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蓮と仏教
この記事では蓮の仏教における意味などをお伝えします。蓮(ハス)はハス科の多年生水生植物で、夏の暑い時期に花を咲かせることで人気があります。
ところで、蓮は仏教と深い関わりがあると言われていますが、これは蓮の特性が大きく影響しているようです。
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蓮の仏教における意味
蓮は泥水のような情況でも、水中で根を成長させ、茎を伸ばして水面より高い場所に美しい花を咲かせます。仏教では、水面より下の泥水は現世で煩悩の世界、水面より高い場所を浄土の世界と考えます。
そして、水面の上の浄土に咲く美しい蓮の花は、清浄な境地を示すものとされています。
仏教では、蓮の花は煩悩を乗り越えた「悟り」の世界であり、「清浄な心」という意味を持つものと考えてられています。
また蓮の花の形は、仏が苦しみや悲しみから、人々を救い導いてくれる「慈悲の心」の象徴ともされています。
それ以外でも、蓮は泥水から美しい花を咲かせる強い存在であることから、仏教では「再生」や「永遠」を意味するとも考えられています。
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仏教における蓮の花の色別の意味
ここまで、蓮の仏教における全体的な意味についてお伝えしました。次に蓮の花の色が持つ、仏教における意味をお伝えします。
白は清浄をイメージさせる色であり、白い蓮の花は煩悩を滅した清浄な心を表しています。
紅色の蓮の花は、仏の慈悲の心(大悲)から生まれる救済の働きを示しています。
黄色い蓮の花は、仏の智慧や慈悲を表し、慈悲の心の象徴とされています。
仏教美術における蓮華座とは
仏教の寺院では、蓮の花や蓮の葉をかたどった装飾が、仏壇など各所に施されています。
また、仏像には蓮の花をかたどった台座が用いられていますが、これを一般的に蓮華座と呼びます。
仏教において、蓮の花は悟りや清浄を表していることから、蓮華座は仏が悟りを開き、清浄な境地に到達したことを示していると考えられています。
そして、蓮華座や仏像の様子は仏教の教えを表すもので、仏教を普及させる象徴的な存在ともされています。
蓮華座も仏像も、石・木・金属など様々な素材が用いられていますが、何れにしても蓮華座は仏教美術において象徴的な意味を持つ存在であると言えそうです。
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