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日本三大銘菓とは!越乃雪と長生殿と山川の3落雁をご紹介

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日本三大銘菓とは

この記事では、日本三大銘菓についてご紹介をしていきます。

日本三大銘菓について公式な見解はありません。しかし一般的には、次の3つの和菓子が日本三大銘菓とされています。

 

その3つの和菓子とは

大和屋の越乃雪(新潟県長岡市)

森八の長生殿(石川県金沢市)

風流堂の山川(島根県松江市)

になります。

 

なお、日本三大銘菓に類似する「日本三大」については日本三大菓子処があります。

日本三大菓子処というのは老舗の和菓子屋が数多く存在する都市で、日本三大菓子処は一般的に金沢市、京都市、松江市と言われています。

この記事では日本三大菓子処ではなく、日本三大銘菓のそれぞれの特徴を簡単にご紹介をしていきます。

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日本三大銘菓とは

日本三大銘菓は、日本三大銘菓と言われることもあれば、日本三大和菓子と紹介されることもあります。日本三大銘菓と日本三大和菓子はどうやら同じ意味をもつようです。

日本三大和菓子という名称の場合、日本三大和菓子に入ってくるのは和菓子ということがわかります。しかし、日本三大銘菓は少しわかりづらいのではないでしょうか。

では日本三大銘菓の銘菓にはどのような意味があるのでしょうか。

日本三大銘菓の「銘」には、特にすぐれた物につけられる特定の名称という意味があります。日本三大銘菓の「菓」はもちろん菓子を意味しています。日本三大銘菓は、特定の固有名詞をつけられたすぐれた和菓子ということになりそうです。

日本三大銘菓について明確な定義が示されているものは見当たりませんが、この記事では「特定の固有名詞をつけられた和菓子」を日本三大銘菓として考えていきたいと思います。

日本三大銘菓1 大和屋の越乃雪(新潟県長岡市)

大和屋の越乃雪ができたのは江戸時代の1778年。長岡藩の藩主が病に伏せった時、大和屋が新たに菓子を作り藩主に献上したことに始まります。

その藩主の病気が治り、藩主からその和菓子の名前を下賜されて名づけられたのが「越乃雪」です。

越乃雪はもち米を細かく砕き、和三盆糖と合わせて押しものにしたものです。もち米はもちろん新潟県産。そして和三盆糖は四国産のものを使っています。

越乃雪の特色は四角いこと。なお、大和屋の越乃雪は和菓子の分類でいえば落雁(らくがん)になります。

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日本三大銘菓2 森八の長生殿(石川県金沢市)

金沢は加賀100万石前田氏の城下町。大藩であるがゆえに幕府からにらまれることが多かった前田氏は、幕府の監視を緩めるために金沢を文化の街として発展させることに務めました。

たとえば、お茶の世界に欠かせないのが和菓子。そのため金沢では和菓子が独自の発展を遂げ、今でも金沢は日本三大菓子処の一つにあげられています。

さて、森八の長生殿です。

長生殿の歴史は古く、江戸時代初期、加賀藩第3代前田利常より命じられて作ったのが始まりです。また、長生殿という名前は当時茶道や作庭家として有名な小堀遠州によりつけられています。

長生殿は北陸産のもち米の粉と四国産の和三盆糖を混ぜて、木型で押し固めたもの。長生殿の特色はさまざまな紋様があることで、季節に合わせた和菓子を楽しむことができます。

なお、森八の長生殿は和菓子の分類でいえば落雁になります。

日本三大銘菓3 風流堂の山川(島根県松江市)

松江市は、日本三大菓子処の一つにあげられています。その起源は、江戸時代後期の松江藩主である松平治郷の時代に遡ることができます。

松平治郷は困窮していた松江藩の財政を立て直すとともに、不昧(ふまい)の号を持つ茶人としても知られていました。

お茶に和菓子はつきもの。そのため松江藩では和菓子の製造が盛んになりましたが山川もその一つとされています。

しかし、山川はいつしかなくなってしまいます。その山川を復刻させたのが、大正時代の風流堂の第2代当主です。

山川はもち米の粉と和三盆糖を混ぜて、木型で押し固めたもの。山川の特色は、赤と白が対になっていること。赤は山の紅葉、白は川を表していると言われています。

なお、森八の長生殿は和菓子の分類でいえば落雁になります。

まとめ

抹茶と落雁
この記事では日本三大銘菓について、それぞれの特徴を簡単にご紹介してきました。

日本三大銘菓は、歴史のある和菓子で、当時の藩主などに銘をつけられたもの。また、原材料にもち米と和三盆糖が使われた落雁であるというのも特徴的です。

現在は和菓子、洋菓子とも種類が多く、むしろ落雁は目立たない存在になっています。

しかし、落雁は食べてみるとやはりおいしい。落雁は上品な味わいがあり、特に抹茶などとは抜群に相性がよい和菓子です。

これからも日本三大銘菓が廃れず、さらに流行っていくと良いですね。

 

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