鳥居のくぐり方についても服装や動作などの決まり事があるようです。

もっとも作法は、神社によっても異なりますし、極端な話、参道を工事している場合などは例外を作らざるを得なくなります。

作法は一応の礼儀として大切であることは間違いないとしても、何より大切なのはご祭神への崇敬の心。

これだけは忘れずに、参拝をしたいものです。

 
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