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4月の行事と行事食
4月には、花祭りやお花見といった行事があります。この記事では、花祭りやお花見の行事食や、それぞれに込められた意味をお伝えします。
4月の行事と行事食 花祭りと甘茶
4月8日の花祭りには、甘茶という行事食が知られています。
ところで、花祭りとはどのような行事なのでしょうか。
花祭りは、4月8日といわれるお釈迦様の誕生日にちなんだ行事で、インドで生まれ7世紀頃には日本にも伝えられたと言われています。
元々は、潅仏会(かんぶつえ)・降誕会(ごうたんえ)などいくつかの呼称がありましたが、4月上旬が桜の季節であるため、明治時代以降は花祭りと呼ばれることが多くなっています。
花祭りでは、誕生仏の周りに草花を飾り、誕生仏に甘茶を注ぐとともに礼拝します。
また、甘茶は参拝者にもふるまわれます。
では、甘茶とはどのような飲み物なのでしょうか。
甘茶の原料は、ユキノシタ科のヤマアジサイの変種「アマチャ」で、アマチャの若い葉を収穫し、発酵させ乾燥させてお茶にしたのが甘茶です。
甘茶の葉そのものは苦いものですが、加工したものはとても甘い飲料になります。
特に砂糖などが高価だった時代には、とても貴重であったようです。
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4月の行事と行事食 お花見と花見団子
花祭りとは異なり、お花見は定まった月日はありませんが、桜の花が咲くころになるとあちこちでお花見が催されます。
そして、お花見の定番になっている行事食が花見団子です。
一般的に知られている花見団子は串に刺さっていて、色もピンク・白・緑というものが多いようです。
また、順番も上からピンク・白・緑になっていて、それぞれの色に意味があるとされています。
たとえば、ピンクは桃や桜の花、白は雪、緑は芽吹いたばかりの草などか知られています。
この説に従えば、春の訪れとともに地表から新しい草の芽が出ているが、その上には白い雪が残っている。
しかし、雪の上ではピンクの花が咲いている。
花見団子の色の意味については諸説ありますが、お伝えした意味はお花見の行事食である花見団子の意味として合っているように思われます。
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まとめ
この記事では、花祭りやお花見といった4月の行事の行事食の意味などをお伝えしました。特にお花見については、さまざまな食事を用意することも多いと思いますが、その中の一つに花見団子も加えて季節感を味わうのも良いかもしれないですね。
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