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大学三大駅伝とは
この記事では、2023年度の大学三大駅伝の日程・場所・コースの特徴・出場チーム数など、大学三大駅伝の概要をご紹介します。なお、大学三大駅伝は学生三大駅伝と表記されることもありますが、この記事では「大学三大駅伝」で記事を書き進めます。
では、最初に大学三大駅伝としてあげられている3つの駅伝大会の名称からご案内します。
大学三大駅伝とは
★ 出雲駅伝
★ 全日本大学駅伝
★ 箱根駅伝
です。
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大学三大駅伝1 出雲駅伝
大学三大駅伝のうち、最初に開催されるのが出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)で、2023年度は第35回出雲駅伝として開催されます。2023年度の日程
2023年10月9日(月曜日・祝日)。出雲駅伝は、原則としてスポーツの日に開催されます。
場所や特徴
出雲駅伝は、島根県出雲市で開催されます。出雲駅伝は6区間合計45.1km。一番短い区間は2区5.8㎞、一番長い区間は6区10.2kmです。
スタートは出雲大社正面鳥居前、ゴールは出雲ドーム前、スタートとゴールの場所が異なっています。
出雲駅伝の特徴としては、距離が短いこと、平坦なコースであることがあげられます。
そのため、出雲駅伝はスピード駅伝とも言われていて、順位の変動も目まぐるしいことが特徴的です。
また、出場できる選手は6人なので、よりスピードのある選手をそろえられる大学が有利になるのも出雲駅伝の特徴と言えそうです。
出場チーム
出場の第一の条件は、日本学生陸上競技連合普通会員であることです。出場チーム数は20校で、各地区ごとにチーム数が振り分けられます。
その振り分けは、基本枠と成績枠により決定され、大会ごとに地区からの出場チーム数は異なっています。
2023年度の出雲駅伝では、北海道地区1、東北地区1、関東地区10、北信越地区1、東海地区1、関西地区3、中国四国地区2、九州地区1と、合計で20の出場枠が定められています。
参考 2022年度の結果(上位10校)
1位 | 駒澤大学 |
2位 | 國學院大學 |
3位 | 中央大学 |
4位 | 青山学院大学 |
5位 | 順天堂大学 |
6位 | 創価大学 |
7位 | 法政大学 |
8位 | 東京国際大学 |
9位 | 東洋大学 |
10位 | 関西学院大学 |
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大学三大駅伝2 全日本大学駅伝
大学三大駅伝のうち、2番目に開催されるのが全日本大学駅伝(秩父宮賜杯全日本大学駅伝対抗選手権大会)で、2023年度は第55回全日本大学駅伝として開催されます。2023年度の日程
2023年11月5日(日曜日)場所や特徴
全日本大学駅伝は、愛知県名古屋市、弥富市、三重県川越町、四日市市、鈴鹿市、津市、松阪市、伊勢市を巡るコースで開催されています。全日本大学駅伝は、8区間106.8km。
一番短い区間は第1区の9.5㎞、一番長い区間は第8区(最終区)19.7kmで、全体的に前半の区間距離が短く、後半の区間距離が長いことが特徴です。
なお、スタートは名古屋市熱田区の熱田神宮西門前、ゴールは伊勢神宮内宮宇治橋前、スタートとゴールの場所が異なっています。
全日本大学駅伝の特徴は、全般的に平坦なコースであるものの、短い区間と長い区間が混在していること。
短い区間が多いためスピード駅伝の要素が強いものの、一番長い区間は最終の第8区。
第8区はスピードも持久力もある選手の戦いで、全日本大学駅伝のハイライト区間と言われています。
出場チーム
出場の第一の条件は、日本学生陸上競技連合普通会員であることで、第55回大会の出場チーム数は27校です。8校は、前大会で8位以内の成績を修めたチーム。
17校は、各地区から選ばれたチーム。北海道地区1、東北地区1、関東地区7、北信越地区1、東海地区1、関西地区4、中国四国地区1、九州地区1。
2校は、オープン参加の日本学連選抜チーム(東海を除く全国 7地区学連からの選抜)と東海学連選抜チームです。
参考 2022年度の結果(上位10校)
1位 | 駒澤大学 |
2位 | 國學院大学 |
3位 | 青山学院大学 |
4位 | 順天堂大学 |
5位 | 創価大学 |
6位 | 早稲田大学 |
7位 | 中央大学 |
8位 | 東洋大学 |
9位 | 明治大学 |
10位 | 東海大学 |
大学三大駅伝3 箱根駅伝
大学三大駅伝のうち、3番目に開催されるのが箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)で、2023年度は第100回箱根駅伝として開催されます。
2023年度の日程
2024年1月2日(火曜日)~1月3日(水曜日)。箱根駅伝は、例年1月2日と3日の2日間で開催されます。
場所や特徴
箱根駅伝は、1日目は東京都千代田区大手町をスタートとして神奈川県箱根町がゴール。2日目は箱根町をスタートとして大手町をゴールする駅伝大会です。
東京・箱根間は、往路が5区間で107.5km、復路が5区間で109.6km、往復路合計で10区間217.1kmのコースとなっています。
箱根駅伝の特徴は、全区間が20㎞以上と長いこと、往路第5区の山登り、復路第6区の山下りでは、それぞれ約860mの標高差があることです。
箱根駅伝は、選手の数とそれぞれの選手の能力がとりわけ重要になってきます。
出場チーム
例年の出場校は21校で、出場できるのは関東学生陸上競技連盟男子登録者に限られていました。(21校のうち1校はオープン参加の関東学生連合チーム)2023年度は第100回の記念大会ということで、出場チーム数は例年より2校多い23校、出場できるのは日本学生陸上競技連合男子登録者になっています。
23校のうち10校は、前大会で10位以内の成績を修めたチーム。
23校のうち13校は、2023年10月に開催される箱根駅伝予選会で13位以内に入ったチームです。
なお、関東学生連合チームの出場はありません。
参考 2022年度の結果(上位10校)
1位 | 駒澤大学 |
2位 | 中央大学 |
3位 | 青山学院大学 |
4位 | 國學院大学 |
5位 | 順天堂大学 |
6位 | 早稲田大学 |
7位 | 法政大学 |
8位 | 創価大学 |
9位 | 城西大学 |
10位 | 東洋大学 |
まとめ
この記事では大学三大駅伝とはということで、2023年度の大学三大駅伝の日程や特徴などをお伝えしました。
ところで、同じ年度の中で大学三大駅伝といわれるすべての大会に優勝したチームを「三冠」と称しています。
最後に、過去に大学三大駅伝の三冠を達成したチームをご紹介します。
1990年度 | 大東文化大学 |
2000年度 | 順天堂大学 |
2010年度 | 早稲田大学 |
2016年度 | 青山学院大学 |
2022年度 | 駒澤大学 |
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