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雑学

落語と講談の違いを3つにまとめてさらっと早わかり!

寄席のイメージイラスト

落語と講談の違いを3つにまとめてご紹介

江戸時代、寄席で培われ現代に続く芸能としてあげられるのが落語と講談です。

ところで、落語と講談はどこが違うのでしょうか。

何となく区別はつくのですが、具体的な違いをあげろと言われると少しとまどってしまいます。

そこで、この記事では落語と講談の違いを3つにまとめてご紹介することにしました。

興味のある方は、ぜひ、ご覧になってください。

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落語と講談の違い1 演者と道具

落語家のイラスト
落語を演じる人を、落語家または噺家と言います。

一方、講談をする人は、講釈師または講談師と呼ばれています。

次に使う道具ですが、落語は上方落語と江戸落語では少し異なります。

上方落語は、小さな拍子木(小拍子)、文机のような台(見台)、見台の前に置くついたて(膝隠し)とともに、扇子と手拭を使います。

一方、江戸落語は簡素化されていて扇子と手拭だけを使います。

講談は、落語の見台に似た釈台と張り扇が道具で、張り扇で釈台を叩きながら話すことに特徴があります。

落語と講談の違い2 話しの内容

落語は、江戸時代以降の庶民の暮らしにかかわるものが多いという特徴があります。そのため、著名な人物はあまり登場しません。

一方、講談は戦国時代以降のものが多いという特徴があり、具体的には軍記・政治に関わるもの・武勇談・仇討ち・逸話などがあります。

よく知られたものとしては、宮本武蔵・忠臣蔵・国定忠治・清水次郎長などがありますが、基本的には創作が多いようです。

そのため「講釈師、見てきたような嘘をつき」とも言われています。

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落語と講談の違い3 話し方

講釈師のイラスト
落語と講談では様々な違いがありますが、もっとも大な違いが話し方です。

端的に言えば、落語は「話す」や「演じる」という表現になりますが、講談は「読む」と言います。

落語は会話で話が進んでいきます。

会話があるということは、落語の場合は登場人物が複数いるということで、登場人物の話し言葉による会話で進んでいきます。

また、さらに重要なことは、落語には必ず「オチ」(サゲ)があります。

一方、講談は台本があってそれを「読む」芸です。

登場人物の会話がないわけではありませんが、基本的には第三者のような立場で説明を加えながら話が進行していきます。

そして落語との最大な違いは、講談は「オチ」がなくても成立をするということです。

落語は登場人物の話し言葉だけでなく、時には仕草を加えて話のリズムを作っていきます。

一方、講談は講釈師のナレーションと、張り扇で釈台を叩きながら話すことで話のリズムを作っていきます。

まとめ

この記事では、落語と講談の違いを3つにまとめてご紹介をしてきました。

落語と講談は、長い歴史があるだけに境界線が曖昧な部分もありますが、やはり明らかな違いがあります。

ただ、具体的な違いは何だと言われると戸惑いを覚えることもあるのではないかということで3つの違いをご紹介してきました。

落語と講談は歴史ある伝統芸能として、受け継がれてきています。

落語家と講釈師では、落語家の人数の方が多いようですが、何れも廃ることなくこれからも受け継がれていくと良いですね。