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はじめに
この記事では、お盆にお供えするご飯について守りたいことと、お供えで避けたいものをご紹介します。ところで、お盆にお供えするご飯をどうするのかというのは、一種の作法のようなものなので、宗派や地域、あるいは家ごとに違うことも当然にあります。
言い換えれば、お盆にお供えするご飯についての絶対的な正解はありません。
しかし、お盆にお供えするご飯については基本的に守りたいことと、お供えで避けたいものはあるようです。
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お盆にお供えするご飯で守りたいこと
お盆になるとご先祖の霊が家に帰ってくるので、ご先祖様のためにご飯をお供えします。ここで大切なのは、基本的には炊き立てのご飯をお供えするということです。
ご飯を炊いたら、炊き立てで湯気が立っているものを、最初にご先祖様のためにお供えするのが望ましいと考えられています。
では、お供えしたご飯はいつおろすのかというと、湯気が立たなくなってから。時間にしたら20分~30分程度で、仏壇からおろすものとされています。
そして、そのご飯をどうするのかというと、基本的には家族で食べるようにします。
捨ててしまうのは避けたいことで、衛生上の理由などで食べられないという場合は、土に還すのが望ましいと言われています。
それ以外で守りたいこととしては、ご飯は炊いた時にお供えすればよいのであって、一日に何回も行う必要はないこと。
逆に、お供えしたご飯を冷えてもそのままにしておくのは、ご先祖様に失礼なので良くないこと。
また朝にお供えをして、一度おろし、改めて同じご飯を昼にお供えするのも同じ理由で良くないこととされています。
また一般的に、ご飯にお供えするときに使う器にふたはしないと言われています。
私たちがご飯を食べるときは、できれば炊きたてで温かいものを食べたい。そして、仮に器にふたがあっても、ふたを取らなければ食べることはできない。
私たちがご飯を食べるときとできるだけ同じ状況で、ご飯をお供えすることが大切なようです。
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お供えする時に避けたいもの
お供えするのはご飯に限られているわけではありません。たとえば、汁物・和え物・煮物、冷麦・そうめん、果物・お菓子をお供えすることもあります。
汁物や冷麦などは、ご飯と同じように短時間で仏壇からおろす。果物やお菓子は短時間でなくても傷んでしまう前に仏壇からおろす。
何れも食べられる状態にしてお供えをする。そして、その食べ物がおいしくなくなる前に仏壇からおろす。
ご先祖様に対して失礼がないようにするという前提はありますが、お供えはご飯以外にも様々にあります。
ただ、避けたいものもあります。
それは魚や肉です。
魚や肉は殺生につながるので、故人が好物だったとしても避けるべきで、煮物なども魚や肉などを使わないで作ったものをお供えすべきと言われています。
まとめ
この記事では、お盆にお供えするご飯について守りたいことと、お供えで避けたいものなどをご紹介しました。ご飯に限らずお盆にお供えするものについては、宗派や地域、あるいは家ごとに違う場合が往々にしてあります。
お盆にお供えするご飯についての絶対的な正解はないのかもしれませんが、何よりも大切なのはご先祖様を供養する気持ちであることは間違いありません。
宗派や地域の違いだけでなく、そうした気持ちを忘れずに仏壇のお供えも考えるのが大切なのかもしれないですね。
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