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10月になると秋雨の季節が終わり天候も穏やかになってきます。
そして、秋の本番を迎える10月は、たくさんの花を見かけることができるようになります。
園芸店では夏よりもずっとたくさんの花に巡り合えます。
また、10月はハイキングシーズン。少し郊外に出ただけでも様々な花に出会うことができます。
では、10月の花といえば何でしょうか。
10月に楽しめる花はたくさんあるので選択に迷うところですが、今回はリンドウとガーベラを取り上げ、それぞれの花の特徴や花言葉をご紹介していきます。
リンドウの特徴と花言葉
リンドウは、本州から九州にかけて咲く多年生の植物です。
どちらかといえば湿った土地を好むので場所的には限定をされますが、それでも少し郊外に行けば野山や田の畦道などにも自生している花です。
リンドウは決して珍しい花ではなく、多くの人に親しまれています。また、園芸種としても有名なので秋になると園芸店で販売されています。
リンドウはカタカナで表記されることの多い植物ですが「竜胆」と漢字で表すこともあります。
本来「竜胆」は漢方の一種で、効能としては胃腸を丈夫にする、解熱作用がある、消炎作用があるなどが知られています。
その「竜胆」の原料の一つとして用いられるのが、リンドウの根です。
ではどうして「竜胆(りゅうたん)」という名前になったかというと、同じ漢方に「熊の胆(くまのい)」というのがあります。
この熊の胆は苦いことで有名ですが、リンドウの根はそれよりもさらに苦いことから「熊」の上をいく「竜」の字が用いられたと伝えられています。
そして「りゅうたん」が転じて「リンドウ」になったとも言われています。
この説が正しければ、名前としては「竜胆(りゅうたん)」が先で、「リンドウ」は後ということになります。
リンドウは秋に咲く花。地域によっても異なりますが9月から11月にかけて日本の各地で見ることができます。
花の色は青紫色。ただし、白い花をつけるシロバナリンドウという品種もあります。
また、草丈は低いものもありますが、高さ50センチ程度になるものもあります。
草丈の低いのは鉢植え、高いのは切り花。どちらも人気があります。
リンドウの花は茎の上に釣鐘型の花を咲かせます。花は一般には上を向いています。
リンドウの花の特徴は、晴天の日だけ花を開かせること。
もっとも秋の長雨の季節が終われば晴天の続く日が多くなるので、それだけ咲いたリンドウを楽しむことができます。
さてリンドウの花言葉ですが、青紫色という上品な色のイメージから「正義」「誠実」などがあります。
また、リンドウは群生することが少なく単独で咲くことが多い花なので「寂しい愛情」などという花言葉もあります。
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ガーベラの特徴と花言葉
ガーベラは、熱帯アジアやアフリカなどの暖かい地域が原産の多年生のキク科の植物です。
ガーベラは花の色が多いのが特徴で、黄色、オレンジ、ピンク、赤、白など華やかな色が心を和ませてくれます。
見かけが派手なのでキク科と言われると多少違和感がありますが、花の形は日本の菊とそっくり。
ガーベラをじっくりとみていると、キク科の植物であることに納得をします。
原産地は暖かい地域ですが、日本でも温室栽培などでたくさん栽培をされています。
元々、色の豊富さがガーベラの特徴です。さらに、最近は花の形も様々で一重や八重などの花弁を楽しむことができます。
花の形も花の色もたくさんあるのがガーベラの特徴です。
またガーベラは強い花、花持ちの良い花なので、鉢植えだけでなく切り花、そしてフラワーアレンジメントと多くの場面で重宝をされています。
ではガーベラの花言葉です。
ガーベラは花の色の明るさから「希望」「前進」などの花言葉が贈られています。また、丈夫さから「辛抱強さ」という花言葉も見受けられます。
さらに花の色が豊富なため、その花の色ごとの花言葉もあるようです。
さいごに 10月の花を楽しもう
10月になると9月にも増して様々な花を見ることができます。そして、その花を見ることで「秋のたけなわ」を感じることができます。今回は、リンドウとガーベラをご紹介しましたが、10月に楽しめる花は他にもたくさんあります。
季節も良いので外出の機会を増やして、より多くの花に会いたいですね。
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